富樫夢葉には富樫樟葉という、姉がいる。
その樟葉は24歳で、広告代理店で働いている。
樟葉の就職先が東京の為、妹の夢葉を連れて、上京し、
夢葉は宮益坂女子学園の高等部に進学した。
夢葉は姉の樟葉と一緒に、団地の一室で暮らしている。
「夢葉!ごはんよ!」
「はーい!姉上!今参るぞ!」
と、樟葉は男っぽい料理しか作れないようだ。
十年経った今でもだが。
樟葉と夢葉の上には、兄がいる。富樫勇太だ。
彼は十年前(ダークフレイムマスター)と恐れられており、
夢葉の(邪気眼中二病)の師匠に当たる人物でもある。
富樫夢葉は、ある年の6月12日生まれのAB型。
滋賀県長浜市に生まれる。
幼少時は、ままごとが大好きな5歳児で、
髪の色の茶髪気味だった。瞳は緑色だった。
(15歳になった夢葉は、銀髪に金色の瞳をしている。
変色していたとの事)
彼女は(初代邪王真眼)からの魔力を受け継ぐ後継者として育っていった。
それもそのはず、夢葉は(邪王真眼)(ダークフレイムマスター)
から、多大な生きる影響を受け、夢葉自身は(二代目邪王真眼)と名乗った。
夢葉も兄や(邪王真眼)に勝るとも劣らない程、
邪気眼中二病になってしまい、患者となっていた。
血の争いは本当に絶えないようだった。
夢葉の両目が緑から金色になったのは、
髪の色も含めて、自然に変色した状態である。
「邪眼」(イービルアイ)になりきっている姿ないしは、
魔力を宿した両目を指す。魔力の封印という設定で、
夢葉が怒ると、相手をビクっとさせる効果がある。
その由来は、初代邪王真眼の能力を引き継いで、開花させたもの。
シルバーのアクセサリーや指輪は、常に魔力を抑えているために、
身に着けているものらしい。
そんな、(初代・邪王真眼)と(ダークフレイムマスター)
の魔力を受け継いだ、夢葉の魔力は、人を圧倒させる力であることに間違いはない…
らしい。
そんな、夢葉の兄の勇太は、一年に数回、樟葉と夢葉の家に遊びに来る。
その日は、近いようだった。
「夢葉~お兄ちゃんが、うちに来るみたい」
「わらわの兄上…ダークフレイムマスターが!?」
「それ言ったら、お兄ちゃんに怒られるからね?」
「わらわにとって、ダークフレイムマスターは!」
「その異名を言うなッ!」
と、樟葉が夢葉を叱る。
「ぎょぇぇ…」
と、夢葉は怯えるのだった。
勇太は妹の夢葉が宮益坂女子学園の高等部に進学する時、
文房具の一式を勇太が買い揃えて、夢葉にプレゼントしたようだ。
その文房具は、夢葉は、ちゃんと使っている。
兄上からの魂という、認識で。