ある日、陽菜がこんなことを言いだす。
「私はカレーを作りたい」
「わ、私も作りたい!」
「陽菜ちゃん!夢葉ちゃん!きっと、美味しいカレーが作れるよ!
あっ、あたしの家でやらない?
料理の先生を呼ぶから!」
「それは、心強い相手!」
「料理の先生…?誰なんだ?」
その後、陽菜、夢葉、よつばが、鳳家のキッチンで待っていた。
「料理の先生って、誰なんだろう…?」
「えむ曰く、よく知っている方とは言っているが…」
「わからん!」
「あれっ?寧々は?」
「寧々は、今日は忙しいだってな!」
「そっか…寂しい…」
と、そうこうしている内に…
「おーい!料理の先生を連れてきたよー!」
「あ、その…よろしくお願いします…」
料理の先生とは、望月穂波のことだった。
「穂波。料理が出来るのか?」
「一通りは…はい…」
「じゃあ、カレーを作るんだな!」
「まぁ、そういう事になっていますね…」
「じゃあ、作ろう!」
と、陽菜がやたら目ったら、張り切っていた。
役決めをした。穂波が書いたメモ用紙、
レトルトカレーとカレールーを間違えないようにと、
注意書きが書かれていた。
陽菜と夢葉とよつばとで、スーパーや商店街で買い物をする様だ。
「商店街で、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ…牛肉と豚肉のミックスと…」
「早く食べたいな…」
「よーし!そのために商店街のレッツゴー!」
「おーっ!」
と、夢葉と陽菜が言いだす。
「三人共、大丈夫かな…?」
「陽菜ちゃん!夢葉ちゃん!よつばちゃん!フレー!フレー!フレー!」
その後、商店街で、買い揃えた後…
「カレールーだな…」
「横長のパッケージがカレールーだぞ!」
「よし、確かにそう書かれてある」
無事にカレールーを買った。
鳳家の、キッチンにて…
「カレールー、ちゃんと買えたね!わんだほーい!」
「あぁ、この前と同じことは繰り返さなかった…」
「よーし!じゃあ、穂波先生!よろしくお願いしますっ!」
と、よつばが穂波に言いだす。
「カレーを作るのは、初めてだけど…
腕によりをかけて、頑張るね」
と、夢葉と陽菜が野菜を切ることになった。
「堕天使の涙が流れる…」
「ここまで、目が染みるとは…」
にんじんはよつばが切るが、
じゃがいもの芽を取り除くのに、かなり時間を費やした。
「三人共、ありがとう。じゃあ次は…」
豚肉と牛肉を、夢葉が炒めていた…
夢葉自身は、火の加減を穂波から言われつつ、
調整していった。
「業火の炎…」
「夢葉ちゃん…表現が独特…」
鍋でカレーを5人分作り、アクを取ったり、
盛り付ける量を考えて…完成させた。
「出来たー!」
「わんだほーいだね!」
その後、いただきますをした。
「なるほど、これが、カレーなんだな…
レトルトもだが、これも良い…美味しい…!」
と、陽菜が瞳をキラキラとさせながら、食べていた。
「何と心を奪う味…!これが、カレー!」
「みんな、そんな…大袈裟だよ…」
「でも、わんだほーい!だよ!」
「そうだな!」
「そうかな…?」
と、穂波は思っていた。