神の鎧をオルタに突っ込む話   作:レベルアップ

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あらすじ
荒ぶる副司令。


訓練小隊

「白銀 武です。よろしくお願いします」

 

「野上 翔です。よろしくお願いします」

 

副司令さんとの話をした日から後日、俺と白銀君は入隊する訓練小隊である207小隊に2人仲良く並んで目の前の訓練小隊のメンバー(全員が女の子達)に挨拶する俺と白銀君。目の前の女の子達はめちゃめちゃ可愛い子だ俺はハッキリ言って遠くから見ている方がいいレベルの。

 

「見ての通り男達だ。この時期にと疑問に思うだろうが"とある"事情により今まで徴兵免除を受けていたやつらだ。訓練には明日から参加してもらう…分かったな?」

 

「「「「はいっ!!」」」」

 

この訓練小隊の教官である神宮寺 まりも(じんぐうじ)教官(来る前に白銀君に教えてもらった。白銀君の元の世界では学校の担任だったらしい。後、神宮寺教官も例によって凄い美人)の言葉に訓練小隊のメンバーが答える。その後、神宮寺教官が食事を一緒にして交流を深めろと訓練小隊の子達に言い訓練に戻させ俺と白銀君には待機して見学していろと言う。

 

「なんか軍隊って感じだね。そう、軍隊って」

 

「そりゃそうだろ。ここ軍事施設だぞ」

 

白銀君に感想を言うと返答してくれる。しかし本当に女の子ばっかりで男子は俺達しかいないんだな、白銀君の話によれば戦争で男は次々に戦場に送っていたがそのうち足りなくなってきたから女も結局出る事になったと言っていたけど。本当にこの戦争って末期だなと改めて思う………前世で家で漫画読んで映画見ていたのが懐かしい。

 

「あの子たち、訓練小隊の子達とは知り合いなんだっけ?」

 

「ああ、でも正確に言えば元の世界とは似ているだけで別人…って感じだけどな。まあ、基本的な性格とか人間関係は殆ど同じだったけど、やっぱり最初は俺もかなり混乱したぞ。お前の為に一応もう一度説明しておくけどあのポニーテールの子が御剣 冥夜(みつるぎ めいや)、眼鏡をかけた委員長…じゃなかった分隊長の子が榊 千鶴(さかき ちずる)、あのちょっと無表情でクールな感じな女の子が綾峰 彗(あやみね けい)、でっあのちっちゃい猫見たいな子が珠瀬 壬姫(たませ みき)だ。まあ、後でみんな俺たちに自己紹介するだろうけどな。それからあと1人鎧 美琴(よろい みこと)って子がいるんだけど怪我で入院してて今はいない」

 

白銀君が簡潔に教えてくれる。んーと、御剣さんに榊さんに綾峰さんに珠瀬さんね、あと1人鎧さんって子がいると… 今回は大丈夫かな? BETAみたいに言い方間違えてないよね。俺べーたーって言ってたのが今でも少し恥ずいです。

 

「まあぼちぼちと名前とか性格とかは理解するとして…今どう言う気分?前のループで一緒に訓練した人とまた一緒になる気分は、複雑?」

 

白銀君にどう言う気分か聞いてみる、色々と複雑かと思ったので。

 

「うーんそうだな…複雑ってよりも嬉しいだな。こんな形だけどみんなやお世話になった人と、また一緒になれたのはとっても嬉しいんだ。それに…今度こそ俺は地球を…救わなくちゃならないからな…」

 

白銀君が拳を握る。いわゆる昔の学友とまた過ごせるのが嬉しいって事なんだろうな感覚的に…俺にはそんなの分からないけど。

 

「だからこそ、早く衛士にならねえとな」

 

「そう…まあ頑張ろ」

 

ひとまずそう言い白銀君との会話を終わらせるのだった。

 

 

 

 

訓練小隊の子達の訓練が終わった後、分隊長である榊さんに横浜基地の案内をされた後基地の食堂に来た俺達。そこには榊さんを除いた訓練小隊の子達が先に座っていた。

 

「早かったな。もう案内は終わったのか?」

 

御剣さんが榊さんに聞くと榊さんが「ええ」と答えて座ったので白銀君と俺も目の前の子達の対面に座る。榊さんがジト目をする(主に白銀君に)。

 

「だって案内の必要がないんだもの。特に白銀は、まるでここに何年もいたみたいに飲み込みが早くて野上は初めて来たのに理解が早かったから。それで予定より早く終わったのよ」

 

「へぇ〜」

 

榊さんの説明に珠瀬さんが反応する。

 

「まあ、方向音痴じゃないので」

 

「俺は予習してきたからな、その成果だよ委員長」

 

