神の鎧をオルタに突っ込む話   作:レベルアップ

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あらすじ
原作の中心メンバーとの顔合わせ


身体測定

入隊してから早1週間、色々と覚えることとやる事が多い。体力をつける、戦闘技術と戦術、応急手当、今までの歴史などなど。むっちゃ大変だ。ハッキリ言って俺はビリだ、まあこっちの世界の人はそう言う教育を子供の頃から受けてきたからやっぱ差が出てくるのだろう。逆に白銀君は凄い、何せ成績トップだし。まあ、白銀君は前のループでやってきた事がそのまま今回は反映されているから(いわゆる強くてニューゲーム状態)余裕なんだろう。別に嫉妬はしない、だって彼の努力で手に入れたものを羨んでも仕方ないし俺もそれくらい頑張ればいいだけだし…多分ね。

 

「野上、聞いてんのか?」

 

「はい、聞いてます。はい」

 

白銀君が俺を見る。今、俺は白銀君に戦術を聞いていら最中だ。最初、横浜基地に来た時は1人部屋だったけど訓練小隊に入ってからは男同士ということもあって同室にされた。訓練小隊の人達に迷惑をかけ、これ以上足を引っ張りたくないので白銀君にお願いして空いてる時間で色々と教えてもらっている。

 

「俺じゃなくて委員長とかに頼んだらどうだ?委員長は結構詳しいぞ」

 

「話しかけにくいと言うかなんと言うかで……」

 

白銀君が榊さんに教えてもらったらと言ってくるが女の子に話しかけるのはどうもやりにくい…というか人と話す事、全般だが。話しかけられれば答えるけど基本的に俺は話しかけるのは苦手なの。

 

「おい、そんなんで訓練小隊でやってけんのか?」

 

「……まあ、なんとかやってみます」

 

白銀君の言葉にそう返答する俺。まあ嫌でも結局は話とかしなければ人間生きていけないからやらなきゃいけないんだろうけどさ。そんな事を考えていると部屋をノックする音が聞こえ扉が開けられ、神宮寺教官が入ってきた。

 

「入るぞ、2人とも」

 

白銀君が姿勢を正すのを見て、俺も正す。神宮寺教官がそれを見て休めといい2人で姿勢を休めの体勢にする。神宮寺教官が何故ここにと考えていると教官が俺を見た。俺に用?

 

「野上、香月副司令が貴様をお呼びだ。今すぐに副司令の部屋まで出頭せよとのことだ」

 

「了解しました。香月副司令の部屋に直ちに出頭します」

 

副司令さんが呼ぶって事は…Z関連だろうなきっと。神宮寺教官にそう言うと敬礼をして向かう。殺風景な通路を歩いて行き副司令の部屋の前に到着し、部屋に入る。

 

「香月副司令、野上訓練兵出頭いたしました」

 

敬礼をするが副司令さんは「ああそういう堅苦しいのはいいわ」と手を振って言われた。

 

「訓練小隊に配属されてどう?まりもから色々と聞いたわよ」

 

「…悪い話ですか?」

 

少しびくつきながらなんか笑ってるのか笑ってないのかわからない顔の副司令さんに聞く。正直他の訓練小隊の皆さん俺のこと足手纏いとかそういうふうに見ていそうだから、神宮寺教官もそんな事思ってるんじゃと考える。

 

「まあ、確かにぼやいてたわね。でも、意外と伸び代とかはありそうとか言ってたわね」

 

そうなんだ。やっぱりぼやかれるよな、うん。

 

「まあ、今はその事は置いておきなさい。それよりもZの力を試す実験の用意が出来たわ。明日から始めるからそのつもりでいなさい」

 

「早かったですね、まだ1週間程しか経ってないのに」

 

取り敢えず切り替えてZの話に移る。思っていたより早かったのでちょっと驚く。副司令さんはその発言を聞いて当然と言わんばかりに「ふん」と息を吐いた。

 

「当然よ、私達に残された時間は少ないのよ、もたもたやってるわけにはいかないのよ……それに、私にもたまには息抜きも必要なの。この世界にはない未知の物質を"じっくり"と調べられる機会なんてそう滅多にないしねぇ〜」

 

じっくりの部分を強く強調する副司令さん。まあ、俺もZの力が何処まで出来るのか気になってるから全然いいんだけどね。

 

「機材とかそういうのは何処から調達したんですか?」

 

