バトルスピリッツ AI REINCARNATE   作:オトナシ

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やっと終わった・・・リアルで色々あって、やっと更新出来た!
素直に言うとちょと苦しい…第一人称がこんなに苦し事になるなんで…
それでもやったぜ!それでは、どうぞ!!


第七話「転醒ーREBIRTH」

ゲートオープンの宣言の共に、俺はデス・ザイアの契約者:佐々木龍之介と一緒に光に呑まれた。

 

そして気が付くと俺は白い光に囲まれ、謎の空間の中に飛んでいてきっとあれだろ、アニメの中でバトルフォームを着装するシーンのための奴だろこれ。

 

「そう言えばバトルフォームはどんな感じだろーーうわ!?」

 

俺の服が勝手に消えている!?そしてなんか突然白い甲冑みたいなものがくっついてる、新しい服を生成してる!

 

あとなぜ紫タイツ!? 恥ずかしいなこれ!?

 

「つ、付いたのか、さっきのはさすがにびびった…」

 

バトルフィールド。

 

昔はアニメや漫画だけ見る景色だったが、俺は今ここに立っている。

 

憧れたあの人達のように、俺はこのフィールドに立った。

 

幻覚でも夢でもない、ここからの景色も感触も紛れもなく現実。だからここからの戦いも、痛みも、責任も全部本物だ。

 

「…」

 

複雑な気持ちだ。

 

確かにターゲットをしたが、これは前世のバトルと違い、もし負けたらきっとヤバイ事になる。

 

今回のバトル、勝つしかない、勝つしかできないだ。俺自身のためにも。

 

「はぁ‥‥」

 

素直に言うと緊張している、滅茶苦茶緊張している!覚悟は決まったけどそれでも緊張する…けど。

 

(’あの時’と違い、今回はきっと…)

 

『どうやらちゃんと理解しているようだな、さぁ早くデッキをセットしろ。』

 

「そうだな、デッキ、デッキ…って居るのお前?!」

 

うわこの騎士王、勝手にデッキに入って勝手に喋る始まったぞ。しかもなんか喋る際にデッキが光る。

 

『なぜ驚く、このバトルフィールドでは我々の力を100%発揮できる、これくらいは簡単だ。それに汝のような初心者だと安心できん。』

 

まぁこの世界のバトスピだと確かに初心者だから、反論できない…

 

『一応聞くか、バトスピに関してる経験は?前世ではなくこの世界のだ。』

 

「えっと、一応観戦した事はあるけど…」

 

『ないよりマジだ、ここからは俺の指示を従ってバトルをーー』

 

「いや、お前は黙って見てろ。俺がなんとかする。」

 

『何? 汝は死にたいのか!?前世と違い、下手にしたら命が落ちるぞ!そして君の命だけではない、我が民の命もこのバトルにかかっているぞ!その責任は汝にとって大過ぎる!』

 

命が落とすかもしれないのも分かる、この世界のバトスピだとそれが普通の事だろ。

 

「そんな事はもう察している、けどな…俺はカードバトラーだ。俺がやらないとな。」

 

『…分かった、なら君の腕前を見せてもらう。』

 

「話が終わったか?どうやらガチの初心者らしいな、君。それでも手加減はしないよ」

 

おっと、相手の事を忘れちゃいけないだ。

 

相手のバトルフォームは黒鉄の奴と同じ感じ、どうやらユニフォームみたいな感じだな、あのバトルフォーム。

 

「その必要がねぇよ、この世界のバトスピは先攻後攻はどうする?」

 

「さっき囲まれた光の色で判定する、白が先攻で黒が後攻だ、となるとー」

 

「俺の先攻か、なら遠慮なく行くぜ!」

 

この世界で初めてのバトスピ…心が躍る!

 

────高田和人【カクメイの龍騎士、出陣!】VS 佐々木龍之介【修羅の刃】────

 

 

和人【TURN 01】

 

「メインステップ、ナイト・ブレイドラを召喚。」

 

ナイト・ブレイドラ Lv1<1S>BP1000

 

ゲートから現れたのはライト・ブレイドラに似ている小さい紫の翼竜、所謂0コストの軽減コスト要員である。

 

能力は一応あるが発動条件は厳しく、前世だと創界神(グランウォーカー)ネクサスの投入によってほぼ使えないが、今回のデッキは創界神(グランウォーカー)なしなので採用した。

 

『…?ギャ!』

 

うぉこっちに見ている…かわいい、もふもふしたい。

 

「これからよろしくな、続けてネクサス:カクメイミラージュを配置。」

 

カクメイミラージュ Lv1 <0>

 

「配置時効果でカードを一枚ドロー。」

 

場に現れた竜騎士の紋章、カクメイの龍騎士団の印でありその旗。その効果で俺はカード一枚をドロー。

紫のネクサスがよくある、序盤から終盤まで使う腐らない効果だ。

 

「…バーストセット、これでターンエンド。」

 

初手の盤面はこれでよし…さぁ、お手並み拝見だ。

 

【和人の盤面】

 

ライフ:5

手札:3

盤面: ナイト・ブレイドラ Lv1<1S>

カクメイミラージュ Lv1

バースト:【あり】

リザーブ:1

トラッシュ:2

 

 

佐々木【TURN 02】

 

「メインステップ…まずは魂鬼二体をレベル1で召喚!」

 

魂鬼 Lv1 <1S>BP1000

 

魂鬼 Lv1 <1> BP1000

 

紫の光と共に現れたのは二体の亡霊の塊、冥府を彷徨い、輪廻の輪に掴まれた者たち。

怖い、イラストよりはるかに怖い見た目だ。

 

