ブルーアーカイブ ゆっくり実況風プレイ   作:hook arm

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 お正月を満喫したので初投稿です。




一章 アビドス編 mp.2

 だらしねぇ(レ)主人公が空腹に悩まされる実況の第3回はーじまーるよー!

 

 前回は、アビドスの面子と出会ったところからでしたね。で今、主人公のユウジは先生が出張で借りているアパートで寝っ転がっているところからスタートです。

 

 動画(小説)ではカットしましたが、あの交渉のあと先生にまずうちさぁ、布団あるんだけど……寝ていかない?と誘われたので好意を無駄にしないためにあぁ^~いいっすねと快諾。よって泊まっていくこととなりました。男同士、同じ部屋、何も起きない訳がなく……

 

 冗談はさておき、現在時刻は朝6:00。先生はまだ眠っているようです。起きろ^~早く起きねぇと罰を与えるぞ~……ということをしてはいけません。なぜなら相手は先生。起こしてしまうとアビドスに強制連行されることになります。学校なんて必要ねぇんだよ!!(問題発言)

 

 そのことを頭に入れつつ起きた主人公には、身支度をした後に部屋を後にしてもらいましょう。……ん?ちょっと待って!!空腹ゲージがマックス寸前ッ!!

 

 こ↑こ↓で解説させていただきますと、空腹はバッドステータスでありスタミナ消費を追加で消費してしまう上、さらにはスタミナの回復速度も落ちてしまうというものです。特に激しい動きをするジークンドーはこの空腹状態で行った場合、コンボに繋げにくくなるのです。

 

 今から戻って――でも先生が起きてたら、強制連行コース待ったなし……ドウスッペ……ドウスッペ…………ヨシ!

 

 予定変更!コンビニでドーナツとコーヒーを買って空腹を紛らわす作戦で行きましょう!お金は……ありますねぇ!財布には1タクヤ*1ぐらい入っているのでこれで十分でしょう。

 

 しかし、このサイボーグが飲食するってこいつ栄養を取りこんでいるってことなんですよね。排泄とかどうなってr

 

 はい!食事シーンが終了しました!さっさと移動しましょう。これからやることは地道な聞き込みです。そこら辺は面倒なので

 

 

 みーなーさーまーのたーめーにぃ

 

 

 ―――と思ったのですが、ほぼ倍速で済むぐらい短かったので今回はキャンセルだ。

 さっき情報収集のため聞き込んだ人数は、3人。そのいずれも便利屋につながる情報ではありませんでした。じゃあ、もっと聞き込む人数を増やそうと考えているその時に遠方にて爆発が起こります。

 

 原作のストーリーを知っている方ならピンとくるはず。便利屋68がラーメン屋を爆破させたところです。なんで爆発させる必要があるんですか(正論)

 

 まあ、その辺は原作のストーリー読んでください(丸投げ)

 

 

 

 ♦

 

 

 

 急な爆音。それに反応して振り返ると大きな煙が柱のようにそびえたっていた。

 あの方角は確か――そうだ、市街地だ。急いでバイクにまたがり爆発地点に急行する。砂だらけで迷いやすいアビドスだが、煙が目印になってくれたのが幸いだ。

 

 こういう事件が起こるということは、すなわちそこにはヤバイ奴がいるということでもある。無論、事故の可能性だって無きにしもあらず。しかし、首を積極的に突っ込むのは万が一のためだ。

 

 

 爆煙の発生源までたどり着くと、割れたアスファルトの破片や建物の瓦礫だったであろうコンクリートの大きな断片がそこいらに転がっていた。

 

 悲惨な現場をしっかり目撃し一歩歩き出そうとした瞬間、コツンと足元に当たったのは『柴関ラーメン』の看板。

 

 ラーメン。そういえば、今日はドーナツとコーヒーしか口にしていない。

 しかし、所詮ドーナツとコーヒー。空腹の足止めにしかならないのだ。

 

 

 ―――――ラーメン、しばらく食ってねぇなぁ……

 

 

 と、ぼんやり考えつつ随分な間、口にしていない麺類に思いを馳せつつ頭を切り替える。今は、賞金首を探そう。飯はその次。

 

 先ほどまで天高く上っていた煙が――晴れてくる。その向こうに彼女らはいた。全員その場で固まっている。

 

