誘拐
「まさか誘拐を目撃するとはね…」
僕達は走り、車を追いかける。
誘拐されたのはクラスメイト…
しかし何で又こんなことになってるかと言うと…
それは数時間前…
「咲夜、見つかった?」
「見つからないわね…」
フェイトの件から数日して、紫と霊夢は買い物に出かけているのだが…
「何を預かってたの?」
「お嬢様からお手紙を…見つからないわね…」
何故彼女…十六夜咲夜がここにいるかと言うと、
僕たちが持っている札、転移の札は思い浮かべた所に飛ぶ、と言うのが使い方だがどうも札同士なら転移の正確性が上がるらしく、それによって転移してきたそうだ。
「あ、あったわ」
「…………」
「どうかした?」
「そんな所にしまうんじゃありません」
咲夜がしまっていた所に突っ込みを入れながらも受け取り内容を読む。
明久へ
どうかしら?そこの生活には慣れたかしら?
(うん、慣れてきたね)
紫に聞いたのだけど若返ったらしいわね。とても見たいけどフラン共々我慢するわ。
(まぁ、ちっさくはなったね…おかげで又呼吸困難になりかけたよ…)
で、話は戻るのだけど、そっちに私と同種族の者が居ると聞いたのだけど、
(ちょっと違うけど吸血鬼、という意味では同じか)
気をつけなさい。明久は気が付いてないだろうけど、貴方の血はとても魅力的なものよ。
(魅力的?)
何故かと言うと貴方のその身に宿す膨大な霊力、魔力、気がその理由ね。
そしてそれは私達にとってとてつもない高級な…いえ、麻薬と同意義だわ。
だからこそ、貴方の血は間違っても飲ませないこと。
もし相手に力がなければ、血の力の誘惑に負けるか、最悪貴方の血の力に負けて崩壊するわ。
たとえ相手に力があったとしても危険なことに変わりはないから気をつけなさい。
(そっか…)
気をつけないとな…と考えてると裏にまだ続きがあり、
Ps,
訳、貴方の血を飲んでいいのは私とフランだけよ!!
byパチュリー (>ω・)b ドヤッ!!
「………………」
僕は無言で手紙をたたみ、しまった。
「さて、咲夜調度時間もいいし…冷蔵庫なんもないしね。
外に食べに行くけど、一緒にいく?」
「……」
彼女は少し考えると、
「そうね、行きましょうか」
僕達は外食をすることになった。
そして……………
食事の帰り、二人の少女をさらう車を発見し……今に至る。
「あれは…」
二人の少女を乗せた車は廃屋へと入っていく。
僕達はある程度離れたとこで立ち止まり様子を伺うことにした。
「しかし…さっきの子が夜の?」
「…うん」
さらわれた少女、それはアリサと…すずかだ。
しかし…20人以上。おまけに見張りも居て彼等は銃を持っている。
「突発的…から考えたらあれはおかしい…」
「ってことは計画的ね」
「おまけに女の子相手に銃とか持ってきてるあたり相手は彼女の正体を知ってるね」
さて…コレだけわかれば…
「行くよ、咲夜」
「仰せのままに」
僕達は彼女達の元へと向かうべく、廃屋へと足を進めた。
sideアリサ
誘拐されることはよくあることだったけど…
何よこれ!?
周りにいる男達は機関銃とかいろいろ持ってるし、まるで…
「気をつけろ。不破の人間はこれでもちょっと不安だからな」
「しかしこんな化け物を助けに来るのか?」
「月村との繋がりは確かだ。しかしこちらにはバニングスの娘もいる。
簡単には手出しは出来ないだろ」
なに?こいつらはすずかが狙いなの?
