それでは本編どうぞ。
ライブ当日……
優真「……。」
友希那からチケットを持って優真は
サークルの前に立っていた。
優真「……とりあえず入るか。」
とそう言いながら優真はサークルに
入っていった。
スタッフ「チケットを拝見しますね。」
中に入り優真はスタッフにチケットを
見せた。
スタッフ「それではこちらの半券でそちらのドリンクコーナーに渡してドリンクを受け取ってください。」
優真「ありがとうございます。」
そう言い優真はドリンクを
受け取りに行った。
数分後……
優真「ふぅ……。」
ドリンクを受け取り、開演時間までまだ時間があったので中で待っていた。
すると優真の脳裏に過ぎった。
私は……私達は……あなたを待っているわ。
優真「……どうしてだよ。」
すると。
友希那「来たわね。」
優真「っ……。」
優真の前に現れたのは友希那だった。
優真「歌姫さんがこんなとこ来ていいのの?」
友希那「禁じられてる訳じゃないから大丈夫よ。」
優真「それより、なんの用?」
友希那「大したことじゃないわ。ただあなたが来たかどうか確認したかっただけよ。」
優真「お気遣いどうも。」
友希那「それに思ったのだけど、あなた今日はいつもより冷たいのね。」
と友希那が言う。
優真「モヤモヤしてるだけだよ。」
友希那「それはなぜ?」
優真「……ねぇ友希那。」
すると優真はこんな事を友希那に尋ねる。
優真「……どうして俺なんだ?」
友希那「え?」
優真「どうして俺なんだ?」
と優真が聞く。
すると友希那が答える。
友希那「今日のライブを見ればわかるわ。」
優真「……そっか。」
友希那「それじゃあライブ楽しみにしていてね。」
そう言い残し、友希那はその場を後にした。
優真「……見ればわかるか。」
友希那side……
Roselia控え室……
リサ「っ!優真来てた?!」
友希那「来てたわよ。」
リサ「そっかぁ〜良かったぁ〜。」
あこ「ゆう兄見に来てくれたんだ!」
紗夜「白金さん、よかったですね。」
燐子「は、はい。」
友希那が優真が来ていたことを知らせるとみんなほっとした表情をしていた。
友希那「それじゃあみんな……あとはわかってるわね。」
リサ「うん。」
紗夜「えぇ。」
あこ・燐子「はい!」
友希那「それじゃあみんな?行くわよ!」
友希那の掛け声で、Roseliaはステージ裏に移動するのだった。
数十分後……
優真side……会場ステージ……
優真「凄い人……そんなに人気があったのか。」
会場に入り、待機してるといつの間にかお客さんでいっぱいになっていた。
すると……。
パチンッ!
観客「キャァァァ!!!」
真冬「っ!?」
凄い歓声だった……するとライトアップと同時にRoseliaが出てきた。
友希那「こんばんは、Roselia。」
観客「キャァァァ!!!」
友希那「まずメンバー紹介、ギター氷川紗夜!」
紗夜「よろしく。」
友希那「ベース、今井リサ!」
リサ「よろしくぅー♪」
友希那「ドラム、宇田川あこ!」
あこ「よろしくねー!」
友希那「キーボード、白金燐子!」
燐子「よろしくお願いします。」
リサ「そして我らがボーカル、湊友希那!」
友希那「よろしく。」
とRoseliaのメンバー紹介が終わった。
友希那「それじゃあ早速1曲目、いくわよ!」
観客「キャァァァ!!!」
そしてRoseliaのライブは始まった。
数十分後……
Roseliaのライブはどんどん熱気が上がっていき、いよいよ最後の曲になった。
友希那「みんな、ここまで着いてきてくれてありがとう。」
観客「キャァァァ!!!」
すると、そんな優真は……。
優真「すげぇ……あいつらこんなに凄かったのか……。」
と少し本音が漏れていたが……。
優真「でも……これとさっきの友希那の発言となんの関係があるんだよ……。」
すると友希那のMCはつづく。
友希那「次で最後の曲よ。」
と言うと友希那は話を続ける。
友希那「最後の曲は……ある人に……1人の天才と呼ばれた人のために選んだ曲よ。」
するとそれを聞いた観客が少しざわつき始めた。
友希那「名前はあげられないのだけれど、私達Roseliaは今、そんな天才と呼ばれた彼と勝負をしている……それだけじゃない……彼を救うために。」
優真「……。」
救う?……どうして……俺なんか……光を失った俺なんかを救おうとするんだ……。
今となれば……俺なんかより凄いやつなんてこの世界にたくさんいるだろ……。
友希那「それじゃあきいて。彼に……この思い……私達の思いが届きますように……「Re:birth day」」
観客「キャァァァ!!!」
するとRoseliaの最後の音楽は始まった。
優真「……どうして。」
俺は両親が飛行機の事故で亡くしたショックでおじさんのお店の小さなステージでしか弾けなくなった……大きなステージで弾こうとすると、弾こうとしなくても……そう思うだけで手どころか体全体が震え出す……俺はそれ以来1人になってしまった……。
優真「……っ!」
すると演奏中のはずの友希那達の声が
微かに聞こえた……。
お願い……優真……!
