バイバイの実の倍加人間 作:さい
始まってしばらくたったが、もう限界が近づいている。
能力を使うのもつらくなってきた。
でも教官が3人をそれぞれ狙うおかげでなんとか体力を持たせてきた。
「ハァッハァッ....」
「リンスケ!もうギブアップか!!まだ20分だ!あと15分あるぞ!!」
「攻めるよ〜!光蹴《こうしゅう》!!」
「甘い!ボルサリーノ!能力に頼りすぎだ!!神蹴・黒《しんしゅう・こく》!!」
「ボルサリーノっ!赤壁《あかかべ》!」
バキバキバキッ!
「まだまだ強度が足りん!サカズキ!!」
ゴキン!
「ゲフッ!」
「サカズキ!今行く!走力・2倍《そうりょく・2ばい》」
「.......」
「またダウンか!!タイマーストップだ!!」
「おい!起きろ!」
「うっ!!す、すまん、油断したのぉ。」
「あァ大丈夫だ。」
「次が来るよォ、リンスケ」
「なにっ!」
「黒雲《こくうん》!」
「鉄塊!」
ゴン!
武装色纏ってるのに容赦のない攻撃だなぁ。
相当ダメージ入ったし。
「ガハッ!」
右を見たらボルサリーノが膝をついている。
「武装色の覇気が足らん!!」
やべーな...こんなの終わる気がしない...
「つぎはリンスケだ!!連黒腕《つらねこくわん》!!」
「くっ!国士無双《こくしむそう》!」
拳を拳で返していく。脚を脚で返す。3人で倒れたり起こされたり...
そんなことを繰り返して1時間後...
ピピピピッッ!
「鳴ったな。今日の訓練はこれで終わりだ。明日はもう少し時間を伸ばす。明日に備えてしっかり休めよ。」
「ぜぇぜぇぜぇ...」
「明日もあるからな。」
「こーれやばい...」
こんなのを毎日繰り返していたら身が持たない。
だけど、大将に近づくためにはこれぐらいできないとなー
翌日
今日はやけに人数が多かった。2、30人ぐらいいた。
それにゼファー教官がいない。
「今日はゼファー教官じゃないんですか?」
「あァ。ワシはガープ。今日はワシが訓練をつけちょるわ!」
「そうですか!よろしくおねがいします!」
「今日は2人で1組作ってくれ。」
「じゃあやるかのぉ。ボルサリーノ。」
「オーケー。」
あの2人で組むようだ。2人が組む以上、俺は誰と組めばいいんだ...そんなとき、赤髪が特徴的な男が
「あ、あのー」
「ん?君もペアが居ないのか?」
「うん。一緒にペアを組んでくれない?」
「あァ大丈夫だ。名前は?」
「アクセル。」
「俺はリンスケだ。」
「よろしく。」
それから少し、全員がペアを作り終わったあとだ。
「よし、全員作れたようじゃな、今日するのは対人訓練じゃ!!」
「????」
当分訓練になるかもしれません。すみません。
ワンピースの年表見てみたらクザンだけ2年後に入隊してるから
もう少しあとに登場してもらいます。
ボルサリーノとサカズキはロギアによって少尉まであがったっていう解釈でお願いします。
アクセルは創作キャラです。