じゃあ俺、IS触って帰れないから   作:Izayoisigu

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初投稿です。よろしくお願い申し上げます。


第1話

「ちょっと君!腕に付けてるそれは何!」

「何ってそれは僕の腕なんですがそれは」

「騙される訳ないでしょ」

 

そう女性に言われ、100円ショップで買った腕を取られる。

取った女性はため息を吐いた。ホラ、おもちゃでしょ、と言わんばかりに俺に見せ付ける。

 

「ホラ、もう一回触る」

「嫌っすよ、得体の知れないモビルスーツに触るとか」

「嗚呼もう!いいから触る!」

 

女性に無理矢理手を掴まされ、モビルスーツに触れた瞬間、俺は。

 

「モビルスーツを起動しちまった...」

「モビルなんちゃらじゃないわよ!あ、い、え、すよ」

「俺の夏休み終わっちまった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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俺は一旦家に帰された。IS学園の教師が明日来るらしいから一歩も家から出るなと命じられたと言うより、学校の担任に家から出るなと言われた。仕方ないから担任の言いつけを守り俺は自分の部屋に戻る。

 

「あーあ。俺の人生おーわーった。」

 

てかなんで俺の完璧な替え玉騙されないんだよ。ISに関わってるヤツは全員エリートなんか?やめてクレメンス...僕そんなに頭良くないんです。TDNチンパンジーでゲームしか取り柄がないんです。ゲームを取ったら、俺に何が残るんですかね。作曲家ですかね。自由な環境でしか作れないんですがそれは。

 

でも起動しちまったもんは仕方ない。諦めて学園に行こうではないか。学園に付いてでも調べるか。自室に戻りPCで調べる。

 

「へーてかISスーツエッチでは?今までISに付いて一切調べて無かったから面白いな」

 

基本的には普通の高校と変わらず、ただ、ISの授業が追加されただけだな。一夜漬けで乗り越えられるかな、テストとか。今の内にISに付いて勉強とかしといた方が良さそうだなこりゃあ。勉強嫌いだから嫌だなぁ何を勉強すれば良いか分かんねーんだよな、今までもそうだったし社会に出ても全く使わないし、計算と文字さえ読めれば十分だからなぶっちゃけ。ITとかじゃない限りは如何とでもなる多分だけど。さて、勉強すっか用語とか覚えてけば大丈夫だろう。

 

 

 

 

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気付いたら俺がIS学園に行く日になっていた。可笑しいな、分厚い参考書貰ってから記憶が殆ど無いぞ?あれと格闘してから機械の様にノートに書きまくってたから腕がパンパンだぜ。そうして黒服の男の人に連れられて、IS学園まで来た。スーツの女性が俺の前に立っていた。

 

「どうも田中です」

「IS学園にようこそ。私が此処の教師をしてる織斑千冬だ。よろしく頼む」

「お願いします織斑先生。所で俺の学年って何処なんですか?」

「申し訳ないが1年からだな」

「あー...」

 

また一から高校生生活とか嫌なんだけど。もう少しで卒業だったのにさ、勘弁して下さいよ。ホンマに。

 

「まあ、困った事があったら言ってくれ」

「そうします」

 

織斑先生の後ろに付いてく。荷物邪魔だからどっかに置きたいな、寮生活らしいし。あのクソ参考書に載ってたからな。他のヤツが許しても、俺は許さないけどな!分厚すぎなんだよアレ。

 

「先生荷物って何処に置けばいいすか?」

「今お前の部屋に向かってるから其処に置いとけ、そこから教室に向かう」

「了解しました」

「ついでに何だか私の愚弟と仲良くしてやってくれ」

「あー弟さんでしたか、機会があったらで」

「ああ」

 

部屋に付いて鍵を開けてもらう。中を覗いてみると高級ホテルみたいな部屋だった。ベットに触って触感を確認してみる。すっごいふかふかだな、家のベットと違ってヤバいこれ語彙力失う。ベッド二つあるから例の弟さんと一緒なのかな?