黒崎さん……!
ゆう兄……!
ゆうくん……!
優真……!
優真「……みんなが……呼んでる……。」
優真(黒崎さん・ゆう兄・ゆうくん)!!!
優真「っ!」
観客「キャァァァ!!!」
気がつくと……Roseliaの最後の曲は終わっていた。
優真「……。」
優真は泣いていた……でも自覚がなかった……自分の手で……目を触るまでは。
優真「……俺は。」
そして優真は、会場を後にした……。
数十分後……
リサ「優真!!!」
ライブが終わりリサがステージに優真を探しに来ると、既に優真の姿はなかった。
友希那「リサ?」
リサ「ゆ、友希那?」
友希那「次の練習の日まで……彼が来るのを信じましょう……。」
リサ「っ……うん。」
優真side……
カラン……
守「ん?おぉ優真、おかえり。」
優真「ただいま……手伝うよ。」
すると。
ガシッ
優真「?」
守「言ったろ?今日は大丈夫だって。」
優真「でも今日お客さんいっぱいだよ?」
守「優真。」
すると守は言う。
守「今日はゆっくり休んで。」
優真「っ……うん……ありがとう。」
といい優真は守に店を任せ、部屋に向かった。
守「……あいつ。」
客「守!ゆうちゃんはどうしたんだ?!」
と店のお客さんが言うと。
守「……見つけたんだよ……おそらく。」
優真の部屋……
優真「……。」
優真は自分の部屋に入ると机の椅子に腰をかける……すると優真の携帯に1件のメールが入った……そして優真はそれを確認する。
友希那 明日、今日の反省会も含めて
サークルのスタジオで練習があるわ。
来るか来ないかはこの前伝えた通り、
あなたの自由よ。
優真「……俺は。」
そして優真は友希那のメールにリアクションのスタンプを返し、そのまま眠りについた。
翌日……
Roseliaside……
翌日……Roseliaは既に全員がスタジオに揃っており、優真が来るか来ないかでソワソワしていた。
あこ「ゆう兄……来るかな。」
リサ「き、来たら……そうとらえていいんだよね?」
紗夜「2人とも落ち着いてください。」
燐子「……。」
友希那「燐子、心配?」
と黙っていた燐子に友希那が声をかける。
燐子「はい……。」
友希那「そう。」
燐子「……でも。」
リサ・紗夜・あこ「?」
燐子「ゆうくんなら……絶対来ます……。」
リサ「燐子……。」
その時だった。
コンコン……ガチャ……
リサ・あこ「っ!来た!」
???「っ!?え?」
リサ・あこ「え?」
優真だと思い、みんながドアを見ると
お菓子を持ったまりなさんだった。
リサ・あこ「なんだぁ〜。」
まりな「ど、どうしたの?お、お取り込み中だったかな?」
紗夜「いえ……気にしないでください。」
まりな「あ、これ、後輩のスタッフの子からお土産もらって各スタジオに差し入れに周ってるんだけど。」
といいRoselia近くに行こうとすると。
まりな「きゃ!」
Roselia「っ!?まりなさん!?」
お菓子を持ったままコケてしまったまりなさん。
その時だった。
???「っ!大丈夫ですか!?」
リサ・あこ「え?」
もう1人の人物が入ってきた……。
まりな「いたた……あ、昨日Roseliaのライブ見に来てた子だよね?」
その人物は……優真だった。
優真「そんなことより、怪我してないですか?」
まりな「うん、ありがとう……あ、よかった君も食べて?」
優真「いただきます、Roseliaの分も貰いますね。」
といい人数分受け取る。
まりな「というより君はなんでここにいるの?」
とまりなさんが聞くと優真はいう。
優真「そんなことはいいですから、早く他まわらなくていいんですか?」
まりな「あ、そうだった!じゃあRoseliaのみんなも練習頑張ってね!」
と言い残し、まりなさんは行ってしまった。
優真「……。」
紗夜「黒崎さん……。」
紗夜がそういうと……優真は言った。
優真「……わかってると思うけど……今の俺は……あの時の……天才だった時の俺じゃない。」
リサ「え?」
優真「正直……怖かった……お前らの期待に答えられるかどうかが。」
