それでは本編をどうぞ!
数日後……
「優真?」
「ん?どうした……ゆ、友希那……。」
「ごきげんよう。」
優真はリサの声をかけられ、リサの方を向くとそこには今の優真にとっては危険人物である湊友希那の姿もあった。
「……な、何?」
「今日の放課後……何か予定とか入ってるかしら?」
「え?……な、何もないけど。」
「なら今日の放課後……サークルという場所でリサと2人で練習しようと思ってるのだけれど……優真にも付き合ってほしいのよ。」
「練習に?俺が?」
すると優真は少し疑うように聞く。
「優真昔凄いって言ってたじゃん?だからアドバイスみたいなのも欲しいなぁ〜って思ってさ……ダメかな?」
「……まぁ……それくらいなら……いいけど。」
「じゃあ決まりね。」
「じゃあ放課後よろしくね♪」
「お、おう。」
そして優真は今日の2人の練習にアドバイス役として付き合う事になった。
数時間後……
「着いたよー。」
「へぇー結構大きめなんだね。」
学校も終わると友希那とリサと一緒にサークルというライブハウスにやってきた。
「じゃあ行きましょうか。」
「おっけー♪」
そして3人は中に入っていった。
サークルスタジオの前……
「ここだよ。」
「さぁ優真から先に入って?」
「……こういうのってレディファーストじゃないの?」
「いいからいいから♪」
「……そ、そう。」
そう言われ優真は練習スタジオの中に入ろうとした時だった……
「……。」
「ん?どうしたの優真?」
「……あのさ……変な事聞くようだけどさ。」
「?」
「……今日の練習って……本当に2人だけ?」
優真がそう聞く。
「え?そ、そうだけど?(汗)」
「本当に?」
「ほ、本当よ?」
「……ならいいんだけど。」
優真がそういい、中に入る……すると。
「「やあぁぁぁ!!!」」
「(やっぱり……。)」
「っ!?」
すると優真は何者かの行動を冷静に避けた、すると……。
「いたたたた……。」
そこには今日はいるはずのない他のRoseliaのメンバーがいた。
「2人とも?」
「な、何かなー?(棒)」
「……今日は友希那とリサの2人だけじゃなかったの?」
「そ、そうだね……なんでいるんだろ?(でももう1人いるんだけどねぇー♪)」
優真がリサに尋ねていると、
後ろの方からもう1人が迫ってきた。
「(い、今だ!)」
「ふっ。」
「え?キャッ!」
優真はもう1人の気配を感じそれを避け逆に捕まえる……するとその1人もRoseliaのメンバーだった。
「捕まえた。」
「えぇ……。」
「友希那?リサ?……どういうことか説明してくれる?」
「……はい。」
優真の異常な動きにRoseliaは完敗し、リサは謝罪も兼ねて事情を説明した。
数十分後……
「なるほど……俺を捕まえて色々聞き出そうとしてたってことか。」
「はい……そうです。」
「それで?何を聞こうとしたの?」
「そ、それは……。」
「……あなたはどうして、大きな舞台で歌うことや弾く事をやめてしまったの?」
すると友希那が唐突に聞いた。
「ゆ、友希那!?」
「……だからそれは答えられないって。」
「この前大和さんがどうして人前で弾かなくなったのかと聞いて答えられないと言ったけれど、喫茶店であなたの演奏を見せてもらった時、楽しそうに弾いていたじゃない。」
「あ、あれはお客さんが聞きたいって言うから仕方なく……。」
「仕方なく……私にはそう見えないわ。」
「……。」
「……優真、まだ完全にわかったわけではないけども……あなたは……」
何を恐れているの?
「っ!」
「ゆ、友希那?それ……どういうこと?」
友希那は優真にそのような事を聞いた。
「恐れる?……俺が?」
「えぇ……何か理由があるのでしょ?あのような……小さな場所で演奏出来るのに……外の世界では全く弾かなくなってしまった理由が……。」
「……。」
「私が今思うのは……」
あなたにはまだ……楽しく音楽がしたいという気持ちがあるということ……。
「っ!!」
すると優真は友希那の言葉を聞いて表情が少し変わった。
「……優真?」
「……正直に言うと……理由はないことはないよ?」
「……やはりそうなのね。」
「その理由って?」
リサが聞く。
「……あるとするなら……。」
「?」
「……大事なものを……失ったから……かな?」
「大事なもの?それって……」ピピピピピ
すると突然優真のケータイが鳴った。
「あぁ、ごめん。」ピツ
「もしもし?優真ちょっといいか?」
「おじさんどうしたの?」
電話の相手は優真のおじさんだった。
「実はさ卵切らしちゃってさ、今どこら辺にいる?」
「サークルっていうライブハウスにいるけど。」
「それなら申し訳ないが帰りに3パックぐらい買ってきてくれないか?」
「わかった、3パックね?」
「おう、悪いな。」
「大丈夫だよ、じゃあね。」
「よろしくな。」ピツ
そして優真は通話を切った。
「悪いけど今日はもう帰るね。」
「う、うん……わかった。」
「……練習……頑張ってね。」
「……優真!」
すると帰ろうとした優真をリサが止めた。
「何?」
「……優真は……どうしても……私達のマネージャーになる気はない?」
リサがそういう。
「……何度も言うけど……今の俺じゃあ……お前らの力には……なれないよ。」
そう言い残し、優真はスタジオを後にした。
「……優真……。」
「大事なもの……ですか。」
「……とりあえず……練習を始めましょう。時間がもったいないわ。」
「そ、そうだね……。」
こうしてRoseliaは優真の真実が分からないままで終わった。
翌日……
「……。」
次の日のお昼、優真は学校の屋上で1人で過ごしていた。
すると昨日リサに言われた事を思い出す。
優真は……どうしても……私達のマネージャーになる気はない?
