数日・・・とりあえず魔法の知識・・・そして魔力の扱いに関して練習し、体力付けもしてたのだが・・・
「なのはってまったくと言っていいほど体力無くてさ・・・」
「女の子だし仕方ないんじゃないの?」
「いいや、それがさ・・・どうも運動音痴を理由にやってなかったみたいで・・・」
「それはきついわね・・・(苦笑」
僕は家でお茶を飲みながら紫達と話していると・・・
「「「!!」」」
この感じ・・・フェイトのものじゃないな。とすると、アルフか?
結界も無しに魔力放出とは・・・
「この感じ・・・あの時絡んできた奴のよね?」
「フェイトの使い魔らしいよ」
「何考えてるのかしらその子達・・・」
「とりあえず・・・行ってくるよ」
「私も行く」
「気をつけてね~」
僕と霊夢は窓から飛び立つと問題の場所えと向かった。
Sideなのは
ユーノくんと一緒に街を歩いてジュエルシードを探していたら、突然魔力を感じた。
ユーノくんが結界を張ってくれたから、町の人に気付かれずに済んでよかったの・・・
私も気持ちを切り替え、
「レイジングハート、お願い!」
〈スタンバイ・レディ、セットアップ〉
私はいつものバリアジャケットを身に着け、杖になったレイジングハートを握りしめる。
「行くよ、ユーノくん、レイジングハート」
「うん」
〈オールライト〉
フライヤーフィンを展開して私はジュエルシードの所へ飛んだ。
光の下に来ると、路の真ん中あたりにジュエルシードが浮いていた。私は道路に下りて、レイジングハートを変形させ、ジュエルシードに狙いを定める。フェイトちゃんもデバイスをジュエルシードのジュエルシードに向けていた。
「リリカル・マジカル・・・」
「ジュエルシード、シリアルⅩⅨ」
フェイトちゃんも同じように言葉を紡ぐ。
「「封印!!」」
私とフェイトちゃんの声が重なり、私たちは全く同時に、ジュエルシードに魔法を放った。
私たちの魔法がジュエルシードに当たり、封印は完了した。
「なのは、早く確保を!」
ユーノくんが言ってくる。
「そうはさせるかい!」
あの狼のお姉さん・・・・アルフさんだっかな?彼女が私を阻もうと上から襲いかかってきた。でも、寸でのところでユーノくんが防御壁を張ってくれたおかげでアルフさんを退けられた。
「ありがとう、ユーノくん!!」
私はユーノくんにお礼を言い、改めてジュエルシードを挟んでフェイトちゃんと向かい合う。
「ねえ、フェイトちゃん。私達にはお互いに目的がある。どうしても果たしたい目的が。だからぶつかり合うのは仕方がないのかもしれない。だけど・・・・・私は、やっぱり知りたいんだ」
「・・・・?」
「この間は、ちゃんと自己紹介できなかったけど、私、なのは、高町なのは。私立聖祥大附属小学校の三年生」
私はまず自分の名前を伝える。
でも、フェイトちゃんは、かまわず前の様にデバイスを鎌の形に変形させて、それを私に突きつける。私もレイジングハートを両手で持って構える。
どうして、そんな寂しい目をしているのかを・・・・・
少しの沈黙の後、私達は合図もなしに、同時に動いた。
私とフェイトちゃんはお互いに夜の街を縦横無尽に飛び回り、お互いの魔法を撃ち合う。私も初めの頃よりは大分、魔法を使うのにも慣れてきたけれど、それでもやっぱり明久君の言うとおりフェイトちゃんは強い。どれだけ魔力弾を撃っても、かすりもしない。全部避けられてしまう。スピードはフェイトちゃんの方が圧倒的に上だ。
フェイトちゃんも隙を見ては黄色い電撃を私に放ってくる。私はそれを紙一重で躱す。うん、やっぱり思った通りだ。この電撃、威力は凄いけど、狙いがなんだか、単調で避けやすい。
すると、いきなり私の前からフェイトちゃんが消えた。・・・ううん、違う。
〈フラッシュムーブ〉
私はほぼ反射的に魔法を発動させていた。私の体は一瞬だけど高速で移動する。移動した場所は、私の後ろに来ていた、フェイトちゃんのさらに後ろ。多分、フェイトちゃんは私が使った魔法と同じような魔法で私の後ろに回って、私の首か頭にデバイスを撃ち込んで気絶させるつもりだろうけど、そう簡単にはいかないの!!その動きは明久君でこりごりなの!!!
