鏡面のシャングリラ~クソゲーストリーマー、神ゲーに挑まんとす~ 作:岩木伊吹
貪食の大蛇。
「
これらのことを知ったのは相当後……夏休みに入ってからになるのだが、少なくともこの時の私に言うことがあるとしたら、あの攻撃を受けなくてよかったね、ということだ。
「構えて……弾くっ!」
頭を突き出し、牙をこちらに向けて飛び掛かってくる貪食の大蛇の攻撃を
そして私はこれから本格的に戦闘をするにあたってしなければならないことがある。
「なんにも用意してないけどアイテムだけはたくさんある!ので捨てる!」
武器を始めとしたアイテムの破棄だ。
『え?』『なんで捨てるの』『アドバンテージが』『重量制限あるか』『え?』『なんで?』『捨てる?』『わからん』『シャンフロ重量のペナルティあるから捨てないと全力で動けないんだよね。俺も経験あるわ』『どゆこと?』『?』『なんで』
「いや実はさっきから妙に動きにくかったんですけど多分これアイテムのペナルティなんですよ危ねぇ!」
尾の薙ぎ払いを剣先で跳ねて避ける。
「神ゲーらしく本当に少しなんですけど初期スポーンよりも動きが鈍くなってます。でさっき手斧が壊れた時にぃっ!その枷が外れた感覚があったので試しに捨ててみたらやっぱりこれが原因みたいでしたぁ!」
牙に平行に刃を滑らし、円を描くように突進のベクトルを変える。
「それでここまで動きに違和感が無くなったなら、さっき覚えたあのスキルを使って
刃の側面を尾と自分の間に置き、躰全体を廻すことで衝撃を受け流す。
ここまでの動きで、
これまでで最も大きなモーションで貪食の大蛇が頭を引き、そのアギトを、牙を、凄まじい勢いでわたしに向けて突撃してくる。
「スクーピアス」
「
「
右手を振るい顎を上向きに叩き切る。大蛇の頭は突進の勢いのまま真上へ吹き飛び、重力に逆らいその巨体を世界に晒した。
「……よし、耐久消費も抑えられましたね。これならもう貴方に負ける要素はございません。さぁ、遠距離でも近距離でもかかってきなさい!」
ワンソード・ハックのクリア報告を世界で初めてネットに挙げ、証拠としてアップした動画から配信者としての道を歩みだした
ワンソード・ハック
剣一本をありとあらゆる用途に利用してハックアンドスラッシュするゲーム。キャッチコピーは「剣だけを信じて」。
盾にする投げるは当然、楽器にしたりピッケルにしたり工芸品を作ったり……全て剣でやる。(ここまで先生のツイート)
右肩より先の部分の思考入力が同世代のどのゲームよりも優れており、シャンフロに迫るか部分的には超えているとも。
イメージはリアリティを追求した剣神ド〇ゴンクエスト。振るだけでなく、弾く、投げる、突くといった一連の動作全てが求められ、特に二番目のボスで必要になるparryという技術は、バットでボールを打ちながらジャグリングをする程度の精密性を求められると噂されている。
毒糞はカットです。
あなたのシャンフロはどこまで?
-
漫画版(単行本)
-
漫画版(週刊)
-
なろう版(漫画の先くらいまで)
-
なろう版(途中まで)
-
なろう版(全部)
-
なろう版(twitter込み)
-
なろう版(wiki編集班)
-
読んでない