 特に目立ったのが社長の陸八魔アルだ。椅子に座り、片手には箸をもって唖然とした表情のまま固まっている。面食らったような顔になっているがなにがあったかは分からない。罠の可能性も疑いつつ今がチャンスだと思った次にはすでに行動に移る。

 

 「アルちゃん……優しくしてくれたラーメン屋さんを吹っ飛ばすなんて―――――やるじゃん」

 

 会話が聞こえる。あれは……浅黄ムツキか。彼女がニヤニヤしながら、陸八魔を褒め称えている。

 

 「ハードボイルドなアウトローってやつだね!!見直したよ!」

 「と、当然じゃない!冷徹無慈悲!情け無用!金さえもらえればなんでもOK!それが私たちのモットーよ!」

 

 一瞬、引きつったような声を出すもののその後に高笑いをしだす陸八魔。なにか引っかかる感じもしないでもないが今はさっさと行動に移ろう。

 

 

 まず段階その1。相手の死角に回り込む。相手は4人だ、真っ向勝負では勝てない。そんな奴らに何があったか知らないが浮足立っている今が仕掛ける時だ。奴らの後方に回り込んで、一人一人撃破していけば―――

 

 その考えの途中で携帯端末からコール音が鳴り響く。大慌てで音が出る部分を衣類で覆い音を最小限に抑える。このタイミングで電話をかけてくるバカは誰だ?と思い表示されている名前を見て……すぐに拒否を選択する。こんなところまできて構っていられない。

 

 

 気を取り直して段階その2。便利屋たちの後ろにいい感じの瓦礫があったのでそこに隠れる。そしたら銃を取り出して―――――

 

 

 

 「そういうことだったのね!!」

 

 

 

 

 何事か?と声の方向を見ると自分と便利屋たちの向こう側に桃色の髪のチビとオペメガネを除くアビドス高校の面子と先生が見えた。先生は、何かをゴソゴソと取り出そうとしているがとりあえず言いたいことは

 

 

 

 …………来るタイミング最ッ悪

 

 

 

 確かにさっき先生からの通知を拒否したが、まさかここのことを知らせるための通知だったとは思いもよらなかった。

 

 だが、まだだ。今のうちなら一気に奇襲して便利屋を拘束すればまだ間に合―――――

 

 またもや、響くコール音。今度は、また衣類で覆って音を抑えようとしたが焦って、携帯端末をその場に落としてしまう。カツン、と音を立てた端末は何のはずみかは知らないが通話状態に入り―――

 

 「あ!もしもしユウジ?やっとつながった!!今、便利屋と対峙しているから……」

 

 ここで、先生はあることに気が付く。

 

 

 「……ん?あれ?ユウジ?」

 

 

 「もしかして――――そこにいる?」

 

 

 瓦礫と瓦礫の隙間、そこから鳴り響く声が自分の物だと気が付いた。さらにはこの場の自分を除く全員が隙間から零れ落ちた端末に視線を注いでいる。

 

 嫌な予感がする。冷汗が足らりと背中を伝う感覚。どう切り抜けようか考えようとしたがあせりで考えがまとまらない。ついでに手汗もヤバイ。

 

 そんな気まずく何とも言えない空間が2、3秒続いた。

 

 そして――――

 

 

 「なあ、先生」

 

 

 瓦礫の裏から響く声。

 

 

 「出なかった俺が悪いにしても―――――だ」

 

 

 そこら辺に落ちていた椅子の残骸を手に取り

 

 

 「来るタイミングってもんを」

 

 

 思いっきり、上体を遮蔽物から露わにしそのままの勢いで

 

 

 「考え――――ろッ!!」

 

 

 ―――――便利屋たちに投げつけた。

 

 椅子は、陸八魔の頬をかすめそのまますっ飛んでいく。そのことにワンテンポ遅れた陸八魔はヒヤリとした表情でその場に座り込んだ。

 

 

 「……許せない……アル様にたてつく……」

 

 「あなたを――――許さない……!」

 

 

 軍服の……伊草 ハルカがこちらに敵意をぶつけてくる。

 

 それでいい。どうせ、ケリをつけるんだ。だったらもう―――――

 

 ちゃっちゃと倒す!!

 

 

 

 ♦

 

 

 

 てなわけで、便利屋68との戦闘です。彼女らが雇った傭兵がわんさかわんさか出てきます。これを蹴散らしていきましょう。また、今回の戦闘にはアビドスの面子もいるのでまあまあ、楽です。

 

 まず、ロードが終わりに味方が遮蔽物に隠れて始めるのですが自分は構わず突っ込んでいきましょう。多少の被弾は平気平気!回復?二の次じゃい!