私は魔力弾を形成し、撃ち出す。
しかし、フェイトちゃんは一瞬早く、魔法で私の攻撃を防いだ。私はさらに追い打ちをかけるようにデバイスをフェイトちゃんに向ける。フェイトちゃんも素早くデバイスを向ける。
「フェイトちゃん!」
私はフェイトちゃんに向かって叫ぶ。届くかどうかはわからない。でもやらずにはいられない。
「言葉だけじゃ、思いだけじゃ、何も伝わらないって言ったけど、だけど言葉にしなきゃ伝わらないこともきっとあるよ!」
私はさらに言葉を紡ぐ。
「ぶつかりあったり、競い合うことになるのは・・・仕方がないのかもしれない。でも!なにも分からないままぶつかり合うのは、私は嫌だ!」
私の思いをフェイトちゃんに伝える・・・
「私がジュエルシードを集めるのはユーノくんを手伝いたいから。ユーノくんは自分の失敗に責任を感じてた。良く知らない世界で、たった一人で頑張ろうとしてた。私はそんなユーノくんの力になってあげたかった。それが理由の一つ。もう一つは、私が住んでいるこの町を護りたいから。この町に一緒に暮らしている、大切な家族や友達を護りたいから」
「・・・」
私の言葉をフェイトちゃんは黙って聞いていた。これで少しでも私の気持ちが伝わってくれたら。
「・・・私は」
「フェイト!答えなくていい!」
「っ!」
フェイトちゃんが何か言いかけたところをアルフさんが遮った。
「優しい人たちに囲まれて、ぬくぬく育ってる甘ったれたガキんちょに言うことなんか何もない!あたしたちの最優先事項はジュエルシードの捕獲だよ!!」
アルフさんの言葉を聞いたフェイトちゃんは、私に背を向けてジュエルシードへ飛んで行った。私も慌てて後を追う。そして間近に来たとき、私達はお互いのデバイスをジュエルシードを挟み込むようにぶつけた。
でも次の瞬間、
『キィィンンンンンンン!!!』
「くっ!?」
「にゃ!?」
耳が痛くなるほどの轟音と共にジュエルシードから凄まじいまでの閃光が溢れ出した。
『ピシッ・・・』
「「あっ・・・」」
そして同時にレイジングハート達にひびが入り、
ジュエルシードからあふれた魔力が迫ってきた。
「あ・・・」
ダメ・・・そう思った瞬間、
『ガシッ!!』
「「へ?」」
いきなり掴まれ、そして視線の位置が変わっていて・・・隣にはフェイトちゃんも抱えられていた。
そう・・・明久君が、私とフェイトちゃんを両脇に抱えていたの・・・
side明久
何とか間に合ったか・・・
僕は何とか二人を抱え、ユーノ達の位置まで連れて行くと、
「霊夢、皆をお願い」
「ちょっと、アンタ・・・」
アルフが近づいてくるけど、
「はいはい、話は後でね」
僕は霊糸でアルフを縛り付ける。
「な!?ちょっと!?なにこれ!?」
「危ないから動かないで。じゃあ行って来る」
僕はジュエルシードに近づく。
こんな感じで暴走したものは、専用の封印をするか、
それ以上の魔力で押しつぶすしかない。
しかし普通こんな魔力を持ってる人なんていないだろうし、
僕はその封印を使えない・・・
でも、それは
僕はジュエルシードを掴むと、まるで暴れるようにジュエルシードは魔力を撒き散らす。
「いいかげん・・・」
しかし僕はそれを超える量の魔力を手に集中し、
「黙ってろ!!」
一気のジュエルシードの魔力を押しつぶした。
「「「「嘘・・・」」」」
手を開くと、ジュエルシードは沈黙していた・・・
まぁ、封印はしていないから、また反応しそうだが・・・
僕は結界を張り、彼女達に近づくと・・・
『ビシッ!!』×2
「「いた!?」」
なのはとフェイトの頭にチョップをし、
「あ、明久君。あにするの!?」
なのは、舌が回ってない。
「・・・あう・・・」
フェイトは痛かったのか涙目でさすっている。
しかしだ・・・コレは言わないといけないこと・・・
「な・に・を・考えてんだ?君たちは・・・」
「「は、はい!!」」
「いくら封印したからって近くでどんパッチしたらダメなのはわかってるでしょ?」
「「そ・・・その・・・」」
僕は二人の頬に触れると・・・
『グニ~ッ!!』
つねった。
「「いふぁい!?いふぁいよ!!」」
「自分達がどんだけ危険なことをしたのか解ってるのか!」
「ご、ごめんなひゃ~い。(泣」
「あ、あうぅ・・・」
「明久そこまでに・・・」
「ちょ、ちょっとあんた、フェイトに何して・・・・」
ユーノとアルフが止めにくるが、
「二人は黙ってろ!!それ以前に止めなかった二人も悪いんだぞ!!」
「「は、はい!!」」
アルフとユーノはその場に正座した。
僕は二人の頬を離すと、
「お願いだから・・・心配かけさせないで・・・」
「「はい・・・ごめんなさい(なの)・・・」」
とりあえず・・・
「霊夢。結界お願い。簡単にはやったけど」
「大丈夫よ」
「じゃあ二人とも・・・勝負をしてもらうよ」
「「え?」」
_________
勝負・・・それは・・・
「「じゃんけんポン!!」」
「何でじゃんけん?」
「安全だから。文句あるのかな?(ニコッ」
「「いえ!!まったく持ってありません!!」」
「勝った!!」
「負けたの・・・」
フェイトが勝ったみたいだね。
フェイトはジュエルシードに近づくと封印し、回収する。
「あたし達は帰るね」
フェイトとアルフは飛んでいった。
「負けちゃったの・・・」
「まぁ、運次第さ。どうだった?話せた?」
「・・・うん、少しだけだけど」
「そっか・・・じゃ、帰ろうか」
僕はなのは達と別れ、霊夢とならんで帰っていた。
「明久」
「なに?」
「あの時、あの子に何飲ませたの?」
見えてたか・・・僕はフェイトの頬を引っ張った時、
2つの薬を口に突っ込んでいた。
「1つは栄養剤。もう一つは・・・傷薬だよ。」
あの時、彼女の体にはたくさんの傷が見えた。
「・・・調べる必要がありそうだよね・・・」
紫に頼むか・・・