中二病でも青春がしたい!   作:アッシュクフォルダー

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第二十五話 大喧嘩に巻き込まれて

自由時間になった。

 

難しい役だからこそ、やりがいがある。

それが、リュカという、主役の枠。

 

夢葉とよつばと陽菜は、他の役柄を目指す為、

台本を見ては、イメージを少しずつ膨らませた。

 

「自由時間だけど、どうする?」

 

「よつばは、寧々と練習したい!」

 

「わかった。やってみよう」

 

夢葉と陽菜も交えて、4人で練習していた。

 

「よつば。声が大きくて聞き取れるけど、

演技になりきれてない」

 

「そうかー…役は奥が深い!」

 

「何やら、騒がしいぞ?」

 

「えっ?」

 

向こうで、何やら、言い争いをしていた。

 

「その解釈は違うでしょう。

ここのリュカは、もっと思い詰めているはずじゃない」

 

「それは、そっちが読み間違えてるでしょ?

ここは、初めて市民と敵対する事に戸惑っているから、

これでいいの」

 

「よくない!ちゃんと、文脈を理解してよ!」

 

「ちょっと、やめて!」

 

と、遠い所から、4人が観ていた。

 

「何か妙にモヤっとした」

 

「この歪な争い…」

 

「よつばが止める!」

 

「よつば、今はいいから」

 

「わかった」

 

しかし、喧嘩はヒートアップしていく。

 

「とぼけないで。私の演技プランを覗いたでしょう!?」

 

「何の話?」

 

「同じ役を狙っているとはいえ、そんなことしないわ!」

 

「それより、練習を覗きに来ないで!

この前のオーディション。私の真似をしていたでしょう!?」

 

「何をそれ!あれは、同じ解釈だっただけで…」

 

と、周りがあまりにも気になる為…

 

「どうしよう…練習に集中できない…」

 

「気になり過ぎる…」

 

すると、白虎町がやって来た。

 

「みんな、落ち着いて。言い争ったり、揉めたりする場合じゃない。

それで、時間を浪費する余裕は無いはずだ。

この間にも、他の生徒は役に近づいている。

つまり、君たちは後れを取っている。

それに、万が一、人から奪ったものでも、

先生はすぐに気づくさ」

 

「そうだね…その通りだね」

 

「じゃあ、みんなで有意義な時間にしよう。

それでは、また」

 

白虎町級長が、周りをどうにか丸く収めた。

 

夢葉は思った。

 

(何だろう…空気がガラリと変わった気がする…

過去にも厳しい稽古や練習を、陽菜とよつばと共に、

受けていたけど、こんなことは今まで無かったな…)

 

寧々は思った。

 

(あの大舞台の裏では、大喧嘩があったんだ…)

 

「別の部屋でやるか?空き部屋がどこかにあったはずだ」

 

「わかった。4人でもう一度、練習しよう」

 

(勝ち取らなくちゃ。リュカの役を)

 

と、寧々は決意を新たにした。

 

4人で別の部屋で練習をしていた。

 

寧々はリュカの役を勝ち取るために、

夢葉と陽菜とよつばが、それを支える事になった。

 

 

 

 

 

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