「廃棄予定とか一部欠陥があったりなんかしたものをかき集めたのよ。…それにこの基地では色々とそういうものを取り扱っているしね」

 

多分何処から入手したとかそういうのは聞かないほうがいいのかもしれないので聞かないことにする。そういえば何処で調べるんだろう。

 

「所で何処で力を調べるんですか?まさか外でやるわけじゃないですよね」

 

Zの力はまだ公にするわけないだろうし。

 

「当然、外でやるわけないでしょ。この基地の地下でやる予定よ、まあ色々と頑丈だから多少暴れても大丈夫よ…でも一応、加減はしなさい」

 

地下でやるのか……この基地に地下あったんだ、地球防衛軍5みたいに。

 

 

 

 

 

次の日になり地下にどんどん地下深くに降りて行く。すっごい深い、エレベーターに結構長いこと乗ってるな〜と考えてたらチンと音がしてエレベーターの扉が開くと副司令さんが立っていた。

 

「来たわね、こっちよ」

 

副司令さんについて行き副司令さんが扉を開く。中はメチャクチャ広い空間になっており扉の近くにZの彫像が置いてあった。

 

「懐かしい頭だ……1週間ぶりだねぇ〜」

 

彫像を持ち上げ、なんとなくこねくり回す。副司令さんが俺を呆れた感じで見る。

 

「大袈裟ね、別に何処も削り取ってなんかないわよ。第一サンプルを取ろうとしたけど傷ひとつもつかないんだからそれ」

 

あっ、やっぱり調べてたんだ。色々とやっぱり調べてたんだな。

 

「色々と調べてみたけど…ハッキリ言って何も分からないわね…野上がZになったら新しい発見が見つかる筈だと私は考えているんだけど」

 

「何か分かるといいんですけど」

 

彫像を被りZに変身する、ちなみに今の身長は18メートルに巨大化してる。うーん、割と体中が筋肉痛で痛かったけどこの姿になったら一気に痛みが消えて楽になった。原作でも兜甲児がそう言っていたけど本当だったんだな。

 

「まだ、その姿になるのを見るのは2回目だけど壮観ね」

 

副司令さんがそう言ったので見下ろす。取り敢えずしゃがみ込んで顔を近づけ目線を合わせて会話を交わしやすいようにする。

 

「まずは一体、何から始めます?」

 

 

 

 

俺の目の前にコンテナが置かれている、すごく重そうだ。そう思っていると直ぐ近くの部屋から見ている副司令さんの声が響き渡った。

 

『まずはどれほどの馬力があるかを調べるわよ。野上、そのコンテナを持ち上げなさい』

 

そう言われたのでコンテナをヒョイと持ち上げる。うん、軽いや。

 

『あっさりと持ち上げるのね、まだ行けそう?』

 

「いけます」

 

コンテナを下ろし他のコンテナをヒョイと持ち上げてコンテナの上に載せていき、コンテナが4台ほど積み上げる。そのコンテナたちを「よいしょっと」いいながら持ち上げる。持ち上げて思う、まだまだ軽いや。

 

『ふーん、まだいける?』

 

「いけますよー」

 

 

 

 

「この鉄板はなんですか?」

 

『戦艦の素材に使われている物と同じものよ、よく空手家とかがやってるみたいに割るなり切るなりやってみなさい』

 

ああ、うん。どうしようかな…あの技やってみようかなと思い目に力を込めて、そのまま光線を目から放ち真っ二つに溶断した。目からビームって熱いのかなと思っていたけど熱くないんだ。ただ見ているだけで相手を焼き付かせるんだから結構便利かも。

 

『……それ、光線級用の耐レーザー用で出来てるのにあっさりと溶断するのね』

 

副司令さんが呟くのが聞こえた。

 

 

 

 

『いい、押すわよ?』

 

「いつでもいいですよ、バッチこいで。…せめて5秒数えてからお願いします」

 

少し場所を移動して俺に巻き付けてある爆弾をビクビクしながら見る。耐久性を調べる実験だ。先程まで戦術機で使われる銃火器を俺に撃ちこんでいた(もちろん少しくすぐったいだけでそこまで問題なかった)のだが副司令さんが一気にグレードアップさせた。話によれば戦術機に搭載させる爆弾らしくかなりの高威力らしい。

 

『行くわよ、5、4、3』

 

カウントが始まる。取り敢えず身構える。そういえば、原作でも自爆攻撃を食らって主人公気絶したけど大丈夫だろうか?

