神の鎧をオルタに突っ込む話   作:レベルアップ

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あらすじ
副司令に説明を求められる。


地味に崩壊

「ふむ……鉄、アルミニウム、チタンましてや戦術機に使われているスターライト樹脂とも違うようね。この剣は鳥の羽のように軽いのに地球上に存在するどの金属よりも遥かに頑丈…この私でも見たことがないわこの物質は」

 

「それはそうです。だってその物質はこの世界には存在しないものですから」

 

副司令さんがZの剣を持ちながら感想を言う。現在、横浜基地の副司令のオフィスではなく何処かの研究室に先程まで副司令のオフィスにいた全員がいた。Zの姿になった俺を見て興奮状態になった副司令が1時間ほど興奮した後この研究室に直行した。そして色々と質問をされたのだった…と言っても俺は超精神物質Zが何で出来ているのかは知らないので漫画で書いてあった変幻自在という事とかしか教えられないんだけど。

 

「この物質は使っている人物の感情、その人物、つまり野上、アンタの脳味噌の脳波の信号を受け取ることで使用者の考えているイメージの形に変化する…そう言う事でいいのかしら?」

 

「大体そう言う事だと思います。その為には人体に流れるチャクラ…所謂、気とか言うものを使っているとのことです」

 

「チャクラ…確か、ヒンドゥーで聞く奴ね。っと言っても私はそう言う気とか魔法とかそういうものは信じていないから殆ど豆知識程度なのよね。まあ、アンタの話が本当ならそれが現実にある訳なんだけど…まあ、現実に存在するって事は、一種の化学の産物って事でいいかしら」

 

興味深そうに俺をジロジロなんか舐め回すように見る副司令。ちなみに俺はまだZのまんまだ。殆どこの研究室に引き込まれる形で引っ張られてきたから解除していない。後ちなみに移動中は光の屈折の応用で俺の姿はZではなく野上 翔の姿で第3者からは見えていたのでバレてない筈。実際白銀君に聞いたらちゃんと能力発動していたから大丈夫だろう。

 

「まあ、実際変化するのを見せた方がいいと思いますのでちょっと返してくださいね…じゃあ、変化させますよ…どうですか?」

 

副司令さんから剣を返してもらって剣を変化させ、ピコピコハンマーの形に変える。それを間近で見ていた副司令さんは本日何度目かの興奮状態になる。

 

「あらまあ!本当に変わったわね、貸しなさい野上、どれどれ……っ!?ちょっと野上、少し柔らかくなってないこの剣…今はハンマー?まあどっちでもいいか!凄っ!!白銀、見なさい!!ハンマーの部分が凹んでるわよ!!」

 

「確かに。というか先生キャラ変わってません!?俺の知ってる先生はもっとクールですよ!!キャラ崩壊起こしてませんか!?」

 

「うるさいわね白銀!!こんな技術見せられたら科学者なら全員卒倒するか気絶するかのどっちかに決まってんでしょっ!!」

 

くわっと副司令さんが白銀君のツッコミに反論する。なんか面白い人だなあと思う。後副司令さん卒倒するか気絶するかと言ってますけどそれどっちも同じ意味です…。

 

「野上が私の前でZになった時は衝撃を受けたわ。何せあの彫像を被ったらこの姿になるとはこの私も予想出来なかったわね〜。鎧を纏う、というより彫像を構成している超精神物質Zが野上の…人間の体に細胞レベルで一体化していくのを見た時の衝撃は大きかったわね……というか正直私が今まで学んできた物はなんだったのかとも思ったけど…」

 

最後の方なんか沈んだ感じだ。僅かながら嫉妬が感じられる…僅かどころじゃなかった結構嫉妬してるようだ。科学者って割と自分以外の他の技術に嫉妬する生き物なのだろうか?まあいいや俺、科学者じゃないから。

 

「そういえば野上、お前その力はお前をこの世界に送った"神?"がお前に欲しい力を渡したって言ってたけど…それは野上の世界にはありふれた技術なのか?」

 

