今日は樟葉と夢葉の兄の富樫勇太が、やって来る日だった。
富樫勇太は29歳になっており、
今は普通に会社で働いて、係長をやっているらしい。
なお、勇太の妻は(初代・邪王真眼)小鳥遊六花だが…
その、小鳥遊六花は、世界中を飛び回っていて、
いつ会えるか、わからない状態らしい。
東京駅にて。
樟葉と夢葉は兄の勇太を待っていた。
「そろそろ、お兄ちゃんが着くはずだけど…?」
「兄上は、どこぞ!?」
「あっ!お兄ちゃん!」
そこには、29歳になった、富樫勇太。
スーツ姿の彼がいた。
「お兄ちゃん!来てくれたんだね!」
「兄上!待っていたぞ!」
「ごめんね!新幹線が遅れちゃって…」
「久しいの。兄上。わらわはずっと…」
「待っていたこと位、わかっていたよ。
樟葉から、ずっと会いたい!って、言っていたからな!」
「お兄ちゃん、仕事、だいたい上手くやっているの?」
「やっているよー!あの時じゃないんだから!」
「夢葉ったら、六花さんやお兄ちゃんに似て、
血の争いが絶えない状態になっちゃっているよ~!もう大変!」
「わらわは、邪王真眼とダークフレイムマスターから、魔力を受け継ぐもの!」
「夢葉、この場で言ったら、ダメだよ?」
「ご、ごめん…お兄ちゃん…」
富樫家にて
「って、訳で夢葉は、六花さんに似て、
二代目・邪王真眼を名乗っている状態でーす」
と、樟葉が言いだす。
「いずれは、何となくだけど、あーなるって、思っちゃったな…
それで、友達は出来たのか?」
「夢葉と遊んでくれる友達は、何人かいるみたい」
「それは、よかった…」
「でも、夢葉が通っているの、女子校だから、
女の子だけの環境だからね~?お嬢様学校だし!」
「夢葉は、女子校だったな…」
「邪王真眼の魔力を受け継いでは、その力を夢葉が開花させていったみたい」
「それは、前にも聞いたけど、すげー開花の仕方だな…」
と、勇太と樟葉は久々に出会っていたので、会話に花を咲かせていた。
「お兄ちゃんは、飛電商事で働いているんだっけ?」
「あぁ、俺より若い社長だからな。俺が支えねーといけないって、
何となく思っている!」
勇太は飛電商事で、係長をやっているらしい。
すると、夢葉が…
「兄上!わらわにも、血の盟約を結んだ友がいる」
「夢葉にも、友達が出来たんだな。樟葉から聞いたよ?
どんな子?」
「その…えむちゃんに陽菜ちゃん。
それに、よつばちゃんに寧々ちゃんって子がいて…」
夢葉は、彼女たちが、どういう人なのかを、勇太に説明するのだった。