俺と白銀君が理由を答える。俺の言ってる事は本当、子供の頃から割と直ぐ何処に何があるかとかは覚えるのが早い。白銀君は前のループでこの基地にいたから分かっているんだろう。

 

「…委員長?」

 

綾峰さんがを訝しげな表情を白銀君に向け、他の子達も同じ顔をする。理由を知っている俺と榊さんだけだ。その榊さんは呆れた感じで白銀君を見ている。俺は特に何も思ってないのでなんとなく食堂のメニューを見る。白銀君は「アッやべ」って顔になるが直ぐに誤魔化し笑いの顔になって説明する。

 

「あ〜悪いな。実は俺の知り合いの委員長が分隊長にそっくりでな。つい言っちまうんだよ」

 

「その言い訳、聞き飽きたわ」

 

白銀君の説明に飽き飽きとしたと言った感じで返答する榊さん。「あはは」と誤魔化す白銀君。白銀君…目の前の彼女達は白銀君は知っている人間だけど、彼女達は初めて会う人間なんだから距離感が違うものだよと心の中で思う。というか、うっかり正体バレるのではと若干ヒヤヒヤしつつ副司令との話を思い出す。

 

 

 

 

〜回想〜

 

「いい?白銀はわかっているだろうから野上だけに言っておくけど異世界から来たとかいう情報は他言無用、ましてやZに変身するっていうのも漏らさないで」

 

「秘密ですか…やっぱり外部に漏れるとオルタ4に危険があるからとかですか?」

 

副司令に理由を聞く。副司令は首を縦に振る。

 

「ええそうよ、白銀の未来の情報やアンタの神の鎧を第5計画の連中に知られたらあの手この手…まあ誘拐とかをして連れて行くでしょうね。この私も重要な情報、技術を独断で所有していたとかいう罪状をでっち上げて拘束でもしてくるでしょうね。最悪、第4計画の取り潰しもして、一気に第5計画を進めて白銀の予言した12月24日…いえ、それよりも早くG弾を使う危険があるのよ」

 

副司令がそう言う、おっかない話だ。誘拐とかはされたくないし神の鎧を持って行かれるのはごめんだとそう思っていると少し疑問に思う。

 

「じゃあ、Zは使わないんですか?きっとあの力は役に立つ筈だと思いますけど」

 

「使えるのならもちろん使うに決まってるじゃない。けどZを使う為にも色々と根回しとかが必要なの。それに私はそこまでZの力を把握してるわけじゃないから使うにしてもまだ慎重に行動する必要があるの。わかった?」

 

根回し?どう言う…そういえばこの世界では戦術機見たいなガンダムもどきなロボットが主力なんだった。そんな中にZ見たいなとんでもがいきなり現れたら誰もが疑問に思うな、考えてみれば。

 

「Zを実は秘密裏に裏で作っていた見たいな情報を流すんですか?」

 

「あら、分かってるじゃない。まあ、その時に必要になればアンタのの力を使って貰う必要があればそうしてもらうからそのつもりでいなさい」

 

やっぱり、疑問に思う人はいるだろうけど実際そんな情報を流せば嘘でも信じたくなるんだろうなこんな世界じゃ。まあ、そう言う事は副司令さんに任せよ。俺は俺に出来る事をするただそれだけだ。

 

〜回想終了〜

 

 

 

 

そんな事を思い出していると御剣さんが用紙を俺と白銀君に渡してくる。もらった用紙を見ると文章が書いてあり、内容は…なになに、『私は国際平和と秩序を…』何これ?選手宣誓とか?

 

「明日までにソレを暗記しておいて、入隊宣誓を2人にやって貰うから」

 

榊さんが説明してくれたのでありがとうとお礼を言う。

 

「ああ、コレか…そういえばこんなのあったな」

 

「あるの?」

 

「ある」

 

白銀君の言葉に反応してつい聞いてしまい白銀君が反応する。綾峰さんが興味深そうに白銀君を見ている、相変わらず無表情だ…でも美人だ。

 

「…知ってるんだ?」

 

「まあ…その国連軍の知り合いにそう言うことがあるって教えてくれていたから…」

 

「そうなんですか〜?明日頑張ってくださいね、お2人とも」

 

珠瀬さんのが励ましの言葉を言ってくる。珠瀬さんはなんか癒されるな、本当に猫みたい。マタタビでもあげたら喜んだりしたりして。

 

「それは、そうと2人とも聞いておきたいことがあるの」

 

「はい?」

 

「ん、なんだ?」

 

榊さんがキッと真面目な顔をしてこちらを見てくるので姿勢を正す俺。

 

「単刀直入に聞くわ…貴方達、期待していいのね?」

 

榊さんの言葉に思わず?が出る。どう言う意味だろうと思い白銀君を見るとなんか分かっている感じだ。分かってないの俺だけか?…俺だけだ。

 