 

『2…1!!』

 

1と同時に爆音と衝撃が一気に俺に来る。衝撃で転倒してしまう。耳がいててだよ。しばらく寝転がっていたが起き上がる。少し頭がぐわんぐわんするが問題ない。

 

『野上、どう?生きてるかしら?』

 

「平気です、問題なしです」

 

 

 

 

取り敢えず色んなことを試してみて、今俺は小休止中。近くで副司令さんが今回のデータをあらためて見ていた。

 

「取り敢えず色々と腕力、内蔵されている武装、耐久性と言った基本的なことを調べていったけど、どれもこれもデタラメだこと」

 

「公の場に出るのまずいってことですか?」

 

俺の問いに頷く副司令さん。

 

「今回のデータだけでも色々と売れば高く売れる代物…と言いたいけれど、誰もかれもこんなものは存在しないって言って信じないでしょうね。戦術機サイズの代物があんなビームや熱光線、それにありとあらやるものをボロボロの鉄屑に帰る風を吐き出すとか現代技術じゃ到底不可能ね。仮に私の命令で何処かの戦場に送り出したとして何処かでボロが出るのは確実だろうし」

 

そりゃそうですよね。あんまりこの世界の技術とかはまだそこまで詳しくはないけど流石にZを既存の技術の生粋で作りましたなんて言っても信じるやつ絶対いないだろうし。

 

「…地面から掘り当てたとか、石像の中から見つかったとかそういう話でも流します?」

 

何処かのアニメで見た設定を取り敢えず言ってみる。副司令さん何言ってんだコイツって顔をする。

 

「…野上、わかってて言ってんの?無理がありすぎるわよ」

 

「デスヨネー」

 

2人でうーんと呻いた後、時計を見た副司令さんが続きは明日でいいから戻っていいわよと言ったので、今日は解散ということになり俺は部屋を出た。どうしよっかな夕ご飯食べに行こうと思い食堂に向かい、そんなこんなで食堂に来ると白銀君たちが先にご飯を食べており、見知らぬ女の子が1人いた。もしかして入院していた子かな?

 

「あっ、野上さん来たんですか」

 

珠瀬さんが気づいて手を振ってくると同時に全員が俺に気づく。

 

「野上、副司令の任務は終わったのか?」

 

「明日に続くだね。それはそうと…そこに座ってる人が入院していたっていう鎧さん?」

 

御剣さんにそう答えて座ってる子が鎧さんか聞くとその子が立って俺の前に来る。

 

「初めまして、鎧 美琴(よろい みこと)です。君が野上君だよね、みんなから聞いてるよ」

 

「野上です、よろしくお願いします」

 

にこやかに手を出して握手を求めてくるので俺も応えちょっと会話した後、京塚のおばちゃんに親子丼を頼み、暫くしておばちゃんが親子丼を持ってきてくれた。

 

「京塚のおばちゃん、なんだか量が大きく見えるんだけど…気のせい?」

 

俺以外の親子丼を食べている人の親子丼と見比べると俺の方が圧倒的に量が多い気がする。

 

「気のせいじゃないよ、アンタは痩せすぎだよショウ。いっぱい食べて体力と肉をつけな。わかったかい」

 

おばちゃんがそう言う。気のせいじゃなかったよ、でもいいか、食べるのは好きだしね。前の人生じゃ寝ることと食べることと好きな漫画と映画を見るくらいしか楽しいことがなかったなぁ〜と考えながら親子丼を受け取り空いてる席を探す。

 

「ここ空いてるわよ」

 

榊さんの声を聞きそちらの方向を振り向くと確かに空いてるので取り敢えずいそいそと空いてる席に座り「いただきます」と言って食べ始める。やっぱ変わった味だ、だけど美味しい。それはそうと小隊の食事中の会話を聞いてるとなんだかかなり砕けた感じだ白銀君の事を名前呼びしてるし。俺がいない間に何かあったのかな?そんな事考えていたらいつのまにか親子丼を食べ終わっちゃった。おかわり欲しいけど我慢しよと思いながらトレーを持ち返却しに行く。どうでもいいけど、開始に行く時周りをチラッと見ると何故か親子丼食べてる人が多いけど親子丼が旬なの?

 

(部屋に戻ろ)

 

そんな事を考えながら俺は部屋に戻ることにするのだった。




主人公が使った技
目からビーム
マジンガーZが使う光子力ビームです。原作のマジンサーガ(
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