ゲーム大会で、あるトラブルの匂いがする…
(おい、今、ぶつけただろ?
汚いぞ!スポーツマンシップに反するだろ!)
(あいつら、対戦中に体をぶつけたんだよ!
反則じゃねーのか!?)
(いやいや、証拠あるの?)
(んだと…!?)
どうやら、向こうの対戦で、揉めている様だ。
だが、不正行為があったとしても、
どっちが正しいのか、わからない…!
店長さんが防犯カメラで確認したところ、
確認が出来ない様だ…
(何で、俺らの負けになるんだ!?)
(納得しねー…!)
本当に不正があったどうか、わからないが…
次は、決勝、青柳冬弥と東雲彰人のチームだ。
気を付けておこうと、冬弥も彰人も、
そう思った。
(さて、白熱のパズルゲーム対決も、最終決戦になりました~!)
動画や写真を撮っている人が多い中での、
最終決戦だった…!
だからこそ、何も起きなければいいのだが…
(では、両チームの代表者は、準備をお願いします!)
(俺の相手は、コイツか、
初心者が相手で良かったぜ)
「…好き放題言いやがって…」
と、彰人が闘志を燃やす。
「大丈夫だ。落ち着けば問題ない」
「あぁ、わかってる」
(それでは、対戦スタート!)
と、司会の合図の元、パズルゲームを開始した。
相手のチームも、それなりの実力者だった。
本当に不正を働いたとは思えない位の、腕前だった。
そのせいか、彰人が苦戦を強いられていた。
だが…彰人が巻き返した!
「さっきより、上手になっている。
彰人は、すぐに上手になりそうだな」
「…それはねぇな。単なる運だ」
(チッ…いい気になるなよ!
だが、これで終わりだ!)
「な…!?」
逆転の逆転だった。
「ここで、巻き返しが無かったら!」
「出来るか!ダメだ…間に合わねぇ!」
相手チームの先制だった!
彰人も、非常に健闘していた。
「すまねぇ、冬弥」
「いや、彰人も頑張ったし、健闘した。
ありがとう。後は俺が何とかする」
(あぶねぇな、ヒヤッとしたよ~)
(だが、問題は次の野郎だ)
青柳冬弥の出番だった。
「冬弥、気を付けろよ」
「あぁ、わかっている」
(それでは、いよいよ!クライマックス!
勝者を決める、二戦目になります!
泣いても笑っても、最期の対決!
レディ…ファイト!)
冬弥は、パズルを次々と消していく。迷い無く。
調子が良いが、このまま、何事も無ければ、
冬弥が勝つが…だが、問題は…
やはり、動き出した。
そして、不正を働いた。
「テメェっ!」
(ご、ごめん!つい、熱中しすぎて…)
「彰人、大丈夫だ。もう終わる」
「え?終わるって…」
不正を受けても、冬弥は、勝つのだった。
勝者は、紛れもなく、冬弥と彰人のチームだった!
だが…相手チームの、
不正を働いた事が、バレてしまい…
(君達、ちょっといいかな?
さすがに、今の行動は…)
(ちょっと、待ってくださいよ!
わざとじゃないですから!)
(そうですよ!結局、負けっちゃったし、
勝つなら、派手に邪魔していますって!)
(そういう問題じゃなくてね…!)
「いや、俺は勝ったし、大丈夫です。
そのまま、大会を続行させてください」
「冬弥!?」
(いいのかい?)
「はい。せっかくの大会を、
台無しにする訳には、いきませんから。
だが、次は無いと思って欲しい」
(被害者がああ言うなら良いけど…
疑うような真似だけは、しないで欲しい)
(わかりました)
その後、最終種目へと向かった。