ブルーアーカイブ ゆっくり実況風プレイ 作:hook arm
アビドス編は次で最後なんだけどほんへの方はちょっと待っててね
アビドス高校へ自身の腕を売り込み、軽い自己紹介をした後の話。
なんだかんだで、あの後去ろうとしたものの結局呼び止められた。先生が言うにはこれから自分たちはチームなんだからせめて交流をしよう、なんて言い出すものだからなんやかんやで今はソファーの上。
この出会って間もない状態のこの気まずい空気を破ったのは、桃色の髪の―――――ホシノにあることを尋ねられる。
「賞金稼ぎって言うけどこれまでどんなやつを捕まえて来たのかおじさん知りたいなー」
「確かに。これでしょぼい腕だったら……」
その話にアビドスの面々も集まってきた。要は、これまでの戦績を聞かせろということだろう。自分で言うのもなんだが百戦錬磨の戦士であると立派に言える。例えば……
「OKOK、分かった。
「証拠は?」
「この傷、アイツの爆弾でついた」
そう言いながら服をめくり右脇腹に出来た傷を見せる。ナノマシンでも人工皮膚が未だに再生しきれていない。あれは相当な激戦だった……
「……まーだ信用できないかなー?」
「じゃ、この傷
今度は肩にある刺し傷を見せびらかす。姉のヘルターは簡単に倒せたが、そこで油断したのがよくなかった。潜んでいた妹スケルターに強襲され、そこをぐさりとやられたのだ。幸いだったのは深々とは刺さらなかったことだ。
「ん……微妙。どれもパッとしない」
話に横やりを入れてきたのはシロコ。
「信じられないってか?捕まえた証拠だってあるぜ」
そう言いながら携帯端末をかざす。表示されているのは、賞金首たちが誰の手によって捕縛されたかの記録。しっかりと
「そこそこ修羅場はくぐっているってことはわかった。でも『踏んだり蹴ったりのジン』にしてはどれも大物ではない」
「……そのあだ名で呼ばれるの初めて聞いた。俺って有名人?」
「悪い意味で」
「……それマジ?」
「マジ」
まあ、正直そのあだ名で呼ばれているのは知ってはいたがマイナスのイメージとは思わなかった。確かに賞金首を捕まえる時にボコボコに踏んだり蹴ったりするが……ん?ちょっと待て。
「……俺のこと知っているんだったら今の話する必要あったか?」
……部屋がシーンと静まり返る。
「……テヘッ♪」
「かわいくねぇぞ、クリスティーナ」
「クリスティーナじゃなくてクリスティーヌだお♪」
――――こういう性格のヤツ俺嫌い
声に出さず、そんなことを考えながら話の矛先を自分からアビドスへと変えよう。彼女らがどんな奴ら捕まえたのか成果を聞かせてもらおうじゃないか。
「さっきから人のことばっか聞いてっけどよぉ……」
「じゃあ、あんたらどんな賞金首捕まえた?」
―――――これでしょぼいやつばっかだったら鼻で笑ってやる。
「私たちは、ネオ・ワイルドバンチを捕まえたんだから!!」
「パチモンを?」
「偽物じゃないし!本物だったし……ほら!」
セリカから突きつけられた携帯端末の画面にはネオ・ワイルドバンチ団
――――やるじゃないか。思わず口に出た言葉が、
「ワォ」
ワォ、だ。
「ふふん!どうよ!!」
「やるじゃん、借金まみれのくせに」
「それは関係ないでしょ!!」
「んで、どうやって捕まえたんだ?あいつら、まあまあ強いって話だが……」
「単純にチームワークだねぇ」
手と手を叩き合わせて拍手を部屋に響かせる。素直に賞賛する。あいつら厄介だって聞いてたのに。
「すげぇじゃん」
「そっちも組んでみれば?チーム?」
と、ホシノに投げかけられた。……その横でシロコがアビドスへの転入を期待するような目でこちらを見ているがそれは無視。
少し上を見るようにしながらチームについて考える。しかし、自身の脳内に浮かんだ光景は……金を持ち逃げ、自身へのフレンドリーファイア等々が浮かんだ結果……
「やめとく」
「どうして?」
「考えるだけでも嫌になる」
金絡みとなるとなかなかスマートにはいかないもので……思い浮かぶものは醜い争いだ。もちろん、賞金稼ぎの中にはチームで稼ぐ奴らもいるにはいる。自分がつるんでうまくやれる部類に入るかどうかと言えば、NOとハッキリ答えられだろう。
