早速本編をどうぞ!
リサside
「起きないね……優真。」
「えぇ。」
優真が突然倒れてから私達は先生に伝え、
優真は救急車で運ばれた。
そして私達は病院の場所を聞き、私達は優真が寝ている病室に来ている。
「ゆう兄……なんで倒れちゃったんだろ……。」
「わからないわ……リサ?学校でおかしかったりしなかった?」
「ぜ、全然元気だったよ!」
「そ、そう……。」
そんな感じで話していると……。
「湊さん!今井さん!宇田川さん!」
「紗夜……燐子……。」
入ってきたのは氷川紗夜、そして白金燐子だった。
「彼が倒れたと……今井さんから聞いたのですが……。」
「うん……でも突然過ぎて何が何だか。」
「あの……その人は大丈夫なんですか?」
「えぇ、命に別状はないそうよ。」
「そ、そうですか……。」
するとまた病室の扉が開いた。
「失礼……あれ?Roseliaの子達じゃないか。」
「「おじさん!」」
次に現れたのは優真のおじさんだった。
「どうしてここに?」
「優真が倒れた時に私達も一緒にいたんです、だから私達も様子を見に。」
「なるほどね……俺もさっき優真が学校で倒れたと店に電話が来てね、店を一旦閉めて来たんだ。」
「そうですか。」
すると……
「あ、あの!」
「ん?どうしたリサちゃん。」
すると突然リサはおじさんに声をかけた。
「教えてください!優真に何があったのか!」
「……というと?」
「優真は突然大きな場所で音楽をすることをやめてしまったと聞きました!でも……それは大事なものを失ったからと聞いて……だから!教えてください!昔の優真に何があったのか!!!」
「リサ……。」
「……そうか……。」
するとおじさんは優真の近くの椅子に腰をかけた。
「……どうして知りたい?」
「それは……。」
「優真をRoseliaのマネージャーにしたいからよ。」
すると突然友希那が割り込むように入ってきた。
「ゆ、友希那。」
「私は優真の事は大きなステージに立っていた頃から知っている……でも彼が音楽の世界から姿を消した時……私は彼が心配になったわ……。」
「うん。」
「でも……彼があの喫茶店で演奏している姿を見てとても楽しそうに演奏しているのが伝わった……それで私は思ったの……彼が……優真のような人がRoseliaのマネージャーになってくれれば……私達を……Roseliaをあのステージに導いてくれると思ったの。」
「……。」
「友希那さん……。」
そして友希那は話を続けた。
「彼の音楽は……まだ死んでいない……。」
「……。」
「おじさんは彼のあの演奏を見て、まだ本当の優真じゃないと言えるの?」
「……そうだな。」
するとおじさんは立ち上がった……。
そしておじさんは病室の扉の鍵を閉めた。
「あ、あの……なぜ鍵を閉めたんですか……?」
「なぜって……聞きたくないのか?」
「え?」
「……優真の昔話。」
「「っ!?」」
すると友希那とリサは驚いた顔をしていた。
「教えてくれるんですか!?」
「……君達なら……教えてやってもいい。」
「っ!ありがとうございます!」
「ただ……。」
「?……ただ?」
「優真の過去は本当に残酷なものだ……ある意味な。」
「は、はい。」
「それでも……優真の過去がどんなものでも……友希那ちゃんとリサちゃんは優真を受け入れるか?」
おじさんがそういう。
「えぇ……そのつもりよ。」
「わかってます。」
「……わかった……そこの3人も大丈夫か?」
「はい!大丈夫です!」
あこが返事をしそれに合わせ紗夜と燐子も頷く。
「わかった……それじゃあ話をしよう……」
優真の過去の話を……
数年前……
優真は黒崎優一という世界で活躍するアーティストそして花崎実里というアーティストの……そんなプロの間に生まれた男の子だった。
2人は優真の誕生にとても喜んでいた。
しかし優真が生まれた時……ある能力が判明した……それが「絶対音感」だった。
それが判明したのはある日のこと、優真は母実里とテレビを見ていると1人のピアノを弾いた人がテレビに映った……それを優真が見て聞いた事が始まりだったのか……その次の日優真は教えてもいないピアノを弾いていたのだ……しかもそのテレビで弾いていた曲と同じものを……。
それが優真の能力……絶対音感の始まりだったの。
その能力を生かしピアノから始まり……ギター・ベース・ドラム・ヴァイオリンなど……更には歌も……優真は様々な楽器をマスターしていった。
そして優真は楽器をマスターするとコンテストなどでは多くの賞を獲得……そして色んなライブやイベントから出演のオファーが殺到……そして中学1年の頃には優真はいつしか「天才」……そう呼ばれるようになった。
そしてある日……優真に一通の封筒が届いた。
その封筒を開けると1枚の文の書かれた手紙とチケットの様なものが入っていた。
優真はその手紙を読むとそこにはこのように書かれていた。
黒崎優真様
このような形での突然のご挨拶をお許しください。
私はFUTURE WORLD FESというイベントの主催者の者です。
今年にそのイベントが行われるのですが、
是非とも黒崎優真様に特別枠として出演していただけないでしょうか?
ご検討の程よろしくお願い致します。
FWF主催者
そして入っていたチケットの様なものをよく見るとFUTURE WORLD FES出場特別枠の出場権のチケットだった。
優真はその依頼を受け優真はそのFUTURE WORLD FESという大きなステージで演奏をした。
その場所で演奏した事で優真は芸能事務所からスカウトが入り、その当時デビュー入りを果たした。
しかしその後……優真に予想もしていなかった悲劇が襲った。
ある日優真の両親は、仕事で海外に行くことになり優真は家で1人で留守番をすることになった。
優真もついて行きたかったというのもあったが、これでもアーティストでもあるので日本での仕事があったため優真は行かなかった。
そして両親が海外に行ってから数日……
親は海外から帰ってきた……しかし……帰ってきたのは優真の両親ではなく……
優真の……両親の遺体だった。
優真の両親が帰国する日、帰りの飛行機の不備による事故で優真の両親はその事故に巻き込まれ、帰らぬ人となったという。
優真は両親の死を受け入れられず、アーティストとしての活動はしばらく休止という形をとった。
優真の両親の死から数週間後……
アーティストの活動も再開し、優真は仕事でライブの会場に来ていた。
しかし……優真はギターを持ち、ステージに立った……しかしその時……その時来ていたお客さんも困惑されるかのような出来事が起こっていた……それは何かというと……
優真は歌も……楽器の演奏も出来なかった……。
その時のライブは急遽中止という形となった……。
そして医者などにいき、診断の結果両親が亡くなったことによるショックだろうという結果になった……
しかし……優真のあの出来事はたまたまだろうと思っていたが……他の場所でもやはり……優真が大きなステージで歌や演奏が出来る事はなかった。
そして優真は事務所とこの事について話し合い、事務所の社長からはかなり厳しめの言葉を言われた……
「もうこれ以上……ステージで歌うことも楽器を弾くことも出来ない者に……アーティストとしてステージに立たせる訳にはいかない。」
社長から言われた言葉だった。
そして優真は……
音楽の世界から……姿を消したのだった。
つづく
今回もありがとうございます!
感想などもお待ちしておりますm(_ _)m