コンセプト:レースだけ好きな子のもう一人の人格としてトレーナーを誑かす   作:名無しの権左衛門

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4:今日こそ太郎を誑かしてやっからな!

 

「誠に申し訳ございませんでした」

「い、いいよ、ライス気にしてないから」

「ありがとうございます。今後近づきません。

もしも近づいたら、貴方を殺して私も死ぬ!」(ニチャァ)

「本末転倒だよヘヴンちゃん!!?」

 

 あ~ライスシャワー可愛いなあ。

俺のモノにしたいなあ。こんな天使を穢すなんてできないけど、俺男だから問題ないぜ?

 

「ひっ」

 

 まさに人形だ。あー、愛でてえなあ。一緒にナイスボートしようぜ~?

 

「」カタカタカタ

「ちょ、ちょっとヘヴンちゃん! 先輩がっ」

「謝罪位静かにできんのか貴様あああ!!」

「わあっ、副会長!?」

 

 ヘヴンちゃんやかましいよ。いま、ライスちゃんを味わってんだから―――バキッ

 

 

 

 

 えー、いつの間にか、やられてしまいましたねぇ。

 

 そもそもなんで俺は、ベッドで寝ているんだろうか。

昨日の事を思い出そうとしても、全く思い出せない。

なんだか頭が痛いな?

 

 

「お、太郎じゃないか!」

「寝起き第一声がそれか、バカ」

 

 電気は豆球だけで、薄暗い中太郎が俺の傍で椅子に座ってみている。

なんかやっちまったかねぇ、なんかぼーっとしてきた。

 

「ヘヴン」

「ん?」

「ありがとう。助かった」

「そりゃよかった」

 

 なんかしたかね?

まあいいや、聞きたいことを言わないとな。

 

「なあ太郎」

「ん?」

「巨乳はすきか?」

「……黙秘権を行使する」

「じゃあ、爆乳はすきか?」

「黙秘権を行使する」

「ヘヴンファイナリーは好きか?」

「G1はとってほしいな」

「おやすみ」

「おやすみ」

 

 よし分かった。

明日からお前、巨乳とか使って落としてやっからなあ?

 あとは手料理と自力で生きる術か。

富士山麓の樹海で一緒にサバイバルでもしてみるか?

(なおすぐさま陸自にお世話になる模様)

 

 

 

「そういうわけで、ライスちゃん。一緒にお買い物しない?」

「ヒィ」

 

 

 一人で学園内を闊歩しているときに、意識を沈ませて気配を消してライスシャワーを真後ろから確保した。

ほらほら、耳とか背中とかぞわぞわするだろう?

マムシを背中に入れられるよりましなんだから、我慢してくれ。

 

「ら、ライスはそんな、趣味……ないからぁ」

「大丈夫だよ、俺がゆっくりこっちの世界へ」(ネチネチネチ)

「ヘヴンちゃんめっけ! ねえ、何しようとしてたのかな?」

「あ、エンドちゃん。太郎を落とすため、一緒に化粧品を買いに行こうとしてたんだ」

「あー。そういえば、ヘヴンちゃんの部屋に化粧品皆無だったよね」

 

 そうなのだ。俺の部屋に、というか”私”は化粧っ気がまったくないんだよ。

見た目だけはいいんだから、少しは身綺麗にしようぜ?(風俗並感)

 あとは出費がかさむが、大人の下着を購入してやることか。

そしていつか強襲してやればいいのだ。

ククク、あいつの絶望が目に浮かぶわ。

 

 さてさて、直近のデパートに来たぜ。

ゆめタウンとかイオン、サティ……。

夢破れ山河となっているが、消費者目線でいうと割とどうでもよかったりする。

消費者のニーズにあってれば、選ばれた物のみが生き残るんだからな。

 

 

 

「なあなあ、ライスちゃん。これ黒レースで紐だよ!

きっと似合うって!」

「ら、ライスには似合わないから!」

「俺と一緒に夜を過ごすかもしれないだろ?」

「助けて、エンドちゃん!」

「いいなあ、一緒に寝泊まりでしょ?」

「そうそう。あ、このネグリジェとかもいいんじゃない?」

「ライスもこれ着るの?」

「ライスちゃんがこれ着るんだよ」

「あわわわわ」カタカタ

 

 ライスシャワーをいじってやったぜ。そもそもここに来た目的は、俺があいつを誑かすという契約を

果たすためだからなあ。

わりと女装に抵抗はない。というか、楽しい。

 さてさて、何から行こうかな?

まずはノンアルとアルコールを交換して酔わせるだろ?

認識障害起こさせて、そこからは俺のターンだ。

 

 この程度、経済スパイなら当然だろ?

 

「あー買った買った」

「……」

「これでトレーナーにアタックするの?」

「そうそう。これで誑かして後は”私”が決めるのさ」

「うーん。でも、これはちょっとやりすぎじゃない?」

「この程度、俺のプロポーションなら余裕さ」

 

 ん?

そういえば、ライスシャワーが静かだな。

どうかしたのかね。

買ったものは、全部トレセン学園に送ったから何も問題はないのに。

 

「どうしたのかな?」

「ひっ、あの、あの……な、なんでライスを誘ったの?」

「可愛いから。それ以上に何か必要?

あ、そうだ。エンドちゃんもライスちゃんも、俺だけを見ていてくれよ。

成し遂げてやっからさ」

「不純だけど、頑張れ!」

「応! ”私”の事は、気にしなくていいぜ」

 

 結局レースしか顔合わせしないだろ。

ヒキニートは自分で歩んでこない寂しがり家かつかまってちゃんな面倒な奴。

この陸上選手の蠱毒に軟弱ものはいらねえ。

”私”は、レースだけ頑張ってもらって、後は俺がなんとかする。

 ついでの報酬で、俺はライスちゃんを弄ぶ。

それくらい良いだろう? ”私”。

 

 

 

 

 じゃあ、太郎。”私”を俺が魅せてやっからよお、惚れて見せろよ!

 

 

「よっし、部屋先に着いてるな。エンドちゃん、シャワーちゃんありがとな!」

「うん、またあとでね」

「あ、は、はい」

 

 エンドちゃんは疲れからか、走って去っていった。

ライスシャワーは、精神的な疲れからかゆっくり帰っている。

 

 さて俺はどうしようか。

DVとかまるでダメな男という方面か、愛を叫んで共感覚で好きになってもらうか。

 両者択一なんてしない。取捨選択もしない。両手取りしよう。

 

「おっと、ライスシャワー」

 

 俺はすぐに彼女を捕獲して、しっぽを触りながら(DV男)耳元でささやく(愛叫び男)。

割と簡単に捕縛できたなぁ。

 

「一目ぼれだけど、キミには俺の愛を受け取ってもらうからな。

長い付き合いだ、よろしく頼むよ」

「ら、ライスもよろしくお願いします……」ガクブル

「かわいいなあ、らいすちゃん♂」ニチャア

 

 

 さてさて腰が砕けたライスシャワーを、元の部屋に戻した後

太郎のところへ向かう。

個室へ向かうのだが、相変わらず真っ暗で気絶する様に寝ていた。

 時刻にして17時。

このままだと完全な夜食になるので、俺が日本食を作り置きしてやろう。

調理場は家庭科室を借りるぜ。

食料自体は常にウマ娘レベルで保存されているから、ちゃんと許可を得てから作ったぞ!

 

 あんまり変な行動をしていると爪弾き者になるからね、しょうがないね。

 

 うーし、これで太郎は腹空かさないだろ。

今日は帰って寝るかね。

太郎の好みはまた明日だ明日ぁ。

 

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