クレープを食べている、寧々、えむ、夢葉。
食べ終わると…
「寧々よ、そなたも魔力がみなぎっているのでは?」
「いや、私には魔力は無いけど、
でも、夢葉は満足そうね」
「寧々とえむは、血の盟約で交わした者!
だからこそ…そ、その…友達でいたい…」
「やっぱ、変な奴」
「え~!夢葉ちゃんって、キリッってしているけど、
すっごく、優しい子だよ!」
「って、言われても…」
「あたしだって、大好きな夢葉ちゃんと、
寧々ちゃんと、一緒にいたいよ~!」
「うむ、わらわにとって、寧々とえむは…
そ、その…」
「大事な友達だから!だよね!?夢葉ちゃん!」
「そ、そうだね…」
「あ、そういえば、夢葉、ほっぺにクリームが付いているよ?」
「な!魔術結社による、攻撃か!?」
「違うでしょ」
「はい!あたしが取ってあげるね!」
と、えむがピンと手を伸ばして、
夢葉のほっぺに付いていた、クリームを取った。
そして、何故か唇を寄せた。
「なっ!?」
「わぁ、えむって、大胆…」
突然の出来事に、困惑する、夢葉。
えむは、いたずらっ子のような、表情で、
(えへへ)と笑う。
「じゃあ、私からも」
未だに困惑する、夢葉に寧々が、
夢葉の頬にキスをした。
チュッと、キスをした。
「!?」
「わぁ!夢葉ちゃん、真っ赤!」
「ホントだ」
夢葉の照れ顔を見た、寧々とえむが笑った。
「ええい!仕返しだ!邪王真眼の恐ろしき魔力を、
とくと見るがいい!」
そう言って、夢葉は、えむと寧々に立て続けに
キス返しをした。
柔らかくて、甘くて、甘酸っぱい、
そんな、キスだった。
「ねぇねぇ、夢葉ちゃん!寧々ちゃん!
また、遊ぼうね!」
「うん、そうだね」
「わ、わら…わたしも!」
「ねぇ、えむ、夢葉、ゲームセンターに行かない?
どうしても、やりたいゲームがあって」
「うんっ!」
「う、うん!」
こうして、ゲームセンター…
夢葉曰く、試練場に向かった。
ゲーム用のコインを入れて、
シューティングゲームをやり始めた。
ゲームを開始して、寧々の目の色が変わった。
寧々の腕前は凄く上手で、情熱があった。
一方、夢葉は、本音が思わず出てしまう程で、
情けない声が出ていて、全く敵を倒せなかった。
「ま、魔力が尽きるとは…」
こうして、夢葉のみ、ゲームオーバーになってしまう。
結果的に寧々がゲームをクリアした。
「あ、見られている…夢葉、助けて…」
「われわに抱き着かれても…」
「あー!寧々ちゃん!ずるーい!
あたしもー!」
夢葉の体を、寧々とえむが、ギュッと抱き着いた。
暗くなったので、三人は帰路につくのだった。
「もう、こんな時間…また、寧々ちゃんと、夢葉ちゃんと、
遊びたいな…」
ゲームセンターから出て、えむが再び夢葉に抱き着いた。
すると、寧々も寂しそうな表情をしていた。
でも、明日は、きっといい日になる。
そう信じて…