中二病でも青春がしたい!   作:アッシュクフォルダー

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第二十四話 寧々の演劇修行

森ノ宮演劇学校の教室にいる、

草薙寧々、花海陽菜、富樫夢葉、小岩井よつば。

 

厳しい指導に耐えつつ、こなしていった。

 

そんな中、定期公演の話が合った。

 

「それでは、定期公演の内容を発表します。

タイトルは「リュカ」今回の公演用に書き下ろされた物です」

 

(内部様の定期公演のために、わざわざ書き下ろしの脚本を、

すごいな…)

 

「台本は今から配りますので、軽く目に通してください」

 

「これが…台本だな…」

 

「新たなるワンダーランド!」

 

「なんか、凄いことが書かれているな…」

 

「また、その際、どの役を希望するか、考えておくように」

 

「はい!」

 

(リュカ…どんな話なんだろう…)

 

寧々、夢葉、よつば、陽菜が四人で読み解くことになった。

 

夢葉が一句ずつ読んでいた。

 

「主人公は貴族出身。気弱で心優しき少年。リュカ・ルーセル。

新たなる道への挑戦者」

 

「夢葉。それは書かれてなかったけど?」

 

「あっ、ごめんなさい…」

 

と、夢葉は中二病の癖が出てしまうのだった。

 

「リュカは薔薇園で出会った、姫君に運命の恋をしたことをきっかけに、

姫君に相応しい王子様になろうと決意した」

 

「恋の物語か?いつの時代でも恋は尽きない」

 

「そーなのか?」

 

「そうみたいだ」

 

その後、寧々が読むことになった。

 

「でも、時は争乱の時代。彼は暴動を起こす大衆を鎮圧するため、

暴虐さと残酷さを身に付けてしまい、いつしか、

何万のも大衆を虐げて、消してしまう、残忍冷酷な策士になってしまった。

そして、彼は最年少で軍の参謀長にまで抜擢。

姫君と近づくことが出来たが…」

 

(悪魔に魂を売った。その代償は…)

 

と、夢葉は、そう感じずにはいられなかった。

 

「大規模な大衆弾圧を前に、愛する姫君に殺されてしまう。

姫君は泣きながら、こう言った。

薔薇を慈しむ貴方を愛していた。

これ以上、貴方の手が血に染まるところを見たくない」

 

夢葉は思わず、こう言った。

 

「リュカという者は、その時代の堕天使そのもの」

 

「何故彼は、こんなことをした?」

 

「悲しいって気持ちが、伝わってくる」

 

と、陽菜とよつばも続けて言った。

 

「国家まで巻き込むとは、相当な出来事だね」

 

「みんな、少しいいかな?」

 

と、級長の白虎町が4人に話しかける。

 

「わっ、白虎町さん…」

 

「よかったら、オーディションの形式説明について、説明しようと思うが、

どうだろうか?」

 

「そこは、説明されて無いような…」

 

「聞いてなかったな…」

 

「それじゃあ、早速、今回のオーディションの形式について説明しよう。

うちのオーデションは少し特殊でね、

2週間の授業の中で、実力が無い者から落とされては、

今回の舞台に立てれなくなる」

 

「落とされる…?」

 

「役の希望者が複数いる場合、ワンシーンごとに交代して、

先生が演技を見て判断する。

ただ、そこでダメだと判断されたら、途中で交代されるのはザラだ」

 

「えっ…」

 

「もし、全員交代されたら、またもう一度、やり直しだ。

先生は極めて厳しい、半端だったら、すぐに止められるから、

覚悟した方が良い。加えて。

一日の最後に役に挑む実力が無いと判断されたら、

希望する役の資格も失うことになる」

 

「…!」

 

四人は覚悟した。

 

「その後のオーディションは?」

 

「他の役に挑戦するしかない。それで巻き返すしかない。

臨機応変も、求められている」

 

と、級長が言いだす。

 

「よつばは、どの役にするべきか…?」

 

と、よつばが考え込む。

 

「4人は、どの役にする?」

 

級長の問いに、寧々が答えた。

 

「リュカを狙う」

 

「ふふ、そうこなくっちゃ!

リュカは演技力と歌唱力が求められる。

だからこそ、やりがいがある」

 

「じゃあ、やっぱり…」

 

「私も同じ役を狙う。負ける気は無いよ」

 

「うん…!」

 

どこかで、火花が散った。

 

(もう、リュカを狙う。それだけ)

 

その後、セリフを覚えるのに、4人はかなり必死で台本を見ていた。

 

寧々はリュカを狙うことになり、

夢葉、よつば、陽菜は、寧々の演技練習に付き合うことになった。

 

 

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