side霊夢
【次の日】
「母さん・・・」
「・・・大丈夫よ・・・」
「・・・プレシアは・・・」
「・・・残念ですが・・・持って数日でしょう・・・」
病気を患った状態での過度の肉体の酷使、魔法の使用により彼女の体は衰弱しきっていた。
「くそっ!!それ以前に明久はどこに行ったんだ!!!」
今この場には明久はいない。あの後どこかに行ってまだ帰ってこないのだ。
「彼を責めないで、あの子のおかげで私はフェイトと向き合えたのだから・・・」
プレシアはクロノを宥める様にそう言うと私の方を向き、
「霊夢・・・だったわよね」
「・・・えぇ」
「頼みごとをしていいかしら?」
「内容によるわ」
「簡単よ、あの子に・・・明久に礼を・・・」
「断るわ」
「「「「「え?」」」」」
何驚いてるのかしら?
「だから、断るわ。礼は自分の口で言いなさい」
「霊夢ちゃん、でもそれは・・・」
「・・・帰ってきたわよ」
私は横を向くと空間が縦に割れ、隙間が開き・・・
「ただいま」
明久と紫が現れた。
「お帰り」
「疲れたわ・・・」
紫はそう言うとプレシアに近付き、
「コレを飲みなさい」
「・・・これは?」
それは毒々しいまでに紫色の液体。
「いいから飲みなさい」
「いや、紫さんさすがにそれは・・・」
「拒否権はない!!」
「むぐっ!?」
紫はプレシアの口の無理やり薬を突っ込んだ。
「?!?!?☆?!?!?!?!?!!!??!」
多分あまりの不味さに悶絶しているようね。でも・・・
「・・・貴女何を・・・!!」
「母さん?」
「な、なんで?さっきまでの体のダルさが・・・」
「お医者様から・・・「この程度、明久の怪我を治すのよりも簡単だったわ」って言葉と・・・」
やはり永琳特製の秘薬だったようね。
紫はプレシアを真っ直ぐ見、
「「その味は娘さんを悲しませた罰。薬の代金は娘さんと明久君にお礼を言うことね」・・・の以上よ」
「・・・それじゃあ・・・」
フェイトは紫を見、
「えぇ、まだ安静にしなければだけど・・・貴女の体は良くなるわ」
「母さん!!」
嬉しそうにプレシアに飛びつき、
「フェイト・・・」
プレシアはフェイトを抱きしめると明久のほうを向き、
「ありがとう・・・貴方のおかげで・・・」
「いや、いいですよ。それより、ここからが重要です」
明久にみんなの視線が集まり、
「・・・アリシアに・・・魂を呼び寄せます」
「「「「「「「「・・・え?」」」」」」」」
時が止まった。