side霊夢
「えっと入れないんですか?」
たしか・・・もうねずみでいいや・・・
「ダメよ、巻き込んじゃうから。
行くとしたら明久から連絡があってからね」
「でも、あれは危険なもので・・・」
「「え?あの程度のものが?」」
「「へ?」」
驚きね・・・あの程度で危険って・・・
はっきり言って、幻想郷の大半があの程度なら止めれるわね。
「でも気になるわよね」
「はい・・・」
「仕方ないわね・・・」
紫は扇を横に振ると、隙間が開き・・・
「明久君!?」
そこには戦っている明久と・・・
「・・・なんで彼が・・・」
「でも・・・あれ偽者みたいね・・・」
明久の師である遠野志貴がいた。
side明久
「はぁぁあ!!」
僕が横薙ぎに振るうと志貴はしゃがむように地に伏せ・・・
「・・・」
起き上がるようにしながら切り上げ、それを防いだ僕をそのまま蹴り飛ばした。
僕は後ろに飛び、蹴りを七ッ夜の腹で受け止める。
「っち・・・」
僕は即座に受け身を取ると、
ー閃鞘・七夜ー
「・・・甘い」
ー下段掬いー
スライディングでナイフを避け、そのまま切りかかってきた。
「くっ・・・」
僕はそれを横に避け、蹴りこむ。
志貴さんはそれをしゃがみ、距離を取って避ける。
さっきからそうだ・・・
八穿をすれば六兎で対応し、散華時雨は八点衝で・・・
一風は見切られるし・・・まるで・・・
「まるで弱点を知ってるみたいだね・・・おまけに喋ったのにも驚きだよ」
「・・・無駄だ」
「え?」
「お前の技は・・・全部知ってる。お前の願いだから・・・」
「へ~自我もあるか・・・」
「・・・お前では・・・俺は・・・倒せない・・・」
自我があるというより・・・再現しようとしてるだけかな・・・
「技もすべて知られてるか・・・」
多分火力に物を言わせれば勝てるかもだけど・・・やらない。
それに・・・
「いい加減アンタがその姿をしてるのはむかつく」
「・・・極死・七夜・・・でもそれも・・・」
「アンタは勘違いしてるよ・・・」
「・・・」
「アンタにすべての技が効かないのなら・・・」
僕は体をねじり・・・
「新しく作り出せばいい!!!」
僕はナイフを投げ、跳躍した。
そして志貴の首に腕を絡める。ここまでは極死・七夜だ・・・
その手が
「!!!」
僕は体をねじるようにし、志貴の背中にに向け倒れながら、
膝を曲げる。
「極死・・・」
両膝は正確に志貴の背骨を狙い、
「玖頭織(くずおり)!!」
『バキッ!!』
両膝が背骨にあたり、そのまま志貴の体はくの字にに曲がるようにしながら、
首、そして背骨を粉砕した。
僕は着地すると志貴の体は光となって砕けていく・・・
即席だし、要練習だな・・・着地失敗しかけたし。
「本当の志貴さんだったらどうかわからないけど・・・コレだけ言っといておくよ」
まぁ、意味はわからないだろうけどね。
「技を知ってるだけで絶対勝てるわけじゃない。
この世界に、絶対が当てはまるものなんてほとんどないんだよ。
ただ僕の思考を真似しただけのアンタに負ける訳にはいかないんでね」
「明久君!!」
後から声がし振り向くといそいで来るなのは達。
「明久!!無事?」
「うん」
「勝ったのね」
「偽者に負ける訳にはいかないよ」
それにここで止まるわけにもいかない。
ジュエルシードはまだある・・・あの子達のためにも・・・
ここで負ける訳にはいかない。
僕はジュエルシードを封印するなのはを見ながら、先のことを考えていた。