富樫夢葉は二代目・邪王真眼の使い手で、
宮益坂女子学園の高等部の一年生である。
(初代・邪王真眼)と(ダークフレイムマスター)から受け継いだ、
魔力を受け継ぐ存在として、日々を送っている。
今日は夢葉が友達に会う日である。
夢葉は、この前出会った、兄の勇太のことを話した。
「夢葉ちゃんにお兄ちゃんとお姉ちゃんがいるんだね!
あたしは、お兄ちゃんが二人いて、お姉ちゃんがいるんだ!」
と、えむが言う。
「わらわの兄上は、偉大な魔導士だったぞ!」
「夢葉ちゃんのお兄さんって、そんなに凄い人なの?」
「わらわの兄上は魔力を自在に操れるぞ!」
「そんな訳無いでしょう」
と、寧々がツッコむ。
「夢葉のお兄ちゃんはスゲーな!」
と、よつばが関心を持った。
「わらわの兄上は、かつて戦場を駆け巡った、偉大な魔導士!
そして…その…炎の使い手!ダークフレイムマスターだぞ!」
「夢葉ちゃんのお兄さんは、炎をボォーッって、操れるの?」
「えむ。違うから」
「人は炎を操れるのか?」
と、陽菜まで関心を持った。
「ふっふっふっ…わらわは兄上から受け継いだ、
この魔力で、他者を操れるぞ!」
「じっさいに、よつば!あやつられた!」
「そんな訳無いでしょう?だいたい、炎を出したり、
人を操ったりとか、魔法とか、フィクションでしかないからね」
「えっ?そうなの?寧々ちゃん!」
「今まで知らなかったの…」
夢葉が魔導書を取り出した。
「ほえ?これは?」
「兄上から受け継ぐ、魔導書…グリモワールだ!」
夢葉は兄の勇太から受け継いだ、グリモワールを取り出して、
えむと寧々、よつばと陽菜に見せるのだった。
「すごい!夢葉ちゃんのお兄ちゃんって、
こんなに、凄い力が使えるの!?」
「中二病満開の設定じゃん…」
「中二病って、言わないでよ…魔術はあるんだから!」
「そうだよ!夢葉ちゃん、不思議な力が使えるんだよ!
実際に、マジックを披露したから!」
「う、うん…」
寧々は困惑するのだった。
「夢葉はなーマジックが得意でなー手品師でもあるんだー」
「そうだったのか」
夢葉は手品やマジックを嗜んでおり、これを魔法と言い切っているらしい。
「夢葉ちゃんは、フクロウが飼いたいって言っていたね?」
「そうだけど…あっ、猫でもいいと思うな~」
(素も根も優しい子って、やっぱり、夢葉って、
そう言う部分も含めて、純粋無垢だなって、感じる)
と、寧々は思った。
「寧々ちゃんは、ハリネズミかな?」
「よく言われる。星乃さんと、どうぶつ占いの診断した時に、
ハリネズミって、よくそうなっていたな…」
「よつばはトンボだ!」
「陽菜ちゃんは?」
「わ、私?そうだな…動物…私を動物に例えるとか…
モンシロチョウ?」
「蝶々?まぁ…いっか」
と、女子トークのネタは、絶えなかった。