燐子「ゆうくん……。」
優真「でも、昨日のライブを見てはっきりした。」
そして優真は、友希那達に近づく……そして。
手を出した。
優真「俺は……」
Roseliaを支える。
リサ・あこ・燐子「っ!」
紗夜「黒崎さん……。」
優真「……俺の負けだ笑」
と笑いながら優真はそう答えた。
優真「よろしく。」
友希那「えぇ……お願いするわ。」
そういうと友希那は手を握り、握手を交わした。
リサ・あこ「やったぁー!!」
友希那「きゃっ!」
優真「うわぁ!?」
するとリサとあこは優真と友希那に飛びかかり、その瞬間4人は床に倒れてしまった。
優真「ちょっと重いって!」
友希那「そうよ!離れなさいよ!」
リサ「なぁーに本当は嬉しい癖に笑」
あこ「やったぁ!これでゆう兄もRoseliaの一員だぁー!!!」
とリサとあこは喜んでいた。
紗夜「ちょっと2人とも!早く離れなさい!黒崎さんと湊さんが嫌がってるじゃない!」
燐子「ふふっ笑」
紗夜「っ!?白金さんも笑ってないで止めてください!」
こうして……Roseliaは優真が加わり6人となった……そして優真はRoseliaによって
救われたのだった。
数時間後……
守「お、優真おかえり。」
Roselia「こんにちは!」
守「っ!?なんでRoseliaが?!……もしかして!」
優真「ご察しの通りです。」
その後……練習をして優真とRoseliaはその報告も含めてみんなでやってきたのだった。
守「見つけたんだな……優真。」
優真「うん……ご心配をお掛けしました。」
守「な、なんで敬語……(汗)」
優真「それに……約束したから……」
Roseliaに全てを賭けるって。
Roselia「っ!」
守「そうか……よしっ!じゃあ今日はお祝いだ!友希那ちゃん達も今日は沢山食べてってくれ!」
リサ・あこ「ほんとですか!?」
守「おう!遠慮せずになんでも言ってくれ!」
優真「俺も手伝う「何言ってんだ笑お前もRoseliaなんだから今日はこっち。」」
優真「あ、はい。」
守「じゃあ何食べたい?」
そういうとみんなは好きなものを
リクエストし始めたのだった。
数分後……
あこ「お腹空いたぁーまだかなぁー。」
紗夜「宇田川さんせっかく作ってくれるんですから、ちゃんと待ちましょう。」
リサ・優真「ま、真面目……。」
すると……。
優真「みんな。」
Roselia「?」
優真「ありがとう。」
と優真が突然言うと。
リサ「な、何?突然……////」
優真「俺……アーティストとして引退した時、その先のことなんて考えてもなかったから……Roseliaと出会ってなかったらずっと普通に生活しながらここでおじさんの手伝いだけしてたかもしれないから。」
あこ「ゆう兄……。」
優真「だから本当に感謝してるんだ……本当にありがとう……。」
と言うと優真はRoseliaのみんなに頭を下げる。
リサ「優真……。」
燐子「私も……!」
優真「っ!」
すると燐子は言う。
燐子「あの時、音楽スクールをやめてからもう二度と会えないと思ってたから……だからゆうくんがRoseliaに入ってくれて……私……あの言葉を聞いて……嬉しかった。」
あこ「あこも!」
紗夜「私もです。」
リサ「私も!」
優真「みんな……。」
そして友希那は。
友希那「優真。」
優真「?」
友希那「これから……よろしく。」
優真「……おう。」
すると……。
守「じゃあRoseliaの期待に答えないとな。」
優真「おじさん?」
守は出来た料理をテーブルに置いた。
守「これから忙しくなるぞ?」
優真「……うん!」
リサ「じゃあ食べよ?」
あこ「せーの!」
いただきまーす!!!
こうして優真の歓迎も兼ねたお祝いパーティーがしばらく続いたのだった……。
???side
〜♪
一方その頃……鼻歌を歌いながらキャリアケースを引いて歩いている少年がいた。
???「守さん……元気かな。」
第1章~完~
次回から第2章がスタートします。
それまでしばしお待ちを感想お待ちしております。