案内役から、レッスンの説明を受ける様だ。
夢葉、よつば、陽菜は、寧々と一緒に受ける事になっていた。
どういう訳かというと…!
「当劇団の団員とはレッスンをしない為、
みなさんのみで、やってもらいます」
「えっ?」
「上層部から、今回の公演の練習については、
外部に一切見せない様にと言われていまして…!」
「あ…そうなんですね…」
「なので、森ノ宮音楽学園で、レッスンをしてもらう事になります。
このお三方も含めて」
「よつば達が…?」
「寧々さん一人では心細いと思っていまして」
「はぁ…」
「あっ、それなら、あたし知っているよ!
森ノ宮歌劇団の役者になるため、勉強する場所だよね?」
「情報によると、300人中、30人しか入れない、狭き門と言われていて、
倍率が非常に高いと言われている」
陽菜、よつば、夢葉は元々、付き添いのはずだったが、
えむの兄が、えむや寧々の事を思ってか、
三人にも、一緒に付いて来て欲しいと言われ、今に至っている。
本来、見学や付き添いのはずが…どういう訳か、
三人も寧々と一緒に受ける事になっていた。
「えむさん以外の4人は、女子部でレッスンを受ける事になります」
「じゃあ、あたしは運営のお勉強で、
あたし以外は、女子部って事?
みんな、バラバラでお勉強するって事!?」
「離れていても、5人の心は常に一緒!」
「スゲー!」
「あっ!あの森ノ宮音楽学園でレッスンを受けれるなんて、
すごく大きな経験になりますし!楽しみです!」
翌日
森ノ宮音楽学園の教師から…
「さて、これから、3ヶ月間、
草薙さんと富樫さんと小岩井さんと花海さんが、
受けるクラスです」
「はい…!」
「…!」
「…」
「おーっ!」
(このドアの向こうに森ノ宮の生徒がいるんだね…)
と、寧々は緊張していた…
「こころはひとつだ」
「えっ?」
「ねね、大丈夫だ!よつば達がいるってことを忘れるな!」
「うん。ありがとう」
きっと、演技や歌のレベルも非常に高いだろう…
だからこそ、寧々ちゃんの夢を叶えるためにも支えるためにも、
友の絆は必要かもしれない。
4人は、その部屋に入った!
「皆さん。おはようございます」
と、教師の声に森ノ宮音楽学園の生徒が反応した。
「おはようございます」
と。
寧々もだが、夢葉、よつば、陽菜も厳しさを増している環境だと感じた。
「皆さん。こちらは、草薙寧々さん。
小岩井よつばさん。花海陽菜さん。富樫夢葉さんです。
今日から3か月間、みなさんと一緒に、
この森ノ宮で学ぶことになります」
「草薙さん達の学校もあるので、平日は途中参加になりますが、
それ以外は、こちらに通う形になります。
4人の皆さん。挨拶をお願いします」
「草薙寧々です!」
「富樫夢葉です!」
「小岩井よつばです!」
「花海陽菜」
「皆さん。今日から、どうぞよろしくお願いいたします」
「4人は三カ月間とはいえ、森ノ宮の生徒です。
ただ、この学園の規則や規律については、
まだわからない事が多い為、皆さん、力になってくださいね。
それでは、朝礼は以上です」
付き添いや見学のはずだったが、いつの間にか、森ノ宮音楽学園に入る事になっていた…!