「だから……今回のチームは一回限りだ」
念を押して釘を刺しておく。落胆の瞳を向けるシロコが目に映る。
ガチャリ、とドアが開く音が聞こえ後ろを振り返ると先生と
おかえりなさい。と帰ってきた二人に対し自分以外のメンバーが声をかける。
「ただいま戻りましたー」
「ただいま。どう?仲良くやってる?」
「まあまあだね」
いつのまにかホシノがだらりとした姿勢で現状について語る。
「まあまあ?」
「まあまあだ」
先生の問いにそのまま言葉を返す。
別に深く打ち解けたとかそんなんじゃないがまあ、少なくともお互いの実力は大体見えたところだろう。アビドスたちは、なかなかなやり手のようで。
「じゃあ、決まり?私たちはチームだ!みんなで頑張ろう!」
ひと昔前のドラマの熱血教師か、こいつは。
結成の一声を合図にトクトクと音を立てて差し出されたグラスに飲み物が注がれていく。
「じゃ、そのチームの結成を祝って!」
「「「「「「乾杯!」」」」」」
「即席のチームに乾杯」
みんなよりワンテンポ遅れて乾杯の声を挙げる。
―――――チーム?柄にもない。誰かと組むのはこれっきりだ。
心の奥底でそう思いながら飲み物を一口、口に含んだ。
♦
「――――ン……あん?」
―――――それから現在。ユウジは連邦捜査局、シャーレの部室で目を覚ます、ソファーの上で。
「おはよう、ユウジ」
顔を声の方向に向けると向かいのソファーには先生が座って、コーヒーを飲んでいた。
「おはようさん―――――
―――結論から言えば、あのアビドス騒動の後でユウジはシャーレ入りした。
その事件の直後とは行かなかったがいくつかの仕事を経たのちに先生からのスカウトを受け、それをユウジは承諾した。いわゆるシャーレの当番ではなくしっかりとした役職で護衛として契約を結ぶこととなった。
「ソファーで寝ると体バキバキにならない?」
「……片頭痛がする」
「やっぱり」
頭痛で痛む頭を押さえながら先生に尋ねる。
「で、今日の仕事は?」
「――――ええっと」
そう言いながら先生はタブレットに目を通す。
「ゲヘナに行って風紀委員会と会議……あと、それから―――」
「今日も仕事が山積みでござんすねぇ」
「先生は大変なんだよ」
「いつから教師の仕事が何でも屋まがいのことするようになったんだよ?」
ユウジが驚いたのはシャーレに舞い込む仕事の数……ではなく、その内容だ。目を通せばどれもこれもそのほとんどが頼み事にも近い依頼で例を挙げれば所属しているところがつぶれそうだからなんとかしてほしいやら、潜入任務に協力しろだの明らかに「教師」が行う業務ではない。
「分かった……多分、あれだ。俺が片頭痛になってるからこういう馬鹿な夢見てる」
「……これが現実なんだよ……」
肩を落とし落胆した表情で語る先生。今日、これから待ち受けるであろう仕事に頭を抱える。
「でも、仕事を任された以上はやらないとね」
「……教師の仕事じゃなくても?」
「いいや、教師の仕事さ―――準備できたらいくよ?」
重い腰を上げて立ち上がり、コーヒーカップを給湯室へ持っていく。
正直な話、ユウジはこの男とは合わないと感じてはいる。自身は不良でその相方は教師、まるでドラマだ。そもそもチームなんてガラじゃないとアビドスでも思ってはいた。
それでも、先生と組むことを決めたのは金のため……と思っていたが……これがまた、全然ぶつからない。おまけにあくまでも部活動ゆえに金なんて手に入らない。賞金稼ぎにとっては世知辛いところなのだ。
しかし、この相棒は銃をやたらむやみに振り回さない。そういう点ではいい相棒だ。
「準備できた?」
「―――今、行く」
―――――もう少しだけ、この先生と一緒に組んでみることとしよう。気まぐれから始まったコンビを楽しむとしようじゃないか。
そう思いながら、立ち上がり出入口へ足を進める。
さて今日はどんな混沌が待ち受けているのか?キヴォトスは飽きないところなのだ。
アビドスの面子のキャラってこれでいいんかな?自信ないわ(大物YouTube r)
次→見たいもの(タイバニ2、まちカド)がいっぱいできちゃったぁ!からまだ多分、先になる