コンセプト:レースだけ好きな子のもう一人の人格としてトレーナーを誑かす   作:名無しの権左衛門

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2:まずは基盤として友達づくりからかな?

 ……となると、教室または学食か。

エンドちゃんも来年から走るといっても、お世話になりっぱなしはまずい。

それに併走相手もほしいんだ。

ライバルにわざわざ頼むのもなんだなぁ。

 

 

 うし!

うじうじ悩むよりも行動だ!

 

 俺はまた呼びに来るエンドちゃんと合流して、学食に来る。

 

「なあエンドちゃん」

「何?」

「ここはさ、美浦も栗東もいるんだね?」

「うん。だってここ、二つの寮から同じ距離にあるし」

「頭おかしくなるわ」

「?」

 

 

 俺がいた日本でこの層の厚さは凄いと言わざるを得ない。

とくにあの超大盛の銀髪?白髪?の子は、オグリキャップ。

色んな子に絡み入ってる栗毛?の子は、イケメンホースといわれたトウカイテイオー。

朝食をパンにして紅茶を嗜んでいる薄紫の毛をした子が、メジロマックイーン。

オグリキャップに負けないくらい食ってるボブがスペシャルウィークで、

その周辺に怪鳥とか不死鳥とか女優とかいる。

 はっきりいって頭おかしいな?

ニュースで見たことあるやつだぜ。

 

 そしてこのトレセン学園は、中高一貫校だ。

人間としての範疇に加えていいのかわからんけど、彼女らも高校生になったら走るのか。

楽しみだ!

 

「エンドちゃん、友達ってどうやって作るのかな?」

「ぅぇぇ……わかんないよそんなの……」

 

 あーあーあー、ほんとに泣き虫だなぁ。

情緒が溢れすぎて処理できてないよこの子。

 適当に頭をなでてると、突然背後に気配がした。

がっとふりむくと、そこには不遜な態度の帝王がッ。

 

「キミぃ友達がほしいそうだね?」

「お、おぅ」

「なら、ワガハイが友達になってしんぜよう!」

「お、じゃあ早速遊びに行くか?」

 

 実は昼食なのさ。

 

 流石に朝食の後は授業なんだよな。

朝食の後遊びに行くとか、休日じゃないとやらねぇな。

 

「エンドちゃんも行くぞ!」

「ぅぇ? 私も行っていいの?」

「当然さ。俺の一番の友達だし」

「わぁ、ありがと!」

 

 そういうわけで、ワガハイ改めトウカイテイオー先輩について行くことにした。

いったいどんなところへ行くんだろうか?

俺はもともと男だから、限定された友人と一緒に釣り・競馬・本漁り・潮干狩り・スキューバダイビング・

気球・フリーダイビング・スカイダイビング・渓流下り・ロッククライミング・K2ハイキングを

するくらいしかしたことない。

 たまに鰹一本釣りや海底魚群探知ついでに戦時遺構探り、峠攻め・紅葉狩り・山ごもり・寺修行・

外国漁船打ち払いなどをするくらいか。

漁船打ち払いは、海保や海自が来る前にロケット花火を改造したものでロケランに対抗したなぁ。

 

「まず、二人は何が好きなの?」

 

「俺は何でもできるぜ。宇宙に行く以外なんでもOK!」

「私も誘われたら一緒に遊びを知って学んで楽しみを覚えていくっていう感じだから……」

 

 俺達の答えにトウカイテイオー先輩は、あちゃーと頭をかかえた。

そんな時救世主が出現する。

なんとテイオー先輩が、こんな時のための友人を呼んでいたのだ!

 

「き、キミは!?」

「私はメジロマックイーンですわ! というわけで、このケーキバイキングに用があるんですの」

「昼終わったばかりなのに、まだ食べるのー?」

「それは三時です。今からVR-Sportsしに行きますわよ!」

 

 VR?

俺がいたころは、どでかいゴーグルを頭にひっさげてやってたなあ。

この世界だとどうなっているんだろう?

