神撃!!究極の竜 緑谷出久のヒーローアカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

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長らくお待たせしました!

入試編2話続けてお楽しみ下さい。


第9話〜入試『中編』〜

スタート時出遅れたがそれを巻き返す様に目にも止まらぬ速さで大空を羽ばき、一気に走っていた受験生を追い抜いて行く。

 

「なっ!?なんだぁ!?」

「そ、空を!空を飛んでるぞ!?」

「畜生!あんな個性の奴に負けてられるかよ!」

 

地上では僕を見上げて唖然とする者、負けずと走りを辞めないものが続出していた。

 

『おおっと!出遅れていた試験番号112番が先に先行したぜ!』

 

プレゼント・マイクの実況をよそに街角に現れた緑色の機械を見つける。

 

「あれか!」

 

緑色の機械……擬似敵は僕を見つけるとすぐに鉄の腕を振り上げて攻撃してきた。

 

「うぉぉおおおおっ!」

 

しかし、それよりも前に左腕のバハムートの鉤爪で硬い鉄の身体を持つ擬似敵を簡単に引き裂いた。

 

擬似敵には深い爪痕を残され、ガタンと倒れるとそのまま機能を停止して動かなくなった。

 

それに気づいたのか他の擬似敵が僕の前に立ち塞がる。

 

「まただ!」

 

やってきた擬似敵を見て僕は先程撃破した擬似敵の破片を掴み上げた。

 

「オールマイトとの特訓で編み出した技を……ここで!」

 

左腕に持った疑似敵の破片をそのまま勢いよく擬似敵の群れに振り落とした。

 

『アブタクス・フォース!!』

 

勢いよく落下した破片は小さいながらも擬似敵の群れを倒せるに足るだけの衝撃を放った。

 

その様子を駆けつけた受験生達は空いた口が塞がらない様子で見つめていた。

 

「ん?まだ生き残っていたのか?」

 

砂煙を上げる中、一体の擬似敵が目の部分を赤く光らせ僕に襲いかかる。

 

「遅い!」

 

しかし、その動きは最早僕には止まって見えていた。

 

左手を広げ、翼を駆使して滑空すると手のひらから青白い光を放つ。

 

『喰らえ……!レギンレイヴ!!』

 

青白い光は音を立てながら生き残っていた擬似敵の身体に風穴を残し、沈黙させた。

 

「ふぅ……粗方倒したかな?」

 

宙に浮きながら僕は瓦礫と化した擬似敵の残骸を見つめる。

 

「かっちゃんは別のエリアみたいだけど上手くやってるかなぁ?」

 

ふとかっちゃんの事を思い返したが直ぐに首を横に振る。

 

「大丈夫だよね、心配したら逆に怒りそうだし。今は自分の事だけ考えよう!!」

 

そう言い聞かせ気合いを入れ直した時だった。

 

「きゃぁぁぁ!!」

 

女の子の悲鳴が近くの街角で聞こえた。

 

「なんだ?」

 

ふとその場所に目をやるとそこには紫色の身体をした巨大な擬似敵がいた。

 

「あれは!」

 

今まで出てきた擬似敵とは違う部類……プレゼント・マイクは言及していなかったが午後の試験直前の説明書に書かれていたものだ。

 

ゼロポイント敵……エリアに一体だけ配置される敵でその名の通り倒してもポイントにならない敵だ。

 

「あれは……倒しただけでも……うん?」

 

するとそんなゼロポイント敵の足元に女子の受験生が腰を抜かしていた。

 

「なっ!?」

 

その子は気分でも悪くしたのか両手で口を抑えており個性を発動出来ずにゼロポイント敵をただ見つめているだけだった。

 

あの子が危ない!

 

考えるよりも身体が動いた。

 

「助けなきゃ!」

 

咄嗟の判断で近くにいた擬似敵に目もくれずゼロポイント敵まで翼を操る。

 

「おいおい!あのドラゴンみたいな奴、ゼロポイント敵まで飛んでいくぞ?」

「舐められたもんだな!俺たちようやく一体倒したとこだってのによ!」

 

地上で僕の姿を見た受験生達はゼロポイント敵まで向かう僕に首を傾げる。そこには筆記試験で隣に座っていた眼鏡の人も混ざっており、僕の行動に何か訳があるのでは?という顔をしながら見守っていた。

 

「うん?」

 

そんな彼らをよそにゼロポイント敵の近くまで行くとビルの屋上に立つマスクをした人を見つめる。

 

「どうしたの?大丈夫?」

 

僕は優しい声でビルの屋上に降り立つとマスクの人に話しかけた。

 

「ん?あぁ……お前はさっき擬似敵を一層していた奴か。俺は大丈夫だが……どうも悲鳴が聞こえたものでな。」

「さっき、空から見たら女の子が巻き込まれてたんだ。」

「何だと!?個性は?」

「使えそうになかった……。でも何処だったかな?」

「任せろ!そう言うのに関しては俺は得意だ。」

 

マスクの人はそう言うと自分の腕からもう一本の腕を生やし、そこから目を作り出した。

 

「な、何それ……。」

「俺の個性だ。気味が悪くて済まなかったな。」

 

そう言って片方の腕で生やした口で喋った。

 

「い、嫌……そうじゃなくて凄い個性だね。」

「俺は障子目蔵……個性は『複製腕』こんな風に腕を生やせるだけじゃなくて耳や目も生やせるそしてそれは普通のものよりも精度が上がるんだ。」

「成程……あっ!僕は緑谷出久……個性は見ての通りドラゴンに似た個性なんだ。」

「異形型か……にしても左腕から放つその力……。」

「ん?どうしたの?」

「いや、何でもない。それよりもさっきの女子……向こうにいる!!」

 

障子と名乗ったマスクの人はそう言うとゼロポイント敵の目の前を指した。

 

「もうそこまで!?行かないと!」

「本当に行くのか?」

「あの子が助けを求めている顔をしてた……だから!」

 

翼を広げた僕に障子は目を見開いて驚く。

 

「僕は……行くよ!」

 

そう彼に言い残すとそのままビルから飛び降り、再び飛翔するのだった。

 

◇◇◇

 

「ううっ……もう限界……うえっ」

 

ゼロポイント敵の目の前には茶髪の女の子が口を塞いで蹲っていた。

 

「ひっ!」

 

そんな彼女に無常にもゼロポイント敵の腕が振り上がる。

 

「……嫌、こんなのもう耐えられへん!」

 

諦めかけた女の子は次に迫る痛みとこの試験で落ちるという最悪の事態を覚悟した……その時だった。

 

「うぉぉおおおおおっ!!」

 

目にも止まらぬ速さで何者かが雄叫びを上げながら女の子の目の前に立った。突然現れた資格にゼロポイント敵は振り上げた手をそのままに後ずさりする。

 

「えっ?」

 

女の子はきょとんとした様子で目の前に現れた人影を見つめる。そこには人の背ほど位ある大きな黒銀の翼と尻尾生やした少年がゼロポイント敵を見上げて立っていた。

バハ要素以外に追加して欲しいグラブルの要素

  • 六竜
  • 十天衆
  • 天司(ファーさん、バブさん含む)
  • ゾーイ
  • 十賢者
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