このすばワタル   作:遊佐

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エピローグ

機動要塞デストロイヤー討伐戦から数日後。

俺たちは冒険者ギルドに来ている。

冒険者ギルド内は熱気に溢れていた。

そう、皆が皆、褒章を受ける者を見に来たのである。

 

「カズマ。ワタルとヒミコは出さないの?」

「一応、対外的には俺の召喚獣ってことになってるし、こんなところで出しても誰だあれってなるだろ?」

「うーん……それもそうねえ」

「二人には報奨金で美味いもの出すってことになってるし、今はそれで納得してくれ」

『僕はいいよ!』

『アチシも金より団子なのだ!』

 

ふっ……ヒミコは最初からだが、ワタルも随分くだけたなぁ。

もう遠慮なんかどこにもない。

いい意味で子供なのだろう。

 

「カズマ……この街を守ってくれたこと、礼を言わせてくれ。私は……」

「てかダグネス。お前、何もしてないよな」

「グッ」

「そーねぇ。デストロイヤー止めたのめぐみんだし、その後はワタルとヒミコが全部持ってたし」

「ウヌヌ……」

「てかお前。デストロイヤーの前に立ってただけじゃねえか! あれか? デストロイヤーに轢かれたらどれだけ気持ちいいかとか考えてたのか? ちょっと引くわ」

「うわー……ダクネス。ワタルとヒミコの教育に悪いからちょっと離れてくれる?」

「うええええええええええええええええええええええんっ!」

 

顔を手で覆ってその場でうずくまって泣くダグネス。

 

『カズマ、ひどいぃ……』

「いや、ガチで事実しか言ってないぞ」

『それでもひどいよ……』

『お姉さん、よーしよし』

 

ヒミコがダクネスの頭をいい子いい子している。

ヒミコよ、ダグネスにはわかんないぞ、それ

 

「というか、めぐみんはなんでそんなにむくれているんだ?」

 

俺の隣にいためぐみんは、わかりやすく頬を膨らませて怒っていた。

 

「むかつくんです……ええ! むかつくんですよ! なんですか、最後のアレは! あれなら私の爆裂魔法でもいいじゃないですか! 浮いたところに爆裂魔法撃ちこめば何も問題なかったんですよ!」

「いや、時間の余裕なかったし。お前、足吹き飛ばしてグロッキーだったじゃないか」

「あなたがアクアから私に魔力を渡していれば、もう一発ぐらい撃てましたよ!」

「だから、その時間がなかったんだよ。外に出た時点でもう爆発寸前だったろ。あんなときに悠長に魔力注いでられるか」

「ぐぬぬぬぬぬ……」

「最初はヒミコの技で吹き飛ばすだけの予定だったし、ワタルの必殺技は結果オーライだよ。それに街道の被害も空中で爆散したから最低限で済んだしな。めぐみんの爆裂魔法じゃ、破片もすごかっただろうし」

「ぐぬぬぬぬ……た、確かに我が爆裂魔法はまだまだ研鑽の途中! 破壊力でもウィズに劣る……うあああああああ!」

「本当にめぐみんは爆裂魔法のことになると荒れるわねえ」

 

まったくだ。

いろいろ無事で済んでよかったと思ってほしい。

――ん?

ふと顔を上げると、目の前にはギルドの職員と一緒に二人の騎士を従えた黒い髪の女が立っていた。

というか、ギルドの喧騒も収まっている。

なんぞや?

 

「冒険者、サトウカズマ! 貴様には国家転覆罪の容疑がかかっている!」

 

「え?」

『ええ?』

 

「『 ええええええええええええええっ!? 』」




とりあえずここでエンドマークです。

いや、最初からデストロイヤー戦までを想定していたんですがね。
ここでワタル帰すことも最初の想定だったんですが、それはやめました。
だって、バニルやハンス、シルビアまで一応ネタが出来ちゃったので……
けどそれを書く気力がないので、一応ここで完結としておきます。
書きたいのはやまやまなんですがね……龍王丸とかその辺も全部考えてあるので

このお話はいかに読みやすくテンポよく書けるかの実験作でもあったのと、私のリハビリを兼ねたものでした。
大病を患ってから全然書けなくなったものなので……まあとりあえず終わりまで書けて良かったです
またその気になれば、こんどは「2」でお会いしましょう。

ご視読、ありがとうございました。              遊佐
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