コンセプト:レースだけ好きな子のもう一人の人格としてトレーナーを誑かす   作:名無しの権左衛門

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3:まずはトレーナーを陥れるための好みを探ろうじゃないか

 

 俺はあの女神に言われた通り誑かして、”私”に意識を向けさせないといけない。

そのためには趣味趣向を一通り把握して、好みも合致させてはその方向に導いていくんだ。

俺は今まで俺の武器である胸を使ったんだが、やはりあの男……耐性ができてきた。

 いままで胸元を仰いだりとかして、谷間を見せつけてきたのにあろうことか

無視してきやがったこなくそ。

 

 

 そんなわけで、色仕掛けを仕掛ける為色んなウマ娘を参考にしてみようというわけだ!

 

 さてライバル兼任友人になってもらえそうな、いい感じのお馬さんはいらっしゃるかな~?

 

 おっとぉ、この学食に入り浸る子発見だ!

 

「エンドちゃん。あの子は?」

「ライスシャワー先輩だよ。ちっちゃくても、高等部の先輩でド根性を持ってるよ」

「今高校生で、この後4年くらい走るとしたら……ん?」

 

 トレセン学園って、留年は何ねんできるんだろうか。

まあいいや。怖くなってきた。

 

「とにかく同世代だし、えんどちゃんのライバルになると思うんだ」

「そうなの!? 晩成っぽいなのはわかるけど、ちっちゃいし……」

「たぶんエンドちゃんの方がちっちゃいんだよなあ。それに小さいとステイヤーとして、素晴らしい素質を持ちやすくなる」 

 

 ハッ、至近に気配あり!

 

「ひゃっ!?」

 

 あれ、さっきの子じゃん。

 

「やあシャワー先輩、今日もかわいいね」

「!?」

 

 あれ、体を低くしてそのまま胴回りを掴んでそのまま首と口を制圧した後、胸に押し付けて首を折ろうとしてしまった。

あっちゃー、韓国人におやじ狩りされてた弊害だなー。

 

「あ、下手に動いちゃうと、鮮血したたる可愛いお人形さんになっちゃうかも」

「……!?」

 

 目に涙をためて頭を振るってるけど、興奮しちゃったのかな?

大丈夫大丈夫。将来のライバルを今消しておこうッて訳じゃないし、

なんなら重度の障害を負わせて退場させてやろうなんて思ってないからさ。

 オホーツクの寒気が入ってくるっていうのに、盛大に打ち水とかされてマンションの影の影響で蒸発しないまま次の日になると凍ってて転倒して腰うって病院に搬送されたんだよなあ。

 

 忘れてねえんだよなあ。

 

「ちょちょ!? ヘヴンちゃん! 先輩の首! 首!」

「あ、ごめん! シャワー先輩、貴方がかわいくて仕方がないから、つい俺専用のお人形を作ろうとしてた! 興味ない人からの好意程、気持ち悪いよねごめんなさい!

でも、私は貴方を愛しているんです! これだけは、信じてほしくて」(ニチャァ)

「えぇ……」

 

 迫真の演技だろ?

ついやっちまったぜっていうやつで、憎しみじゃなくて肉染みなんだよって。

 

 

 まずは、精神を折ろうか。太郎はきっとトレーナー室にこもっているから。

テメェの自尊心を壊してやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、弁明は?」

「ごめんなさい」

 

 

 エアグルーヴ副会長に制圧されました。

鍛え方が悪かったぜ。

 

 

「ライスシャワーは運んでおく。後日、謝罪に来い。いいな?」

「はい。誠に申し訳ございませんでした」

 

 

 ぼっこぼこにされて俺の頭はすっきりしたよ。

なんで俺、こんな事をしてしまったんだっけな……。

あ、そうか。死角に居た奴に腕をかみちぎられて、グレネードで頭吹っ飛ばしてから病院に入れられたんだったな!

いやー、俺も結構トラウマ持ってたんだな!

 これからは気をつけよう。

エンドちゃんも折檻受けてしまったし、彼女にも謝罪しなければ。

 

「エンドちゃん、ごめんなさい」

「ぇぅぁぁ……無事、なんだよね?」

「うん。もう大丈夫。戒めてるから」

「よかったぁ、いきなり人が変わったみたいで怖かったんだよぉ」

 

 やっぱ過去は怖いなぁ。泣きじゃくるこの子を慰めてから、トレーナーの弱点を探さないと。

 

 

 

 

 

 さて……俺はエンドちゃんと一緒に、トレーナーを探しにトレーナー室(職員室とは別)に足を運んでいた。

そんな時だ。Fe成分のものが、硬質のものにたたきつけられた音が聞こえてしまった。

何なんだと思って、俺達は走っていったんだが……衝撃的な映像を見てしまったのだ。

 場所は歩道の分岐にある自動販売機の傍にあるベンチ。

そこに太郎が鼻から血を出して、横に倒れこんでいた。

 

「ふぁ!?」

「ひっ」

 

 エンドちゃんは恐怖で体を震わせて、涙をこぼし始めている。

が、俺は窒息を防ぐため、すぐに駆け寄って処置する。

乗馬体験コーナーで、肺由来の鼻血を出し始めた馬にスタッフさんと共に処置したことがある。

ついでにプールの飛び込み台で、間違って飛び過ぎて鼻を折って出血や歯を折ったスウィマーの処置もしたことがある。

 すぐに俺は服やスカートを使って、処置をしていく。

パンツ一丁、ブラ一丁?

そんなことより人命だオラア!

 

「エンドちゃん、大声で助け呼んで! ウマ娘ならできるでしょ」

「はわっ、あわっ。ヒトが倒れてる!!! 助けてえええええ!!!」

 

 するとすぐに駆け付けてくれて、病院やら共同処置を行ってくれる。

この後トレセン学園に常備してある救急車で、最寄りの総合病院に運び込まれた。

 

 

 ちなみにライスシャワーも、この総合病院にいる。

 

 謝罪しにいこうか。

 

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