 

 そういうわけで連れてこられたのは、なんかすごくでかい施設。

スマホで調べたところスポーツ施設らしいが、なんか色々規模でかいよね。

 

「皆さん目白家の名を背負って、世界に宣戦布告しますわよ!」

「「おお!」」

「はい!」

 

 ルールは簡単。ネットでつながった世界が、ARとVRで再現されるので頑張って相手を撃ち殺していってね、

というものだ。

なるほどなぁ。戦場記者とか国境なき医師団とか傭兵とかやってたから、銃撃戦や

高所からの侵入はお手の物だぜ!

 普通はそんな経験意味がないかもしれないけれど、VRの戦場と同じセットが今俺達の目の前にある。

これがARやVRの技術で再現されて、周囲の人たちも楽しめるようになっている。

 

「最初はダイヤグループとの闘いですわ!

これに勝って、夏合宿はいい場所に行きましょう!」

「お、いいねぇ。俄然やる気出てきた」

 

 本当なら硝煙を嗅げば、本能が刺激されるんだけどそんなもんないか。

 

 俺達は頭や背中に機材をセットして、戦場に入っていく。

しかもその機材は足先も完治して、モーションキャプチャーの働きをしているんだとか。

これでお互いのVR機の中にいる俺達の姿が、現実の姿勢と同じになる。

 それにVR内のステージと同じ雰囲気や感触が、現実に反映されているから

この室内に存在する清潔そうな臭いが砂埃と硝煙が混じる死の世界になれば、そりゃあもう滾るんだけど。

 

 

「マックイーンも面白いところに投資してるじゃん!」

「当然ですわ。みんなで楽しめる事を増やすのは、私達にとって重要なことです」

 

「エンドちゃん、頭を狙おうね」

「頭? うん、わかった!」

 

 

 結論から行こうか。勝った。

しかもこのゲーム、銃だけじゃなくて位置や感触も疑似的に再現できるそうで、

ナイフや近接戦闘で鎮めることができたんだ。

謎の技術なんだよなあ。

 あとは死角からの攻撃や殺気のようなものを出しての攻撃を行うと、

何故か相手の動きが鈍ったんだよ。

これで俺やエンドちゃんが、ポイントを稼ぐことができた。

 

 うん、おいしい!

 

「凄かったですわ。特にヘヴンさん」

「うん、ヘヴンが凄かったよね!」

「いやー、頭に鉛ぶち込む作業でよかったよ。

男だったら睾丸打ち抜く楽しさあるんだけどさ」

 

 

 あれ、空気が死んだ?

 

「あ、でも卵そ。じゃなくて、脚を打って瀕死の病人……あ、えーと、

すごく楽しかったよ! またやろうね!」

「え、えぇ」

 

 人間腰を中心に動くから、そこを中心に撃ちやすいんだよなあ。

だがしかし戦闘終盤での舐めプはダメだった。

本当はダメだけど、これは遊びだからいいかって。

 あんな近接攻撃は意味がない。いまでも着剣は効果があるけれど、

それはレーダーも視界も効かないような視界不明瞭な場所ぐらいでしか役に立たない。

 

 いつも通りクリアリングと遠距離からの射撃を優先すべきだったかな?

 

 まあ、終わってしまったもんは仕方がないか。

 

「マックイーン先輩、また誘ってくださいね!」

「わ、私もお願いします!」

「お二人ともお強いですし、またお誘いしますわ。

勿論テイオーさんも」

「やった!」

 

 俺達は二週間後にある準決勝の為、連絡先を交換したり敵対グループの情報の取得する

専用のサイトの場所を教えあったんだ。

これで友人が二人増えた。

 そして同年代のライバルもついでにね。

メイクデビューは6月にあるから、それまで色んな友人兼任ライバルを増やして

一気に俺を強くして”私”の強化をしないとな!

 

 

 

 

 

 そうそうマックイーン先輩は、饅頭になってたぜ。

 




タグに同性愛をつけてましたが、よく考えると同性愛要素なかったので排除しました。
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