「そういえば私に説明した時にもそんな事を言っていたわね。アンタの世界じゃその技術はありふれた物なの、それとも一部の人間にしか扱えない技術なのかしら?」

 

白銀君と副司令さんが聞いてくる。………………………いや、俺の世界そこまで凄くないんだけど………どう説明しよう好きな漫画から選んだって言った方がいいか?本当のこと言わずに適当な事言った方がいいかな…絶対「何言ってんだコイツ」って顔されるだろうし…いや別にいいか、別にそんなことしなくて、わざわざ嘘言わなくて。第一隠すほどでもないし、ややこしくする必要ないし第一別に周りの人間に教えたら黒の組織に狙われる訳でもあるまいし。後、訂正しておいて欲しいアレは神じゃないクソジジイもしくはゲロジジイもしくはその他罵詈雑言で呼ぶべきだ。

 

「いや、違います。俺の世界はいたって普通です。と言ってもこの世界とは違って乗り込む戦闘ロボットはなくて…どちらかといったら白銀君の元々の世界と似たような世界です」

 

「戦闘ロボット…ああ、戦術機ね。それがなくて白銀と殆ど同じ世界ってことは…この技術はその世界のものではないってこと?それなら野上をこの世界に送った神?の技術?いや、アンタが欲しい力なら一体、何を元にしたの?」

 

「俺の世界にある漫画「マジンサーガ」って漫画に出てくるんですよこの神の鎧は出てくる主人公がこの姿に変身するんですよ」

 

「…ちょっと待ちなさい」

 

副司令さんストップをかけられる。どうしたと聞こうと思って思わず口が止まる。副司令さんの顔がさっき以上の迫力がある。ていうか怖い、髪が前にバサッといつのまにか掛かって表情が見えないが口が笑っている。美人が怒ると怖いって本当だったんだ、驚きだ。

 

「野上、ちょっと待て!!お前のその力って……元々、漫画からきているのか?」

 

白銀君もなんとも言えない表情だ。まあ、そんな顔されるとは思っていたよ。あんな凄い力なのに元ネタ漫画ですってなんの冗談だろうね特にこの世界では。

 

「いや、ちょっと待て!!お前、平和で楽しい世界を望んだんだよな!?なのに……なのになんで……そんな凄え力頼んでんの、必要ねえだろ!!なんで!?」

 

白銀君が叫ぶ。理由?いやそんなの1つだよ。

 

「変身したかったから!!ただそれだけ!!」

 

「それだけ!?嘘だろ!?」

 

「本当に本当。ほら変身ヒーローな変身ベルト的な感じで頼んだ、ただし性能はそのまま」

 

「意味わからねえよ!!てか変身ヒーロー!?確かお前、俺より年上だったろ、それなのに変身ヒー…ヴェェエエ!?!?」

 

「白銀君……ライダーを侮辱するのはいくら白銀君でもゆ゛る゛さ゛ん゛!!!!!!!!!!!」

 

白銀君がなんか言おうとしたのでちょっと白銀君のほっぺたを念力でつねる。たとえ何歳になろうとライダーとかウルトラマンとかスーパー戦隊好きだし、マーベルヒーローが大好きで悪いか!?一応念力使ってるけど流石にダー○ヴェ○ダーみたいに首は絞めない、危ないから。……………………○○ス○○イ○○はカッコいいのにどうしてカイロ・レンはあんなのなんだろう?誰か答えて欲しい…………。

 

「ちょっと、静かにしなさいよ!!!!」

 

副司令の怒鳴り声が研究所に響く。突然の大声に驚き俺と白銀君が副司令さんを見る。

 

「ウフフフフフ…ウフウフフフフフフフフ……野上。アンタのその神の鎧は元々漫画だった…ですって?アハハハハハハ…ナニソレ?ワタシハたったノ半導体150億個の並列処理回路を手のひらサイズに変えるだけの簡単な仕事が出来ないってイウノニ……」

 

「……あの、先生?大丈夫です…か?」

 

背後を向き俯いて笑い声をあげる副司令さん……疲れてるの?そんな副司令さんを頬っぺたを刺さりながら白銀君が聞く。それに反応したのかガバッと振り向く…顔っ怖!!!!????