私は隣に縛られたすずかを見ると…
「!?」
いつぐらいからだろうか、すずかはまるで…
「へっ、化け物が絶望するってか?」
「な!すずかを化け物って言うんじゃないわよ!!」
「何言ってんだ?そっか、知らないのか。
なら教えてやるよ、そいつは…」
「やめてぇっ!!」
すずかは悲痛な叫びをあげる。
しかし男はまるでそれを可笑しそうに哂い、
「そいつは……」
『ドカーン!!!』
男の声を掻き消すようにドアが蹴り破られる。
「お邪魔しま~す」
そこにいたのは足をドアを蹴った格好の少年…
吉井明久が数人の男を引きずって立っていた。
side明久
ふう、とりあえず自分に目を集める事は成功っと。
二人は縄で縛られただけで、特に何もされてないようだった。
「何だ貴様?」
「すずか、アリサ無事?」
「え…明久?」
「明久君……」
「無視すんじゃねぇ!!」
「ん?」
僕は掴んでいた男達を放すと中に入る。
うん、10人ほど、機関銃まで持ってる!?
どんだけですか!?まさか誘拐に機関銃持ち出すなんて…
「何か言いました?」
「貴様、何しに来た?」
「二人がさらわれるのを見たから回しゅ…助けに?」
「アンタ、今回収って言おうとしたでしょ!?ていうか疑問系で言うんじゃないわよ!!」
「助けにって…この化け物をか?笑い話だな」
「い、いや…」
「知らないみたいだから教えてやるよ。月村の家は、通称夜の一族って言われていてな……」
「や、やめてぇっ!!」
すずかが叫んだけど、男の口は止まらない。
「吸血鬼の一族なんだよ!化け物の一族って訳だ!そのガキも吸血鬼なんだよ!」
その言葉が周囲に響いた。
すずかは嗚咽を漏らしながら泣き、アリサちゃんはそんな彼女を驚いた表情で見ている。
「それを助けるってか?」
「あ、話し終わりました?」
僕は引っ張ってきた男の頬を突くのをやめ、そう言うと。
「て、てめぇ!!」
「いや、別に吸血鬼とかどうでもいいし。まぁ、しいて言うなら…」
僕は驚いたように僕を涙目で見つめるすずかに笑いかけるように…
「友達なんだ助けるに決まってるじゃん。
って言うより助けるのに理由なんて要らない、ただ助けたいと思ったから助けられる」
今度は男を見て、
「それ以前に…吸血鬼とかそういう種は見慣れてると言うか、近くにたくさんいるしね。
どっちかと言うとアンタ達みたいな誘拐犯のほうがたち悪いよ」
「!?このガキが!!」
「咲夜、二人をお願いね」
「わかったわ」
「「え?」」
するといつの間にかすずか達はメイド…十六夜咲夜により明久の後ろに連れて行かれていた。
「な!?っち、月村の娘達にしか用はないんだ!!ガキは殺せ!!」
「あ、明久君!!」
男達の一人が拳銃を僕に向け、撃って来た。
僕はそれを体をそらすことで避け、男に近づくと鳩尾に拳を叩き込む。
「ごふっ!?」
「な!?何してる!!撃てっ!!」
男達は機関銃を構える。
「畳替えし!!」
僕は彼女が使っていたように拳を地面に叩きつけると、地面が捲れ銃弾を受け止める。
僕は跳ぶと天井を這い、男達の後ろを取り、
一人を足払いをし、そのまま殴り飛ばし壁に叩き付けた。
「「「「「「「なっ!?」」」」」」」
「紅皇鳳凰!!」
拳に気を籠め、地面を叩き付けると、男達の足元から紅い気でできた鳳凰を模した柱が現れ男達を吹き飛ばす。
「さて…あと一人は…」
「明久!!車よ!!」
咲夜の声に振り返ると誘拐に使われていた車のエンジンがかかり、突っ込んできた。
避けるわけには行かない。
「…」
霊糸の指輪に霊力を込めると視認が難しいほどの細さの糸が飛び出し、
「斬鉄鋼糸…」
その腕を高速で振り払う。
車は通り過ぎる。そして切れ目が入り、解体される。
「な、く、車を解体した…」
「よかった。人まで解体したらどうしようかと思った…」
僕は男に手刀を叩き込み、
「さて……」
なのはに連絡をいれ、恭也さんに連絡をとると、
「じゃあもうすぐ人が来るから…まっとこうか」
「あ、明久君…」
「話は…すずかの家でね」
「う、うん」
アリサもちょっと困惑した表情をしているが…ま、問題ないだろう。
え?どこにしまってたかって?胸のたn(作者はログアウトしました