 

「ほら、教室に行くぞ」

「先生」

「なんだ?」

「ベットから出たく無いです」

「はぁ...」

 

織斑先生が、額に手を当て溜め息を吐いた。しょうがないだろこのベッド、包囲力ヤバいんだから。

 

「あんまり困らせないでくれ、お前だけテスト出すぞ」

「しょうがないですね、今回だけですよ?」

「はぁ...」

 

またまた溜め息を吐いた。そんなに溜め息ばっか吐いてると、幸せが逃げちゃいますよ先生。大体俺が悪いけど良いだろ、また1年から苦行スタートなんだから。

 

部屋を出て、今度こそ教室に向かう。教室は女子ばかりでUMAの気分が味わえんかな、今日から俺はツチノコだ。

 

「うぉっとっと」

「考え事は良いが気を付けろ。私が先に入るから合図したら入ってくれ」

 

織斑先生の背中にぶつかったが、何とか体制を立て直す。すんません先生気を付けます。先生が教室に入ってくと歓喜というときのほうこうが聞こえる。うるさ!ディアルガとパルキアやん、ポケモンが居る学校とかヤベェぞ。鼓膜壊れちゃ^〜う

 

「田中入って来て良いぞ」

 

此処から俺の戦が始まる一歩。俺の戦いは此処からだ!第一部完。教室のドアを開けて挨拶をかます。

 

「もう1人の男性操縦者だ、自己紹介を」

「どうも、パチンコの当たり音で脳が焼かれた田中龍です。18歳でネットの人権を奪われましたがよろしくお願いします」

「...」

 

我ながら完璧で、ゴミみてぇな自己紹介だな。

 

「そこの席に座ってくれ」

「あい」

 

何やかんやあって、授業が始まった。

授業は普通についてけるが、時々分からん単語が出て来て頭が?になりそうだが分からん単語は先生に聞く事にしよう。これ学校での基本な?分からない所は素直に聞きに行こう。じゃないと詰む。あ、PIC(パッシブ・イナーシャル・キャンセラー)はゼミでやったから分かるぞ。でも原理は分かんね。単語だけは覚えたからな、色々と。

 

「では、此処までで質問がある人?織斑君や田中君は大丈夫ですか。分からなければ言ってくださいね!先生ですから」

 

織斑君が恐る恐る手をあげる。

 

「先生!」

「はい!」

「ほとんど全部分かりません...」

「全部ですか!?田中君は」

「少しだけしか分かんないっすね」

「織斑、田中入学前の参考書は読んだか?必読って書いてあっただろ」

「いや...間違えて捨てました」

 

織斑君が出席簿で頭叩かれてた。うわ痛そう...出席簿って意外に硬くて普通に凶器になるから気を付けようぜ、先生。

 

「お前は?」

「まだ読んでる最中です」

「織斑、田中に見せてもらいながら一週間で覚えろ」

「あの厚さで一週間は」

「やれと言っている」

「はい...」

 

先生が野獣の眼光みたいに織斑君を睨む。

授業が再開されるが、織斑君が白く燃えてる様に見える。制服の色じゃないぞ?ボクサーの方の意味な。てか織斑君背高いな、170はあるだろ。

俺もノートに書かないと不味いな、いきなりIS関連の授業だから死ぬ。あー年末。さっさと帰ってゲームしてぇ。

 

「はい、ここまで」

 

先生の合図と共に授業が終わった。

学校に授業って長いようで短いよな、バイトと一緒で。最初は覚える事多いからそれだけで終わるけど、後半から長く感じるわ。今はまだ良いけど後半真面目に授業受けなさそう俺。

 

 

「少し良いですか?」

「んあ?」

 

スマホを弄ってたら織斑君が来た。

 

「俺織斑一夏って言います!一夏って呼んでください!」

「自己紹介で言ったけど田中龍ね。敬語とか要らないから好きなように呼んでね」

「はいじゃなくて、分かった」

「あーそうそう参考書は待ってね、部屋に戻ってからじゃないと無いから。」

「本当助かります!男1人は結構苦しいんで....」

「確かに1人は辛いもんなぁ、一夏君はゲームとかする?」

「友達の家でやる程度かな田中...さんは?」

「すみませんソイツを借りても良いですか?」

「どうぞ」

「あ、箒!」

 

箒と呼ばれた女の子に一夏君が引っ張られて教室を出て行く。俺はノートを見返すか、音楽を聴いて授業が始まるまで待つか。んー音楽だな。部屋に帰ってからノート見れば良いや。イヤホンを耳に付けようとしたらまた、誰かが来た。

 

「ちょっとよろしくて?」

「どうも」

「まあ!何ですのそのお返事。私に話し掛けられるだけで光栄なのですから、それ相応の態度があるのではないのかしら?」

 

ヤベェ奴に絡まれたよ金髪ドリルお嬢様?に。何言ったら良いんだろう俺が言う言葉全部反応しそうで怖い怖くない?