 

「そんな、超技術をそのクソジジイはポンと漫画の内容見て、作り出したですって!?というかなにそれ!!色々とふざけてんの!?」

 

怒り出す副司令さん、なんだろう……副司令さんの心の中ちょっと覗いたんだけど………荒んでるな〜こういう立場の人ってきっとストレス溜めちゃうんだろうな。

 

「私がいつまで経ってもソレを纏められないからこの地球がやばいっていうのに、そんな凄い神の鎧をあっさりとなんて……だったらテメェが作れっての00ユニットを!!ソイツはそんな事しないで別の場所から高みの見物ですって!!人間を舐めてんのか!?」

 

「おっ落ち着いてください先生。ちょっと、大丈夫ですか?」

 

白銀君が駆け寄ると副司令さんがグリンと顔を向けた。白銀君後ずさる。

 

「し〜ろ〜が〜ね〜、これが落ち着いていられると思ってんのか!?」

 

「えっちょっと……ぎゃああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?」

 

 

 

 

〜香月夕呼が落ち着くまで2時間程かかるのだった〜

 

 

 

 

色々あって3人仲良く水を飲む(嵐がきたかのような部屋で)。あの後は大変だった副司令さんが怒り出し白銀君と俺が巻き込まれたので(主に白銀君がなんか手慣れていた)なんとか宥めこの部屋にいる俺は平気だが副司令さんと白銀君の髪はボサボサだ。後、俺もZから普通の人間に戻った。

 

「……先生、なんか顔スッキリしましたね」

 

「そう?うーん、確かになんか調子いいわね。色々と怒って気分いいわ、やっぱり何かしらのストレス解消は必要ねえ」

 

背伸びをしながら感想をいう副司令さん。顔色もさっきよりいいし本当に調子が良さそう。やっぱり人間色々とストレスとか溜め込んじゃいけないんだな鬱憤ばっかり溜めても良くないし。

 

「崖とかで「バカヤロー」みたいな事を叫ぶとかどうです?」

 

「ああ、それもいいかしら?まあ、ひとまずはいいわ」

 

ちなみに白銀君は無事だ。襲われる寸前に羽交締めで副司令さんを止めたので特に怪我人は出なくて済んだ。めでたしめでたし。

 

「そういえば、野上アンタはどうするの?」

 

「何をです?」

 

「白銀は訓練兵になるけどアンタはどうするの?必要ならそれなりの役職にするけど」

 

「…そうですね、俺も出来れば訓練兵でお願いします。ハッキリ言って凄い力を持っていても俺は素人ですので、それに俺自身が強くなればZの力をさらに強くできるかもしれないので。後この世界の事を出来るなら知っていた方がいいと思いますので」

 

副司令さんにお願いする。原作でも兜甲児がやっていた事の真似っぽいけどこの方が1番いいだろう。実際、ずぶの素人が軍の指揮官やロボットの開発に携えるのは100%無理、ましてや最初から兵士として戦えるとも思えない。

 

「OK、分かったわ野上も白銀と同じ扱いって事でいいわね。アンタも白銀と同じ訓練小隊に編入させるそれでいい?」

 

「ありがとうございます!!」

 

「後、アンタの神の鎧の能力も調査するつもりだからその辺りはいいわね。色々と準備が必要だから2週間ほどかかるからそのつもりでいなさい」

 

「はい、わかりました。俺もZの能力は詳しく把握しておきたいのでありがたいです」

 

Zの力を知りたいのは副司令さんも同じ考えなのだろうけど。そうしてひとまず解散となり俺と白銀君は部屋に案内された。

 

「とりあえず長い一日だったな」

 

用意されたご飯(美味しかったけどなんか味が少し変わっていた)を食べベットにゴロンと眠りながら思わず呟く。転生した所がもう少しで滅びる状況とか笑えないよと考えながら寝る事にするのだった。




主人公が使った能力。
武器の変化
原作でも使っていた能力です。まさかの変化させた武器第1号がピコハンでした。
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