魔法少女か…え?僕? (休載?   作:只今更新凍結中

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なんか・・・OHANASI★を思い浮かべた僕は悪くないはず・・・


お話

 

夜。

 

「・・・」

 

「明久・・・」

 

「うん、多分ジュエルシードだね」

 

「気をつけて」

 

「うん」

 

回りに迷惑にならないように忍び足で部屋を出て旅館を抜け出し、ジュエルシードのもとに向かった。

旅館を出て少し奥のほうにある庭園にフェイトとあの時いた女性、そしてなのは達がいた。すでにジュエルシードの封印はすんでいるようだ。

 

「おやおや、子供はいい子でって言わなかったけ?」

 

彼女は人間形態を解き、狼の姿に変化した。

多分あれが本来の姿なのだろう。

 

「あの女の人、あの娘の使い魔だ!」

 

 ユーノが叫びながら彼女の正体を教える。

 

「使い魔?」

 

 聞き慣れない単語をおうむ返しに訊くなのは。

 

「簡単に言うなら、人工的な生命体のことだね。または召喚して契約した相手」

 

「明久君!?」

 

僕はなのはに使い魔について端的に説明すると、なのはは僕がいたことに驚く。

 

「そういうこと。主の敵となるものをこの爪と牙で引き裂くのが、あたしの役目ってわけさ!!」

 

言い終えた瞬間に狼は牙を剥きだしにして飛び掛かってきた。

 

「させない!!」

 

ユーノがなのはの肩から飛び出し魔法陣を展開する。

 

「なに!?」

 

狼は目を見開いて驚く。その隙をついてユーノは魔法を発動させる。

緑色の光が二匹を包み込む。光りが消えた後には二匹の姿はなかった。ユーノは自分と相手を別の場所へと飛ばしたようだ。

 

「強制転移魔法・・・・いい使い魔を持ってる」

 

フェイトは静かな声で言う。

 

「ユーノくんは使い魔じゃないよ。わたしの友達!」

 

なのははデバイスを起動させ、

 

「明久君・・・」

 

「・・・了解、手出ししないよ。好きにしなよ」

 

「ありがとう!!」

 

なのはは飛び上がり、フェイトの近くに行くと、

 

「ねえ、どうしてあなたはジュエルシードを集めるの?」

 

なのははフェイトに問い掛ける。なぜジュエルシードを狙うのか、何が目的なのか。

 

「答えても・・・・多分意味がない。それに君もジュエルシードを集めているなら、私たちはジュエルシードを巡って戦う敵同士ってことになる」

 

フェイト・・・・それは少し乱暴な見解じゃないかな?

 

「だから!そういうことを簡単に決めつけないために、話し合いって必要なことだと思う!そんなことを言ってたら、誰とも分かり合えないままだよ!」

 

なのはは叫ぶ。どこまでも真っ直ぐに・・・しかし・・・

 

「言葉だけじゃ伝わらない。思いだけじゃどうにもならない」

 

確かにそれもそうだ。でも、だからと言って話さない・・・ってのもダメだと思う。

 

「でも!」

 

なのはは尚も話しかけようとするが・・・

 

「賭けて!お互いのジュエルシードを一つづつ!!」

 

フェイトはなのはの言葉を遮りデバイスを向ける。それはこれ以上の話し合いは無用と言外に語っていた。

二人はじっと睨み合い、微動だにしない。僕はその様子を見守る。

手は出さないと約束した。だから勝っても負けても、手出しはしない。

まぁ、危険な時は手を出すけど。

 

「「!!」」

 

 同時に二人は激突した。

 

 

____________

 

 

 

 

 

戦いは今のところ互角のように見えるが実際はフェイトがやや優勢だね。やはり魔導師としての経験はフェイトの方に一日の長があるようだ。それでもなのは以前よりは動きも格段に良く、何とか凌げているが・・・長くは保たないだろう。

フェイトはなのはの油断を突き、一瞬でなのはの懐に入り込みバルデイッシュの刃をなのはの喉元に突きつける。

レイジングハートがジュエルシードを排出した。

 

「レイジングハート!?」

 

突然の相棒の行動に驚くなのは。

 

「きっと、主人思いの良い子なんだ」

 

フェイトがレイジングハートを称賛する。フェイトはそのままジュエルシードをバルデイッシュに収納する。

刃を引いて離れるフェイト。そして僕を見るが、

 

「約束だからね、手出しはしないよ」

 

「そう・・・アルフ、帰るよ」

 

主人の命を聞いた狼は人型になり駆け寄る。

アルフって言うのか。

 

「やったねフェイト~。さすがあたしのご主人様だよ♪」

 

主の手柄を我がことのように喜ぶアルフ。

フェイトはこちらを向き静かに告げる。

 

「もうこれ以上ジュエルシードに関わらないで。次は、手加減できなくなるかもしれない」

 

それだけ告げるとフェイトは背を向けて飛び去ろうとする。

 

「ま、まって!あの、名前・・・あなたの名前を教えて!」

 

なのはがフェイトの背中に呼びかける。

 

「・・・・・・・・・・フェイト・テスタロッサ」

 

フェイトは自分の名をなのはに告げた。

 

「わ、わたしは・・・・」

 

なのはは自分の名前を言おうとしたが、言うより先にフェイトは夜の空へと飛び去って行った。

 

「じゃ~ね~、おチビちゃんたち」

 

アルフもフェイトの後を追い、飛び去った。

 

「・・・」

 

「・・・なのは・・・」

 

「負けちゃったね・・・」

 

「あ、明久!?」

 

ユーノがなんか言ってるけど無視だ。

 

「・・・うん・・・」

 

「で、どうするの?」

 

「え?」

 

俯いていたなのはは顔を上げ、

 

「あきらめるのかい?たった一度、負けただけで・・・あきらめるかい?」

 

失礼なのは承知にうえだ。でも・・・

 

「・・・ううん!!何度だって・・・何度だって話しかけてみせるの!!」

 

彼女は強い意志を秘めた眼差しで僕を見る。

 

「・・・了解。なら、頑張ろう?」

 

「うん!!」

 

しかし最初の問題は・・・戻ったらどうしようか・・・

絶対・・・恭也さんあたりが探してそうだ・・・

 

 

 

 

 

 

 

感は当たっていた。

 

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