 

 こうやって、突っ込むことによって敵の目を引き付けます。当然この戦法ではタメージを受けますが一応、味方に回復持ちのアヤネがいるのでなんの問題もないね(レ)

 

 だからわかる?ね?突っ込め、突っ込め?突っ込めっていってんだYO!!

 

 …………痛ってぇ!!撃ちやがったな!!お前!!もう許せるぞ!オイ!!

 なにが起こったかというとハルカに撃たれました。それに乗じて集中砲火を受けましたねぇ!幸いにしてそこまで(致命傷では)ないです。HPが半分近くまで減らされましたが私は元気です(棒)

 

 サイボーグだからよかったものの普通なら、HP半分以下にまで削られるところでした。そもそも、さっきの突撃戦法は集中砲火を受けやすいのでこういうデメリットもあるんですよね……

 

 まあ、そのおかげで戦線に穴があいて進軍しやすくなったので結果オーライ!じゃあ、これまでのチかえしをたっぷりさせてもらおうじゃないか……

 

 ちょい早送りすれば、そこは便利屋68との決戦の場です。しかし、こちらが4人+2人いるのに対して相手は4人。現場だけ見れば互角かもしれませんがサポーターもいるこちらのほうが有利です。勝ったな!

 

 

 「許せない!許せない!!」

 

 

 ……ハルカがこちらを集中攻撃してますね……つまり、これはチャンスじゃな?ヘイトがこちらに向かっている間にアビドスの彼女たちに他3人の対処をお願いしてもらいましょう。相手が持っているショットガンは、中途半端に近づくと大ダメージにつながる恐れがあるので確実にジークンドースキルを利用して攻撃しましょう。

 

 今回は、ほかの便利屋をシロコ、セリカ、ノノミが抑えてくれましたがアル、ムツキ、カヨコ相手ならまだダメージを抑えられました。つまり考えうる上での最悪のパターンを引いてしまったというわけなんですね……フザケンナ!

 

 この調子で無事制圧したら工事……完了です……。散々、暴れまわりやがって……これまでのチかえしとして平野店長のビンタを―――

 

 

 ―――ドォン!!

 

 

 ……おっぶぇ!今、迫撃弾による砲撃が目の前に飛んできましたねぇ!あともうちょいで直撃もらうところでしたねぇ!

 

 

 さて、先ほど砲撃を仕掛けてきたのはゲヘナ学園の風紀委員会です。ゲヘナは今の標的の便利屋68も所属している学園で、今回風紀委員会が出張ってきたのはその便利屋を捕らえるためです。当然、ユウジは(俺の獲物を横取りするなんて)ふざけんな!(声だけ迫真)と憤慨します。

 

 それにここはアビドスの領土。そこに風紀委員会と便利屋が盛り合っている(意味深)なんてことをやられたら、もう気が狂う!(怒り心頭)

 ゲヘナのせいであーもうめちゃくちゃだよ!!とお怒りのアビドスの面子は徹底抗戦の姿勢を見せました。

 

 で、これに対して主人公は俺、しーらね!!とこの場からの離脱を試みたのですが砲撃が厳しいこの状況で4人も抱えて離脱できるか?と言われると…………ナオキです…………。

 

 やって参りました、風紀委員会戦です。で、戦闘方法なのですがさっきのような戦法では、体力が持たないと判断したので地道に射撃をしていきましょう。ジークンドースキルを使った方がダメージを稼げるのは事実ですがここで行動不能になったら元も子もないので突出しないようにしようね!

 

 ラストは銀鏡 イオリ戦。彼女の持つスナイパーライフルは弾速が早くQTEでもボタン表示が一瞬しか出ません。しかし、その代わり複雑なボタンじゃないのが救いです。あとは、接近してヒートアクションをお見舞いしてやりましょう。誓って殺しはやってません!(棒)

 

 ……で、お次が来る!!のですが今回はここまでにしておきます。そろそろ私もチカレタ……

 

 ご視聴ありがとうございました。

 

 

 ♦

 

 

 

 突如やってきたゲヘナの風紀委員会は、自分の獲物である便利屋68を攻撃し始めた。しかも、迫撃砲でだ。

 よそのシマでやらかす、それを分かっていないハズはないだろう。だが、事実として彼女らは撃ってきた。高々4人を捕縛するために一個中隊クラスまで導入してくる必要があるとは思えない。

