神撃!!究極の竜 緑谷出久のヒーローアカデミア 作:ジャック・オー・ワンタン
オールマイトとかっちゃんと雄英に向けての特訓を始めてから月日が経ち……遂にこの日がやってきた。
「出久!頑張ってきてね!」
玄関で靴紐を結ぶ僕にお母さんは声を掛ける。
「大丈夫!」
ここまでやって来たんだ!もう悔いはない!
「行って……来ます!」
いつものようにお母さんに見送られ試験会場……雄英高校へと向かった。
そう、遂にやってきたのだ!雄英高校の入試が!
「ゴ、ゴクリ……こ、ここが雄英!」
雄英高校に到着し、正門と大きな校舎を見上げて息を呑んだ。
「おい!」
ふと後ろから声を掛けられ振り返るとそこにはかっちゃんが隣まで歩み寄って一緒に校舎を見上げる。
「かっちゃん、もう来たんだ。」
「当たり前だろうが。にしても……クソデカいなここ。」
「うん。」
冷たい風が僕らの頬を撫で、追い風となって背中を押し始めた。
「行こうか?」
「指図するな!あと……」
「ん?何?」
一歩前に出たかっちゃんは顔を向け鋭い目で睨みつける。
「てめぇ……落ちたら分かってんだろうな?」
「かっちゃん、縁起が悪いよ。大丈夫!そんな事は無いよ!一緒に受かろう!」
「ケッ」
その言葉にニヤけたかっちゃんは先に雄英の校舎へと入っていく。その後を追うように校舎の中へと入るのだった。
◇◇◇
『イェア!!ようこそ諸君!雄英高校へ!』
午前:筆記試験会場
聞き慣れた声の人がマイクを使って饒舌に僕ら受験生に声を掛けるが皆、緊張しているせいか無反応だった。
「凄い!プレゼント・マイクだ!よくラジオ聞いてたなぁ!」
ここで悪い癖が出てしまう。でも会場を取り仕切っているのはあの有名なプレゼント・マイクだ!興奮しない方がおかしい!
「まさか雄英の先生だったなんて……!彼の凄いところは実況だけじゃなくてその声を生かした戦闘がまた……ブツブツ」
「おい!君!」
「はっ!」
隣にいる七三分けの髪をした眼鏡の人が僕を睨みつけた。
「もうすぐ試験が始まるんだぞ?私語は謹んで貰えないか?」
「あっ……ご、ごめんなさい!」
ううっ……いつもの悪い癖が。
『そんじゃあ!お前ら!試験の説明は分かったか?イェア!!』
相変わらず試験の説明をしても受験生の緊張がほぐれることはなくプレゼント・マイクは遂に自分で答えるという火傷を負っていた。
『Are you ready?……GO!!』
彼の号令と共にタイマーが動き出し、筆記試験が始まった。こうして僕の雄英高校入試試験が火蓋を切って落とされたのだった。
◇◇◇
筆記試験が終わり会場を出た僕は背伸びをしながら外に出た。
「んーっ!終わったぁ!」
外の空気を吸いながら近くにあるベンチに腰掛ける。
「いよいよ実技試験か……」
そう呟きながら左腕を眺める。
「オールマイトと特訓を積んだ成果……見せないと!」
「おい!」
するとかっちゃんが僕の前に現れて声を掛けた。
「どうだったんだ?」
「うん!行けたよ!かっちゃんは……聞かなくてもいいか。」
「聞かなくても余裕に決まってんだろ!ドラデク!」
「はいはい」
怒ったかっちゃんを宥めながら僕は弁当箱を開ける。
「カツ丼か……お母さんこんな時まで。」
「俺は……卵焼きか……。」
隣に座るかっちゃんは自分の弁当箱を開けて呆然とするが黙々とそれを口に運んだ。僕も黙って弁当を口に運ぶ……僕らは一切会話をせず辺りに沈黙が流れていく。
「なぁ」
先にその沈黙を破ったのはかっちゃんだった。
「何?」
「お前はここ卒業したらどうする?」
「そりゃ……ヒーローになるよ?」
「ちげぇよ……あるじゃねぇか。その……なんだ!」
「事務所作るとか?そんな?……僕と?」
「バカか!なんでおめぇと一緒にヒーローしなきゃいけねぇんだよ!」
「いやぁ……そんな気がしたからさ。」
「……チッ、まぁ……悪くはねぇよ。」
「僕もかな。」
「驚かねぇのか?俺がこんな事言って。」
かっちゃんは鋭い目で見つめるも睨みはしていなかった。
「だって、かっちゃんがそういうの殆ど照れ隠しだから。」
「……悪かったな!」
照れはしないもののムギャオーと怒り出すかっちゃん。ほんの少し前まで僕の事を虐めていたのに今では共に張り合える親友であり、ライバルだ。
「そろそろ時間だ!頑張れよ!落ちたら……」
「落ちないよ。」
「は?」
キョトンとするかっちゃんの肩を叩き、僕は弁当箱を包むとすっと立ち上がった。
「それじゃあ、頑張ろう!」
笑顔を浮かべ、僕はかっちゃんに背を向け、去っていく。「あぁ!俺も負けねぇぞ!ドラデク!」去り際に彼がそう答えたのを耳に入れたまま。
◇◇◇
午後:実技試験
『Ladies and gentlemen!!さぁ!準備はいいか!リスナー!』
午前と同じくプレゼント・マイクの実況がスピーカーから流れる。場所は屋外、それぞれのエリアに分かれた僕らはそこで試験を受けることになる。
体操服に着替えた僕は緊張しながらも落ち着いた様子でプレゼント・マイクの説明を聞いた。
『さぁ!これが泣いても笑っても最後の試験だぜ!イェア!お前達にはこれから擬似敵と戦って貰い、そこでポイントを稼いでもらう!多く倒したら晴れて雄英生だ!』
「よし!」
準備運動軽く行い、スタートラインに身体を向けたその時だった。
号令も無いのに一斉に受験生達が走り出した。
「えっ!?ええっ!?」
『おいおい!何してんだ?よーいドンで始まるわけ無いだろう?敵はいつ現れるか分かんねぇからな!』
しまった!出遅れた!
「くっ……ごもっともだよ。でも!僕なら」
背中からバハムートの翼を広げ尻尾を生やすと、左腕を覆っていた袖を捲る。
「……追いつける!!」
そして、勢いよく大地を蹴るとその黒銀の翼を羽ばたかせ空を飛ぶのだった。
いよいよ試験会場へ……あの人やこの人が出たり出なかったりします。
バハ要素以外に追加して欲しいグラブルの要素
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六竜
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十天衆
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天司(ファーさん、バブさん含む)
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ゾーイ
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十賢者