 

「何ですの貴女は?わたくしに何かご要望なんですの?」

「あ、貴方馬鹿にしてますの!」

 

机をバン!っと叩きクラスメイトの視線が一気に集中する。これ選択ミスったな、最悪だ。正直に言うしかないか。

 

「すまんすまん。2chねるで書いてたんだ、お嬢様言葉にはお嬢様言葉で返せって」

「貴方それは間違いですわ、普通に話して大丈夫ですわ」

「そうなの?あれはエアプだったか。後名前聞いて良い?俺途中からだったから全員の名前知らないんだよね」

「仕方ないですわね、私はセシリア・オルコットです」

「んでオルコットさんは何用で」

「男性操縦者を見極めに来ましたわ」

「先に言っとくけど俺何も出来ないよ?ISの適正だっけそれすらも受けてないから」

「はぁ!?それは本当ですの?」

 

学校のチャイムが鳴ったからさっさと戻れオルコットさん。此処の教師は怖いからなぁ

 

「ほらチャイム鳴ったから戻りなさい」

「話の続きはまた後で!よろしいですわね」

「よろしくないってよ!」

「貴方は!」

 

 

 

 

 

 

-

 

 

 

 

あー全部の授業が終わった。先に一夏君に参考書を渡して、寝よ。ノートの確認何てしてらんねーよ。疲れたんだ、僕は。先生に鍵貰ってなかったわ。

 

「織斑先生少し良いですか?」

「なんだ?」

「部屋の鍵貰って良いですか?」

「私が持っていたなホラ、鍵だ。それと後で職員室に来てくれ」

「了解です」

 

そう言えば俺の部屋番号なんだっけ?えーと1919号室って汚ねぇ部屋番号だなもしかして、狙ってやったのかコレ。んな訳ないか。さっさと部屋に戻ろ。

 

「田中さーん...あれ?千冬姉田中さん何処行ったか分かる?」

「織斑先生だ馬鹿者。田中ならそこの階段を上がったぞ」

「一緒に帰ろうと思ったのに」

「織斑君言い忘れてたけど、コレから寮で生活してもらう事になってるのごめんね?」

「あれ寮なんですか?てっきり俺家からだと思って」

「最低限の荷物は此処にあるから安心しろ」

「マジすか...」

 

 

 

-

 

部屋を開ける前に一応ノックすっか、コンコン。おや、反応が無い誰も居ないのか?もう一回ノックするか。やっぱり反応が無い。一夏君と一緒の部屋だよな?まあいいか開けよう。

 

「てか俺以外の荷物無くね?」

 

まさかの1人部屋だった。女子と一緒でも嫌だけどな気不味いし、変な事になっても困る。適当に片付けて、一夏君に渡しに行こう。

Amazonで見つけた運転出来るキャリーバックに乗って移動する。

移動がマジで楽で良いわ。廊下で時折すれ違う女子に何アレって言われるが、キャリーバックですこれ。良いでしょ?

 

さて一夏君の部屋は何処だ?あそこかな?女子が群がってるから

 

「すんませーんちょっと避けてくれないっすか?」

「2人目だー」

「りゅーちゃんだー」

 

何か袖がぶかぶかな子にちゃん付けで言われた。違和感凄くない?年下の子に言われると何か、むず痒いっていうか。

 

「ねーそれってなーに?」

「これかい?これはね、運転出来るキャリーバックだよ」

「えー良いなー私も乗りたいなー」

「良いけど一夏君にコレ渡したら、織斑先生に会いに行くけど一緒に来る?」

「それは良いかな、私の部屋まで送ってって」

「しょうがないにゃあ」

 

隣にいた子に此処一夏君の部屋?と聞いたらそうですって返答が来たから、当たりだった。ついでに後ろに座ってる子の名前を聞いたら、布仏本音と言うらしい。ちゃん付けで呼ぶんだったら、のほほんさんと呼ぶけど良いって聞いたら良いよと返答されたからそう呼ぼう。

 

