鏡面のシャングリラ~クソゲーストリーマー、神ゲーに挑まんとす~ 作:岩木伊吹
こういうときに感謝とか喜びとか驚きよりも恐怖の感情が先に出る事を知ったので初投稿です
さて、ここで私が今使える手札を確認しよう。
回復薬数個、リキャスト待ちの回避用スキル、初期装備の傭兵の片刃、
「無理ゲーくさいけど敗北イベントとかほぼ無いらしいんだよねシャンフロ……」
『ひえ』『いけんのこれ』『序盤の敵じゃなくない?』『クソゲーの気配がしてきた』『こわ』『えぇ……』『勝てる?』『こわ』『黒いな』『くろわんこ』『かわいい』『ひえ』
せめて復活アイテムがあれば多少はマシだったのだろうがめちゃくちゃ高かった上に個数も限定されていた。恐らくプレイヤーに頒布する予定は全く無いかMMO的にストーリーがそこまで進んでいないかのどちらかだろう。サービス開始からまだ一年らしいし後者の可能性もあるかもね。
「とりあえず
左手に
自分に出来る最高速で包丁を振り上げ爪を弾いた
「前段階あってないようなもんじゃんこれ!?」
動きから攻撃に入るまでの速度が速すぎて対応が追い付かない。スキル補正無しで弾いた左手にしびれが走り、ダメージが入っていることを嫌でも理解させられる。守りに入るだけだとただダメージを重ねるだけだと判断し、包丁を右手に持ち替えてリュカオーンに接近、横っ面を叩く。
「……硬っ!?」
まるで毛の一本一本がヒヒイロカネの鎧を連ねているかのように硬い。クリティカルの表示が出ているのにも関わらずダメージが本体に届いている感覚が一切無い。今のレベルは兎狩りの影響で19まで上がっているが、恐らく適正レベルで言うなら今のレベル上限の99よりも上だろう。未だ一体も討伐されていないという事実がそれを裏付けている。
なら顔以外ならどうか、そう思い別の箇所を狙うも怯む様子はない。その代わりといってはなんだが少しづつ攻撃速度が上がっている気がする。おもちゃを見つけた猫か何かか?……猫の面をつけているのは私なのだが。
徐々に加速していく攻撃を回避し、弾きながらこちらも攻撃を重ねる。明らかに攻撃の幅が広がったリュカオーンに対してこちらは初日の
「まずっ」
攻防の間に場所を移動した関係で泥に脚を取られる。弾幕ゲーでスキマが無いくぼみに入ってしまった時のような、速度がMAXの落ち物パズルゲーで一手ミスをしてしまった時のような、あの無限にして一瞬の感覚が訪れ、リュカオーンの前足が私の体を捕え
「剣 神 断 覇」
白銀が夜を裂いた
「間に……合った……っ!!!!」
凛とした声とともにそこに立っていたのはどこか見覚えのある白い鎧の騎士。
「大丈夫……ですか?加勢、します……っ!」
明らかに私よりもレベルの高い防具を身にまとっている彼、あるいは彼女はこちらを一度確認してからリュカオーンに相対する。
送られてきたパーティー申請によると「サイガー0」というらしいその騎士の背中を確認してまずは回復薬を飲み干す。
直後、
ほぼ無い(無いとは言ってない)
Q.なんでわからないの?
A.ゲーム中にリアルフレンドが助けに来るという発想がそもそも無い。あと「ゼロチャンネル」名義で普通に雑談してる配信を観たのが最後なのでハンドルネームが「サイガー0」だということを覚えていないらしい。
改めまして、少なくない人数にお気に入り登録をしていただいたので自己紹介をさせて頂きます。Twitterにてシャンフロの強火オタクをしている朝シャンbotという手動botの別名義の岩木伊吹と申します。これまでは「Twitter経由の人間が9割9分やろ笑」の気持ちで投稿しておりましたが、これからは不特定多数が見ているんだぞ<◎><◎>の気持ちを再認識して、不要な部分はしっかりとユザパり、その上でエタら無いよう努力して参りますので宜しくお願い致します。
今日は本編更新が無かった分の更新なので明日通常更新あります。
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