 現在、アビドスとゲヘナで話し合いの場が設けられてはいるもののなんだかきな臭い。通信機の立体映像のゲヘナの行政官を名乗るあの女、なにか腹に一物持っていそうな気配がしてならない。

 

 しかし、もうどうだっていい。あとは目的の便利屋を連行して―――

 

 

 ―――いない。

 

 

 

 ――――便利屋が……

 

 

 

 「――――――あいつら、居ねぇ!!」

 

 

 慌てて周囲を見渡しても、その姿はどこにもなかった。

 

 逃げられた、という思いと急いで探し出さなければという焦燥感が沸きあがりこの場から去ろうとする……が、

 

 ――――話し合いの場に銃声が鳴り響いた。アビドスたち……ではない。銃を撃った後に出る硝煙がない。ならば、ゲヘナ側?……銃を下げるように指示されていたはずだ。現に彼女らからも硝煙は見受けられない。それどころか、何人かが地面に伏せている。

 

 じゃあ、誰がと思い辺りを見回すと……

 

 

 「許せない……許せない!!」

 

 「ハルカちゃんナイス!!」

 

 

 姿を消した便利屋がそこにいた。素早い行動に全員あっけにとられるしかなかった。

 

 「天雨 アコ。あんたこの状況を狙ってたでしょ?」

 

 便利屋の一人、鬼方 カヨコが行政官に憶測をぶつける。

 

 「どうして、風紀委員会がほかの自治区まで追ってくるのか分からなかった。私たちを追って?いや、ほかの勢力との戦闘を想定していたとすればしっくりくる」

 

 疑問に思っていた。4人になぜここまでの戦力を入れるのか。もし、それが別の目的のためだったら?

 

 「アコ、あんたの目的は先生。いや、シャーレだ」

 

 

 「なんですって!?」

 「先生を、ですか!?」

 

 「……私が目当て?」

 

 アビドスの生徒たちは驚愕して、先生はまさか自分が標的になっているとは知らず、茫然とする。

 

 『……なるほど』

 

 行政官――天雨 アコはフフン、と笑いながら指を鳴らす。それを合図に正面、背後、左右から人の海。

 

 『12時、6時、3時、9時方向から兵力が終結しています!!』

 

 奥空 アヤネ(オペメガネ)の叫ぶような報告が耳に残る。まさにこれこそ人海戦術、四方を囲むのがすべて風紀委員会の構成員だというのだからゲヘナの規模の大きさが分かる。

 

 『……見事です。カヨコさん……あなたの言っていることは正解です。ただし―――半分ぐらいですが』

 

 「―――半分?」

 

 『……ティーパーティーってご存知ですか?』

 

 

 ティーパーティー。その名前はトリニティ総合学園の生徒会の名前だ。

 その前に入れておく知識としてトリニティとゲヘナの仲は悪い。長年にわたり両校の対立は深みを増し衝突問題もたびたび自分も目撃している。

 

 行政官(天雨 アコ)によると、きっかけはそのティーパーティーがシャーレに関する報告書を持っているとの情報が入った。連邦生徒会長が残した正体もつかめない謎の組織であり超法規的な部活だと。

 その内容を目に通した天雨 アコはこれを危険視した。それもそのはず。近々、ゲヘナとトリニティは抗争締結する条約を制定する予定だからだ。その不確定要素になりかねないシャーレの顧問である先生を捕縛し、自分らの手元に置こうというのがアコの計画なのだ。

 

 ―――――居合わせた不良生徒たちも処理した上で。

 

 「ん……状況が分かりやすくなった」

 「で、先生を連れていく?私たちが「はいそうですか」とでも言うと思った?」

 

 当然、シロコ、セリカもこの無理やり監禁しようとする姿勢に反対だ。ノノミに至っては睨みつけている。

 

 「アビドスの方々は反対……ですか」

 

 『では―――あなたはどうです?松田 ユウジさん?』

 

 天雨 アコがこちらに話を振ってくる。

 

 『あなたは、この場において何の関係もないただの賞金稼ぎ』

 『便利屋を追ってきたのでしょう?成功報酬――は差し上げることができませんけれども……』

 

 彼女の話は、おそらくこちらを懐柔しようとするものだろう。だから、金を握らせて何も言わずにここから去れという提案をしてくるだろう。

 