「ノックしてもしもーし」

「はい」

 

一夏君じゃなくて、巨乳の子が出て来た。同じ部屋の子か、ならこの子に渡して貰おう。

 

「一夏君にコレ渡しといてくれない?」

「分かりました」

 

参考書を渡したから職員室に向かうか、織斑先生が待ってるから早めに行こう。のほほんさんを先に部屋に送ろう。

 

「部屋何処?」

「そこだよ?」

「目の前じゃねぇか」

「えへへ」

 

本当に目の前だった。何しに乗ったんだよホラ、降りろ降りろタクシーは終了だ。のほほんさんが手を振ってきたから、俺も手を振る。此処でお別れだぁ、じゃあな!

 

 

 

 

 

-

 

 

 

「丁度良いタイミングで来たなと言いたいが、それはなんだ」

「移動が面倒なのでキャリーバックに乗って来ました」

「次からは歩いて来るように」

「はい、何で俺呼ばれたんすか?」

「ISにこれから乗ってもらう。本当は昨日のハズだったんだがな」

「大人の事情ってヤツですか」

「そう言う事だ、すまないな」

「別に良いっすよ」

 

大体は察してるし、しょうがない。一夏君の優先度の方が高いからな立場的に。俺には後ろ盾何て一切無いから、こればっかな。

待機室って意外に遠いいんだな俺は乗って移動してるから楽だけど。俺のIS適正ってCとかBなのかな?自分で言うのもなんだが、運動神経は良い方だと思う。

 

「田中これに着替えてからISを装着してくれ。」

 

織斑先生に渡された服?いや水着に近い物だった。横に着替え室があるからそこで着替える。おいふざけんな、コレ女性用だろ。先生に文句言いに行こう。

 

「先生これ女性用ですよ!着れないっすよ」

「すまんが我慢してくれ...愚弟のISスーツはあるんだがお前のはまだなんだ」

「...服の下でも良いですか?」

「大丈夫だ」

 

マジでふざけんなよ、コスプレならまだしもただの公開処刑だろマジで。

日本の政府許せねぇな?取り敢えずISに乗ろう。

 

「ISを装着したな動かせるか?」

 

先生に言われた通り動かしてみるが、ラグが凄いある。腕を動かすのに2秒、ぐらいかな、そのぐらい掛かる。半分詰んでるわコレ。ISの対戦何てまともに出来ないぞ、練習しない限り。

 

「先生ラグ半端ないっす」

「ラグ?何秒だ?」

「2秒ぐらいっすね」

 

織斑先生が少しパソコンを操作して、グランドに行く事になった。先生の後ろに着いて行こうとするが歩き辛い。FPSで回線が悪い状態でプレイしてるみたいだ。まぁ、2秒ぐらいだったら何とかなるだろ。

 

「取り敢えず好きな様に動いてみろ」

「了解」

 

取り敢えず、踊ってみよう。両手を横に広げて、片足で立つ様にする。地面についてない右足を横に伸ばした時に左足を少し移動させ、曲げる。曲げた時に左足の後ろに来る様にする。そうしたら、同じ様に右足と左足を交代。コレをゆっくりやっていき、段々とスピードを上げてく。スポンジボブって言われる技だ。けんけんぱって言われる遊びがあるだろう?あれを想像してもらったら少し分かりやすいかもしれない。やっぱりラグのせいでやり辛い。

 

「面白い動きだな」

「先生もやってみます?」

「最近体を動かしてなかったから丁度良いか」

 

先生にやり方を教えながら、俺も身体を慣らす。目を閉じてやらないと感覚が変になっちゃうから閉じる。360度見えるのはやっぱり、違和感が凄い。ぶっちゃけ邪魔だ。これ切れないかなって考えたら、後ろの画面が消えた。念じれば消えるんだな。色々な事を30分ぐらいして終了した。

 

待機室に戻って先生からIS適正を言われた。

 

「田中お前のIS適正だが本当はCだがDだな」

「Dなんすか、やっぱりラグのせいですかね?」

「そうだな、ISの適正は私から言わせて貰えば有って無い様な物だから気にするな。」

「まぁ先生からしたらそうでしょうけど、それ他の人に言わない方が良いですよ。結構落ち込みますよ」

「ふん、もう寮に戻って良いぞ。」

「じゃあお疲れ様でした」

「ああ」




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