青薔薇と天才と呼ばれた少年   作:かぴばらの子(活動停止中)

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青薔薇と天才と呼ばれた少年……連載再開します。
※久しぶりの投稿なので1から読んでからこの話を見ることをおすすめします。


第8話 優真の退院後……

優真「お世話になりました。」

 

病院の人「お大事になさってくださいね。」

 

 

 

優真が倒れてから数日……

優真の体調は良くなり退院する事が出来た。

 

 

 

一応念の為病院の先生からは色々その時に対応出来るよういくつかの薬をもらっている。

 

 

 

そして優真は自分の家に帰って行った。

 

 

 

数十分後……

 

 

 

優真「ただいまー。」

 

守「っ!優真!」

 

 

 

優真が帰ってくると、すぐに守が駆け寄った。

 

 

 

守「か、帰ってくるなら電話かメールくれよ笑」

 

優真「いや、先生がおじさんに連絡するから大丈夫だよって言うから。」

 

守「確かに連絡は来たけど……(汗)」

 

 

 

何も言わずに帰ってきた優真に守は少し困惑していた。

 

 

 

守「とにかく無事でよかった。」

 

優真「う、うん。」

 

 

 

すると優真は言う。

 

 

 

優真「じゃあ俺今日からお店の手伝いに復帰する「まてまてまてまて(汗)」」

 

 

 

すると守は病み上がりの優真を慌てて止める。

 

 

 

守「お前まだ治ったばっかりなんだから今日までは安静にしてろ(汗)」

 

優真「え?でもお店が大変なんじゃ。」

 

守「今日はお店の事は大丈夫だから。」

 

優真「ほ、ほんとに?」

 

 

 

と優真は聞き返す。

 

 

 

守「あぁ。」

 

優真「……わ、わかった。」

 

守「とりあえず部屋でゆっくりしてな?」

 

優真「じゃあ……今日はそうする。」

 

 

 

そう言われると優真は荷物を持って自分の部屋に向かった。

 

 

 

守「やれやれ……。」

 

 

 

すると。

 

 

 

カランカラン……

 

 

 

???「ごめんください。」

 

 

 

お店のドアが開く。

すると1人の少女が入ってきた。

 

 

 

守「おや?君は確か。」

 

???「あぁ、昨日黒崎さんのお見舞いに来ていたRoseliaの氷川紗夜です。」

 

 

 

やってきたのはRoseliaのギター、氷川紗夜だった。

 

 

 

守「あぁー紗夜ちゃんね。昨日はどうもね。」

 

紗夜「いえ。こちらこそ黒崎さんの話が聞けてよかったです。」

 

 

 

そういうと紗夜は一礼する。

 

 

 

守「それより、今日は1人か?」

 

紗夜「は、はい……そうですが。」

 

守「そうなのか。」

 

 

 

すると紗夜が言う。

 

 

 

紗夜「ところで黒崎さんは?」

 

守「あぁ優真なら自分の部屋で休んでるよ。あいつさっき病院から帰ってきたばっかりで病み上がりだから今日まで休ませることにしたよ……まぁあいつ無理に店の手伝いをしようとしたけどね。」

 

紗夜「そうなんですか……。」

 

 

 

すると守がこんな事をいう。

 

 

 

守「なんなら優真の部屋行ってみるかい?」

 

紗夜「え、く、黒崎さんの部屋にですか?」

 

守「あぁ優真の部屋は常に綺麗だから、誰が来ても嫌がるような部屋じゃねぇよ笑」

 

紗夜「そ、そうですか……じゃあお邪魔します。」

 

守「おう。」

 

 

 

紗夜は優真の部屋に向かった。

 

 

 

数分後……

 

 

 

守宅に入り、2階に上がる……そして紗夜は

優真の部屋の前まで到着した。

 

 

 

紗夜「……。」

 

 

 

そして紗夜は優真の部屋をノックする。

すると……。

 

 

 

ガチャ……

 

 

 

優真「なんだよおじ……っ。」

 

紗夜「こ、こんにちは。」

 

 

 

優真は部屋の前にいたのが守ではなく紗夜たったことに少し驚いた。

 

 

 

優真「た、確か。」

 

紗夜「あ、Roseliaの氷川紗夜です。」

 

優真「あぁ……Roseliaの……で、なんで俺の部屋の前にいるの?」

 

紗夜「あなたに用があってきたんです。

そしたら守さんが自分の部屋にいると言われ通してくれたんです。」

 

 

 

すると優真は言う。

 

 

 

優真「……まぁとりあえず入って。」

 