 

 『この場で手を引けば―――』

 

 

 

 

 

 

 「―――気に食わねぇんだよ」

 

 

 

 『え?』

 

 アコから出た、あっけにとられた声。

 

 

 

 「気に食わねぇんだよ、そういう腹の下探って心臓鷲掴みしようとする輩ってのはよ」

 

 確かに、ここでヤツの案に乗ればしばらくはいい思いができるだろう。だがだ、一度甘い思いをさせておいといて次、そのまた次は?金で簡単に釣れると思われているほど安く思っていたのなら検討違いもいいところだ。

 

 それにこの天雨 アコは、俺の嫌いなタイプだ。先生を縛って、自由に動けなくする。なんていうのは俺からすれば拷問だ。

 

 「―――先生が好きかどうか知らないが、俺は縛り、縛られるSMプレイが嫌いってことさ」

 

 「いや、私は――」

 

 「答えなくていいから」

 

 

 

 

 

 『……意外ですね、賞金稼ぎならてっきり食らいつくと思っていたのですが―――では、奥空 アヤネさん?』

 

 『私たちゲヘナ風紀委員会は必要でしたら戦力を行使することを躊躇いません。……この意味がお分かりで?』

 

 通信機から通信機にわたってでも伝わってくるプレッシャーに戦慄するアヤネ。

 今は、おとなしくしている風紀委員会の構成員たちだがひとたび動き出せば、現場にいる仲間たちはどうなってしまうのか、そんなことは簡単に想像できる。アコはそこを突いてきた。

 

 判断に迷う、アヤネ。友や先輩、先生の身をとるべきか?それともアビドスのために戦うべきか?道はどちらか一つ。

 

 

 

 『わ、私は―――』

 

 

 

 「あの生意気な風紀委員会に一発食らわせないと気が済まないわ!!」

 

 

 突然、割り込んできた大声にアヤネはビクッと体を震わせて声の方向を見る。さっきの声は陸八魔 アルの物だ。自分たちが無視されるこの状況に耐えかねた彼女が啖呵を切ったのだ。その姿を見た便利屋社員のある者は目を輝かせ、ある者は面白そうににやけ、ある者は呆れ顔で社長に苦言を呈する。

 

 「……あの兵力と真っ向から戦うってそれ無理があるでしょ……そもそもアビドスが私たちに協力―――」

 

 「よし!便利屋!この風紀委員会をコテンパンにしてやらないと!!」

 「先生の盾になってもらう」

 「みんなで先生を守ります、いいですね?」

 「捕まえないでおいといてやるから協力しろ、OK?」

 

 カヨコはやれやれと言った顔で否定的に言葉を出したものの当のアビドスたちと賞金稼ぎはやる気マンマンだった。あまりにも早い和解にカヨコは目を丸くした。

 

 

 

 「ねぇ、アヤネ」

 『先生?』

 

 震えていたことを察したのか先生がアヤネに声をかける。現場にいなくとも彼女だって頑張っているのだ。その時にいろんな決断を迫られるだろう。

 

 「アヤネは心配しなくていいよ。ここにはみんながいるから戦いはみんなに任せてアヤネはアヤネに出来ることをやって欲しい」

 『でも―――』

 「勝てるよ。私たちを―――みんなを信じて」

 

 『……はい!』

 

 力強い返しに先生は頷き、アビドス便利屋の連合チームに指示を出す。相手も臨戦態勢に入り風紀委員会の銀鏡 イオリもダメージから回復し起き上がっている。敵の数は自分らよりも多い。それでも、流れはこちらに来ている。行けるはずだ。

 

 「ま、突破するしかないな」

 

 予想される激戦に胸を震わせながら、あることを思い出し先生にお願いをする。

 

 「先生、ラーメン奢ってくれ」

 

 そうだ、そうだと言いながら腹が空いていたことをすっかり忘れていたのだ。

 

 「柴関ラーメンだっけ?ここ?見てたら食べたくなってきてなぁ」

 「なんか、最近奢らされがちだなぁ……」

 

 生徒からよくたかられていることに薄ら涙を浮かべながら

 

 「いいよ、でも落ち着いたらで」

 

 快くその約束を許諾する。

 

 「忘れんなよ?それ」

 

 その一言を交わしたあと、風紀委員会目掛けて駆け出した。

 

*1
3000円






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