「神宮寺教官からは貴方達が特別な存在だと聞かされているわ。それは、私たち…いえ、この国、この星のためになる特別な存在だと言うことでいいのね?」

 

榊さんの言葉を聞き何となく納得する。突然やってきて特別だと言われていると言う事はこの地球からBETAを倒す為の存在かと聞かれているんだと分かる。その言葉に白銀君が返答する。

 

「そうだ…少なくとも俺はそのつもりだ」

 

「ほう、それは頼もしいな…それでそっちはどうなのだ?」

 

御剣さんってなんか古風な喋り方だな。今はそんな事どうでもいいか、振られたのなら返答しないと。

 

「白銀君と同じく。俺も自分に出来る事をやる気です」

 

「そうなんですね、頑張りましょう。白銀さん、野上さん」

 

珠瀬さんが笑顔で言ってくる。癒される。

 

「私達は、その特別な意味を詮索したりはしない。だが、当然期待はする」

 

「でも、香月博士と神宮寺教官のお墨付きだから、きっと大丈夫だよ」

 

御剣さんが期待を裏切るなと言い、珠瀬さんが副司令さんと教官が言うのだから大丈夫と言う。綾峰さんが横で「…だといいけど」とボソッと言ったのが聞こえた。榊さんも聞こえたようで「んんっ」と咳払いをした。

 

「後、1ヶ月もすれば総合戦闘技術評価演習があるからそれをなんとしてでも成功させなくちゃならないわ」

 

「ああ、それは確かに前半の締めくくり見たいなものだから絶対に成果させなくちゃな」

 

榊さんの言葉に白銀君が同意する。………ナニソレ?

 

「白銀君ソウゴウセントウギジュツなんちゃらこうたらって何?」

 

「わかりやすく言えば軍バージョンの期末テスト見たいなものだ。今まで訓練してきた事を実地で生かして難問を突破するんだよ」

 

ふーんと納得する。その後、白銀君が言っていた鎧さんの話が出てきて戻ってきたらこの207訓練小隊を最強チームにすると言う話になる。

 

「まあ、ともかく期待してるわよ!白銀、野上!」

 

「頑張ります」

 

「まあ、お手柔らかにな」

 

榊さんの激励に答える俺達。答えた後訓練小隊の子達は先程の硬い感じから一気に砕けた感じになる。

 

「さて、話も終わった事だし…ご飯にしましょう」

 

「ああ、そうだな。白銀、野上、この横浜基地の食事は合成食品だが味は別格だぞ」

 

御剣さんが言う。ご飯だー、何にしよう?とりあえずおすすめを聞いてみよう。

 

「ちなみにおススメは何んですか?」

 

「1番の人気は合成サバミソ定食だと思いますよ、人気で割となくなっちゃうんです」

 

珠瀬さんが答えてくれる。そんなこんなでワイワイと給仕の京塚のおばちゃん(おばちゃんと言うように強要された、理由としてはおばちゃんと言う言葉にこだわりがあるらしい)に注文しご飯を受け取る。ちなみに俺はカレーライスにした(サバミソは品切れだった、割とショック)。

 

「どう、味は?全然違うでしょ」

 

「ああ、すっごい美味いよ」

 

白銀君が合成クジラの竜田揚げ定食の竜田揚げを食べながら答える。確かに美味しいけど……なんかいつも食べていたのとは違うなやっぱり……美味しいからいいけど(幸せな気分)。

 

「…美味しそうに食べるね」

 

綾峰さんが俺に言ってくる。そんなに美味しそうに食べてたかな。白銀君の方を見る。

 

「確かに、美味そうに食べるな野上。俺もカレーライスにすりゃあよかったかも」

 

「確かにね。なんだかカレーが美味しそうに見えてきたわ」

 

「ま、まあ良いことではないか美味しそうに食べるのはいいことだ(不覚にも他人の食べているのが欲しいと思ってしまった)」

 

「はい、食べ方も綺麗だと思います」

 

ここにいる全員がそう答える。チラッと周りを見れば何人かチラッと見た後カレーを頼んでいる人がチラホラ見える。どう言うことなんだろと首を傾げつつカレーを食べるのだった。

 

 

 

翌日になり体育館くらいの広さのある講堂の段上で白銀君と2人で昨日渡された容姿の内容を2人で宣誓する…暗記は大変だった、なにせ徹夜したし。取り敢えず無事に言い終える。

 

「横浜基地一同、貴様達の入隊を歓迎する!」

 

教官の言葉が響き渡り白銀君と一緒に敬礼する。ポーズ合ってるよね?そうして俺たちは207訓練小隊に入隊は無事に終えるのだった。

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