ある休日、えむの提案で、
寧々と夢葉の三人で、お出かけをすることになった。
えむは、もっと、他の子も、誘いたかったようだが、
様々な理由で、不参加になり、
三人でお出かけすることになった。
「みんな、集まったね!じゃあ、どこ行く?」
「決めていなかったの?えむ」
「だって、みんなの好きな場所に行きたいから!」
「やっぱり、決まっていなかったんだ…」
夢葉は、相変わらず自分の世界を広げていた。
「我が呪われし、海の生物が住み着く、
館へと、向かうぞ!」
「はいはい、水族館に行きたいみたいですよ、この子」
その後、水族館へと向かう。
そこで、たくさんの魚を見た後、
ペンギンやイルカの泳いでいる姿を見ていた。
三人の目の前に、ペンギンが散歩していた。
「星の領域のマーチを見るとは、わらわは、
運命の女神に恵まれているな」
「いや、お散歩だから」
ペンギンのお散歩を見た後、
一緒に広場でお弁当を食べた。
「寧々ちゃんが作ったの?」
「お母さんと一緒に作ったんだ」
「あたしはね、お姉ちゃんと作ったんだ!
夢葉ちゃんは?」
「えっ?じ…自分で作った…」
「こんな言葉遣いなのに、女子力が高い…」
夢葉の弁当は、ハンバーグやオムレツといった、
洋食系の弁当だった。
曰く、夢葉自身の好みらしい。
「じゃあ…夢葉ちゃん!あーん!」
「クリムゾンの飢えを癒すのか…よかろう…」
えむは夢葉の口に、
えむの作った、卵焼きを食べさせた。
「美味しい?」
「満たされたぞ!」
「はぁ…」
「じゃあ、寧々ちゃんも!」
「私も?」
「あーん!」
「…あーん」
と、えむは寧々に卵焼きを食べさせた。
お弁当を食べた後、みんなでプリクラを撮ることになった。
「あっ、プリクラ撮らない?今日の記念に!」
「うん、悪くない」
「よいだろう」
プリクラを撮って、作って書いて切り分けた。
そして、お土産屋で、イルカのキーホルダーを、
三つ買った。色違いのキーホルダーで、
寧々はグリーン えむはピンク
夢葉はブラックの、イルカのキーホルダーを買った。
「今日は、楽しかったよ」
「こちらこそ!仲良くなってくれて、嬉しいな!」
「ありがとう」
と、夢葉はニコッと素直な表情を向けた。
「素直過ぎて、私、照れるし…」
と、寧々が言いだすと…
ギュッ
と、夢葉と寧々は、えむに抱き着かれる。
「えへへーポッカポカのギューギューだね!」
「もう…えむ」
「えむ」
「えへへっ!これからも、よろしくね!
寧々ちゃん!夢葉ちゃん!」
「うん」
「うん」
こうして、三人は手を繋いで、帰るのだった。