アースラから帰ってきて次の日、僕達は学校に来ていた。
休んでた理由は、風邪と言うことにしておいた。
今はお昼休みの時間。なのはとアリサとすずかの四人で屋上に上がり、弁当を食べていると、
「ねぇねぇ!! 今日は家に遊びに来ない? 久しぶりに」
そういや、この頃出かけたりしてないな・・・
「うん、じゃあお邪魔するね」
「よかった、すずか、あんたも来るでしょ?」
「うん、もちろんだよ」
「明久、あんたまだ私の家に来た事無かったわよね?ちょうどいい機会だから来なさい。これは決定事項よ!!」
「・・・僕の意思は?」
「な、なによ・・・私の家に来るのは嫌なの?」
落ち込むアリサ、いや、そういう意味じゃないんだけど・・・
「一応聞いてみただけ。大丈夫だよ」
「そ、そう・・・ま、まぁ当然よね!私が誘ったんだから!!」
なんと言うか・・・美波に似ているな・・・
「ふふっ・・・」
「な、なによすずか?」
「アリサちゃん、とっても嬉しそう」
「なぁ!?」
「久しぶりだからたくさんお話したいもんね。もちろん私も明久君とお話したいけど」
「うう・・・//」
アリサの顔は真っ赤だ。やっぱり、見ていて楽しいな。
「そ、それよりこれ見てよ」
話題を変えるように携帯を取り出し、
「昨日犬拾ったのよ。凄く大きくてオレンジの毛色で、額に宝石みたいなのが埋まってる子。なんか怪我してたから獣医に診せて治療させたんだけど・・・」
画面に移っていたのは・・・
『(明久君、これって・・・)』
『うん、間違いない・・・アルフだ・・・』
「明久?」
「どうしたの?」
「・・・いや、知り合いの飼い犬に似ていてつい・・・」
そう言って僕は携帯電話をアリサに返す。
何かあったのだろうか・・・
放課後、早速アリサの家に向かった。執事さんに通されて大きな門を潜る。すずかの家も大きかったが、アリサの家も負けていなかった。
「こっちよ、ついて来て」
アリサについて歩いていると、やがて一つの檻の前までやって来た。
そこには、傷つき、包帯だらけのアルフの姿があった。
「どう、明久?知り合いの犬に似てるって言ってたけど・・・」
アルフが反応し、立ち上がろうとしたが、力無く倒れる。
「うん、間違いない。知り合いが探してた子だ」
「そっか、よかった~」
「一応だけど確認したいから、遊んでていいよ?」
「え?でも・・・」
「・・・行こう、アリサちゃん、すずかちゃん」
「ちょ、ちょっとなのは!?」
「なのはちゃん?」
空気を呼んでくれたのか、なのははアリサ達を連れて行ってくれた。
『(あ、明久)』
「うん」
『(お願いだよ明久・・・あの子を・・・フェイトを助けてやっておくれよ・・・)』
アルフは弱々しい声で説明してくれた。プレシアさんのフェイトへの仕打ち、プレシアさんに戦いを挑んだ事、そして救援を呼ぶために転移したこと。
「・・・」
僕は柵の間に手を突っ込み、
『ポフッ』
『(え?)』
「大丈夫だよ、アルフ。絶対、助けるから」
頭を撫でていると、
『(うぅ・・・)』
「泣きたいなら泣けばいい。大丈夫、見てないから」
『(ありがとう・・・明久)』
僕はアルフのすすり泣く声を聞きながら、静かに頭を撫で続けた。
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『(すまないね。恥ずかしいとこ見せちゃって////)』
「何のことかな?僕は何も見てないし」
『(ふふ、そう言う事にしておくよ)』
「さて、じゃあリンディさんに繋げるか。
説明、大丈夫?」
『(あぁ)』
僕はリンディさんに繋げると、アルフは自分の知っていることを全て包み隠さず話した。フェイトのこともプレシアのことも一つ残さず。
それから僕となのはは、リンディさん達と話し合い、なのはがフェイトとお互いが持っている全てのジュエルシードを賭けて決闘をするということになった。
アルフに頼んでフェイトに連絡を取りつけてもらいこちらの提案を伝えてもらった。
フェイトはなのはとの決闘に応じ、日時も場所も決まり・・・
決闘は明日・・・そう・・・明日だ・・・