紗夜「失礼します。」

 

 

 

そして優真は紗夜を部屋に通す。

 

 

 

優真「はい、とりあえずここに座って。」

 

紗夜「あ、ありがとうございます。」

 

 

 

優真は紗夜に椅子を用意し、紗夜はその椅子に腰を下ろす。

 

 

 

優真「……で、用って?」

 

紗夜「……あの。」

 

優真「ん?」

 

紗夜「え、えっと、その……。」

 

 

 

すると優真は何かを察しこんな事を言う。

 

 

 

優真「もしかして君も気持ちが変わったのか?」

 

紗夜「っ!」

 

優真「どうせRoseliaのマネージャーを引き受けてくれせんか?……とかでしょ?」

 

 

 

と、優真は言う……すると紗夜は。

 

 

 

紗夜「……そうだとしたら……なんて言うつもりだったんですか?」

 

優真「断る。」

 

紗夜「わ、私からお願いしてもダメなんですか?」

 

優真「誰が来ても同じ。俺は誰かの力になろうなんて思わないし迷惑かけるだけだし。」

 

紗夜「っ!そんなのわかんないじゃないですか!」

 

優真「俺がわかるから言ってるんでしょ?」

 

紗夜「っ!」

 

 

 

そして優真は話を続ける。

 

 

 

優真「……聞いたんでしょ?俺の昔の話。」

 

紗夜「っ!な、なんでそれを。」

 

優真「聞いてたからだよ……あの時。」

 

紗夜「……起きてたんですね。」

 

優真「……うん。」

 

 

 

紗夜の言葉に優真は素直に返事を返す……

すると優真は。

 

 

 

優真「ごめん氷川。」

 

紗夜「え?」

 

優真「申し訳無いけど……俺は……たとえ氷川達がRoseliaでもRoseliaじゃなかったとしても……俺は誰かの力にはなれない……今の俺は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう……あの頃の黒崎優真じゃないから。

 

 

 

 

 

紗夜「黒崎さん……。」

 

 

 

すると紗夜は……。

 

 

 

紗夜「……私は。」

 

優真「?」

 

紗夜「……私は、昔あなたが大きな舞台で歌ったり楽器を演奏したりしていた頃から……あなたのことは知っていました。」

 

 

 

紗夜はさらに話を続ける。

 

 

 

紗夜「あの頃のあなたは確かに輝いていた……誰よりも……他の人だって輝いていました……でもあなたから見えた輝きは他の誰よりも違かった……でも……そんなあなたは突然姿を消した……その時、私の心は悲しかった……もう……あなたの歌や演奏が聞けないんだ……そう思いました。」

 

優真「……。」

 

紗夜「でも……約1年、あなたの音楽を聞けなくなったある日……あなたは現れた……私達の前に……湊さん達の話を聞いて最初は耳を疑いましたが……でもこの喫茶店であなたのギターの音色を聞いて私は確信がついた……あの人の音色だ……黒崎優真の音楽だって……その時私は……とても嬉しい気持ちになりました……1年ぶりに、あなたの音楽が聞けて。」

 

優真「氷川……。」

 

紗夜「だから……黒崎さん。」

 

 

 

すると紗夜は優真の手を握る。

 

 

 

紗夜「どうか……Roseliaのマネージャーになってください……私からもお願いします。」

 

 

 

その紗夜の思いに対して……優真は。

 

 

 

優真「……ごめん。」

 

紗夜「大丈夫です。」

 

優真「え?」

 

紗夜「……どうしてもダメだと言うのなら……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Roseliaの音楽で……あなたを救います。

 

 

 

 

 

優真「っ!」

 

紗夜「黒崎さん……私はいつでも……いくらでも待ち続けます……あなたが……こっちの世界に戻ってくるまで……。」

 

優真「氷川……。」

 

紗夜「では私はこれで……。」

 

 

 

そう言って紗夜は部屋を出ていった。

 

 

 

優真「……無理だよ……氷川。」

 

 

 

一方その頃……

 

 

 

燐子「やっぱり……あれはゆうくんだ……間違いない。」

 

 

 

燐子は自分の部屋で寝っ転がっていた

 

 

 

燐子「(でも……私を見ても反応無いって事は……やっぱり人違いなのかな……。)」

 

 

 

しかし燐子はこんなふうに1人で

何かを呟いていた。

 

 

 

燐子「(忘れちゃったのかな……ゆうくん……。)」

 

 

 

そう言いながら燐子は、しおりを握りしめていた。

 

 

 

つづく……




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