鏡面のシャングリラ~クソゲーストリーマー、神ゲーに挑まんとす~ 作:岩木伊吹
多分私よりも先に進んでいるであろうルストちゃんの攻撃で一気に削った感触があったし、何よりこの明らかに「有効なアイテムを使い分けましょう」と運営から告げられているこの
そんなことを考えながら相手を伺う中、
「グギガ、ギギギギギ……」
「クケケケケケケッ! ケケカッ! カカッ!」
「グゴォォォォァァァァァァァアアアアアアアア!!!」
「イイィィィィィィ!」
「ゲガガガッ! ガガグッ、ガガガガガ!」
「アガ————ラァ—————!」
「なるほど、ここからが第二ステージ、PVPの訓練でもさせられるのかな?」
「盾持ちが少し厄介。前線で炎のブレスを撃ってくるから注意」
「お、おーし!やったるぞサンラクサン!弓のヒト!」
私が思う対パーティー戦の基本その壱、反射できたり軌道を逸らせる攻撃は全部弾く。相手の範囲攻撃に巻き込まれず、なおかつ味方のフォローも出来る場所に位置取るのがパーティーの基本であるが、だからこそ味方に任せる場面が出てくる。その味方が対応している相手が全体攻撃をするときは知らせてくれるし、それ以外なら任せるという流れになるわけだ。では自分の攻撃が逸らされた時に攻撃の行き先まで気を配って声かけをするかというと、出来る奴は滅多にいない。相手に集中している時にそこまで出来る奴がいたらそれは純粋に盤面把握が上手い人か、攻撃に集中できてない奴なわけで……っ!
「
後方から射ってくる矢を弾いて双剣持ちの髑髏へと飛ばす。羽の付いた矢なら空気抵抗で上手く返せないが、ただの矢ならまだ弾ける。
「さあ飛ばしてくよ!スキル【ドリフトステップ】」
うお……戦闘中に使うの初めてだけどこれ重力の感覚動くんだね。重力変えられるのは後で悪さに使えるかも……と、そんなことは後で良い。今はただ道じゃない場所を道に変えるのが重要なわけで!
「さぁこっちを見て!スキル【ハンドオブフォーチュン】!」
物理攻撃が通らないなら魔法を加えて反応を見る!反応があるならヘイトがこっち向いてるし反応が無いなら聖水ぶっかけて全員溶かす!
「カカカッカカカカカッ!」
よしこっち向いた!ダメージはまともに通ってないけどヘイトが来たなら……!
「『魔法弓』『
ルストちゃんの魔法の矢が
「ラァーーーーーー」
「イィ!」
最後まで抗おうとする
「それは」「通さないけぇ!」
一人と一匹で絶対に通さない。
「
それは自分を守るための技術。
「
剣を持って槍を弾き、杵を以て斧を突く。
「『魔法弓』「
ルストちゃんに火力任せ過ぎた疑惑はあるけど、それでも今回はいいだろう。なにより優先しないといけないことが来週にあるのだ。それには絶対に間に合わせたい。
霧がゆっくり晴れる中で、私たちは次の町へと向かうのであった。
がんばってかく深夜三時の平日