「……なりたいけど……なれないよ。」
「あ、あの!」
「ん?……君は……。」
そこには1人の少女が立っていた。
それはRoseliaのメンバーである子だった。
「……えっと……。」
「わ、私!宇田川あこっていいます!昨日はごめんなさい!」
「昨日?……君、なんかしたっけ?」
「昨日……黒崎さんを捕まえようとしたこと……。」
どうやらこの宇田川あこというものは、昨日優真を捕まえてまで質問攻めをしようとした事を誤っているようだ。
「捕まえる?……あぁーその事ね笑もう大丈夫だよ笑」
「ほ、本当ですか……?」
「うん、まぁ……誰かがいるってわかってたから。」
「……あの……その事で1つ気になることがあるんですけど。」
「ん?何?」
「どうして黒崎さんは……私達がいるってわかったんですか?」
あこがそう聞く。
「あぁー……なんというか……生まれつき……なのかな?……俺って昔から気配を感じ取りやすい人間なんだよね。」
「気配を……感じ取る?」
「うん、ゲームとかで聞く索敵?みたいなやつでさ、自分の周りに誰が何がいるとかわかるんだ。」
「それすごい!」
するとあこのテンションが上がっていた。
「そ、そんなに凄い?笑」
「はい!」
「そっか笑……それと宇田川さん。」
「は、はい?」
「俺の事は優真でいいし、そんな固くならずにタメ口でいいよ。」
優真がそういう。
「え?いいんですか?」
「うん、俺は全然そういうの気にしないから。」
「……じゃあゆう兄って呼んでいい?!」
「ゆ、ゆう兄?笑」
「うん!」
「……まぁ……それがいいならいいよ……宇田川さんが。」
「やったー!あと私の事はあこって呼んで?」
「わ、わかった。」
ということになった2人であった。
「そういえばゆう兄?」
「何?」
「友希那さんやリサ姉が言ってたけど、なんで音楽をするのをやめちゃったの?」
「してないわけではないよ、ただ……ライブハウスと舞台とかの大きなところで弾く事が出来なくなっただけだよ。」
「その理由が言えないの?」
「……うん。」
それを聞いてあこがある事を言う。
「じゃああこに言ってよ!」
「……ダメだよ……。」
「ど、どうして?」
「……これは……誰かに簡単に言えるようなものじゃないよ……。」
優真がそういう……
すると……。
「あ!いたいた!」
すると屋上の扉の方から友希那とリサが
やってきた。
「2人とも……。」
「探したわよ?」
「ていうかあこもいたんだね。」
「うん、昨日の事を謝りに来たんだ。」
あこがそういう。
「なるほどね。」
「優真?突然なんだけど、昨日の事で聞きたいことがあるの。」
「何?」
「あなたが昨日言った「大事なもの」って……あなたは……何を失ったの?」
「……あこにも行ったけど……簡単に誰かに言えるものじゃない。」
優真は再びそう主張する。
「……優真!」
「っ!」
するとリサは優真の手を握ってきた。
「なんで言えないのかはわからないけど!困ってるのなら、私優真の力になりたい!だからお願い私達に話して!」
「い、嫌だ!」
「……だったら!」
すると今度はあこがもう片方の手を握ってきた。
「なら!あこもゆう兄の力になりたい!あこ達なら大丈夫だよ!」
「そういう問題じゃないんだよ!あとお前らどんだけ近づいてくるんだよ!」
「私達!どんな内容だって受け入れるから!お願いだから!」
「ゆう兄!あこからもお願い!」
「あぁー!もぉー!!!」
すると優真は2人の手を振り払った。
「……いいんだろ?」
「え?」
「言えば……いいんだろ?」
「っ!ほんと!?」
「……わかったよ……言うよ……理由を。」
どうやら優真は2人の勢いに負け、
理由を言うらしい。
「……大丈夫だよ、私達なら大丈夫だから……聞かせて?」
「うん……それは……。」
その時だった。
キーン!!!
「ゔっ!?」バタンッ
「「「っ!?優真!?(ゆう兄!?)」」」
すると突然優真は頭を抑えながら倒れてしまい、唸り始めた。
「優真!どうしたの!?しっかりして!!!」
「ゆう兄!ゆう兄!!!」
そして優真は……病院に運ばれた。
つづく
次回もよろしくお願いしますm(_ _)m
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