もはや怪文書の類いですが、それでも良い方は読んでいただけると幸いです。
螺時ヶ里とは一部界隈で有名な療養地である。
地形・天候・生態といった自然環境などをはじめとして様々な観点から見て都合が良い条件が揃っているとても珍しい地域である。
某科学の権威の別荘や某有名企業の社長一族の別荘なども存在しており、その稀有な自然環境からもたらされた特殊な生物達からそういったものを趣味とする人々の憩いの場としても知られている。
ある所にそれはそれは趣味狂いの一家があった。
一家は父、母、兄、妹からなる4人家族。
ある時、父と母が父方の親戚の住む里に行くと言ったので、兄妹はついて行く事になりました。
そして里に着いた家族は…
小学生の少年、陽務楽郎はある年の夏休みに両親に連れられ、父方の親戚の所へ1ヶ月間の旅行に来ていた。
少年の両親は着いて早々にそれぞれ山と川へ向かったため兄妹は親戚の家に残っていた。
妹は親戚の女性にファッション雑誌を見せてもらうとのことで早々に立ち去った事から1人で行動する事になった楽郎くん。
じっとしているのも暇だと思っていた所、親戚のお兄さんが暇なようなら自分の仕事場に来るように行っていたので行くことにした。
お兄さんの職場は療養所を兼ねた病院だったが経営一族の趣味でもはや図書館と言っていい程の蔵書数であった。
古今東西のあらゆる本が蔵書されている(嘘偽り誇張表現なく)と言ったお兄さんの話から興味を持ち本を眺め出した楽郎くんはある場所にゲーム関連の本がある場所に辿り着きました。
そこには数々の名作ゲームのコミカライズ、ノベライズ、攻略本、宝の山と言っていいほどに希少な本もありましたが、楽郎くんの目を引いたのはとある伝説的なゲーム達をまとめた一冊の本でした。
その本のタイトルは
『古今東西のゲーム<クソゲー編>』
その本を読むのに夢中になった楽郎くんはその後の1日を使い切ってしまいました。
翌日、クソゲーの魅力に取り憑かれかけながらも朝のラジオ体操を終えた楽郎くん、本を読み続けるのも体に悪いと思い外を周る事にしました。
前日に親戚のお兄さんから特定の部屋に入らなければ院内のどこに行っても問題ないと言われていたので気をつけながら行動する事にしました。
これはとある世界での夏休みの旅行の始まり、太陽になり得る少女との出会いや闇になり得る少女との出会いがあり得るそんな世界の夏休み。
時間も世界も空間も捻れて混ざったそんな世界。
お読みいただきありがとうございました
拙い文ですが少しでもお楽しみいただけたのなら何よりです。
続くかわからないので現状考えてる設定だけ残しておきます。
楽郎くんの年齢は小学四・五年生くらいを想定。
(クソゲーには染まりきってません)
この世界の紅音ちゃんは読書家属性持ちの可能性があります。
紗音ちゃんに事が起こる直前くらい想定の世界観です。
太陽とディのヒロイン√(両方光)を
作り出したくて書こうとしましたが力尽きました。
このユニバースは夏が終わり高校時代になった頃に楽郎くんの周囲がラブコメ化する感じの世界線(ヒロインちゃん不在)です。
評価や感想等いただけると嬉しいです。