「魂鬼か、破壊すると相手がドローする、気を付けないと…」

 

魂鬼の効果はシンプル、ソウルコアが乗っている間で破壊されたら一枚ドローできる効果。

一見地味だがこれは自身によっての破壊も可能のため、発動しやすい上に軽減シンボル要員にもなれる、昔の紫デッキでよく見る顔その1である。

 

「続けてネクサス、No.32 アイランドルートを二枚配置。配置時効果でそれぞれ一枚ドロー。」

 

No.32 アイランドルート Lv1 <0> (x2)

 

佐々木の背後に現れたのは波と共に聳え立つのは侵入者を拒む絶海の社、海から来る外来者を拒否し、そこを彼らの墓場をする場所。

 

配置時効果は俺のカクメイミラージュと変わらないが、軽減シンボルが一つ多いためより軽く配置できるため、更なる軽減シンボルを確保可能。

 

「バーストセット、先手を打つ…魂鬼でアタック!」

 

「速攻か!ならライフで受ける!」

 

『待て!それはまだ早い!』

 

俺の前に現れた紫の壁が展開され、そしてその壁と激突する亡霊の塊、このままアニメ道理だときっとここから来るのは…

 

『▂▃▃▅▅ーーー!』

 

痛みだ。

 

まず来たのは衝撃、魂鬼の体当たりによって砕いた壁の衝撃がそのまま俺の体に入った。

 

そして次から来たのは痛み、ライブが砕いた時の突然の痛み、その感じはまるで時速150キロの車が正面からぶつかった感じ、いやそれ以上かもしれない。

 

「ッーーー!?」

 

その痛みが全身に拡散し、それによって俺は一歩後ろに下がった。

 

和人【ライフ:5→4】

 

【リサーフ:1→2】

 

「これの感じと痛みは…」

 

『さっきは言ったはずだろ、これは本気、命かけのバトルだ。』

 

俺は胸所にあるライフカウンターを見た、そこに輝いている小さい光はまだ4つある。

痛い、素直に言うと死ぬほど痛い、正直バトルフォームがないとさっきの一発で絶対体が壊れる。

 

これがライフが奪った時の衝撃か…改めて八神さんのすごい所を分かった気がする。これほどの衝撃が'まだまだ'なんって…強いスピリットからの衝撃はきっとくらべものにならないだろ。

 

やっぱりすごいよ、八神さんは。

 

『チィ、こうなったら奥の手だ「邪魔をするな…!。」ーーは?』

 

「さっきも言っただろ、これが俺の戦いだ、最初から最後まで、責任を取ってやる!だからそこで見てろ!すぐに逆転してみせる—どうした、もう一発来い。」

 

「…面白い奴だな、いいだろ!欲しいならくれてやる、二体目の魂鬼でアタック!」

 

「ライフで受ける!」

 

和人【ライフ:4→3】

 

【リサーフ:2→3】

 

「ターンエンドだ。」

 

ライフは二つ失ったけど、ここから俺のターンだ。

 

 

【佐々木の盤面】

 

ライフ:5

手札:2

盤面:魂鬼 Lv1<1S>(疲労)

魂鬼 Lv1 <1> (疲労)

No.32 アイランドルート Lv1 <0>(x2)

バースト:【あり】

リザーブ:1

トラッシュ:2

 

 

和人【TURN 03】

 

「スタートステップ。」

 

始まる第三ターン、見る感じで佐々木のデッキは速攻に近い感じの内容。予想と違うがやる事は変わらない。

 

俺は俺のバトルをする、ただそれだけだ。

 

「コアステップ。」

 

【リサーフ:3→4】

 

「ドローステップ。」

 

うん?なんかこのカードだけの触る感じが違う気がする、なんかピンっと来た気がーー

 

『我を引いたか、なかなかの運だ。さぁ我を使え!二代目騎士王の力を見せてやる!』

 

ーーうわ引いた(白目)、勝手にデッキに入った奴だ。まあ一応このデッキのキースピリットと相性いいのは助かるけど…

 

うん?なんか俺が知っているソーディアス・ドラグーンとのテキストが違う気がするけど…ちょっと読むわ。

 

「…は?…は?? (隙ありの二度チェック)」

 

転醒がない。

 

いやそもそもカウントに関する効果もない。まさか、これはブランドンさん現象!?なんで!?俺は一応コアの光主だぞ!?

 

『うん?どうした?我の能力に何か疑問でもあるのか?』

 

…いや、錯覚かもしれないから、とりあえずできる事をする。

 

「リフレッシュステップ。」

 

【トラッシュ:2→0】

 

【リサーフ:4→6】

 

「メインステップ、闇騎士ラモラック(R)をレベル2で召喚。」

 

闇騎士ラモラック(R)Lv2 <3> BP3000

 

ゲートから場に出したのはトナカイのような角を持つ、左肩側にマント付けた黒騎士。

 

「召喚時効果発揮、俺の手札にいる「騎士」と「キャメロット」の名を含む紫のカード1枚ずつ破棄する事で同じ枚数のカードをドローできる。今回破棄するのはこの二枚。」

 

「ッ!? あれは!?」

 

「俺は手札にいるソーディアス・ドラグーンとキャメロット・クイーンを破棄して、二枚ドロー!」

 

『なん…だと!?』

 

トナカイの騎士の叫びと共に、俺の展示した二枚のカードを捨て、新たな二枚をドローした。

 

「錯覚ではない…か。」

 

引いたカードはシーズグローリーとキャバルリースラッシュ、両方転醒持ちのカードのはずだが…ソーディアス・ドラグーンと同じ持っていない。

 

聖杯で手に入れた時でしっかり転醒持っているのに、一体どして?

 

『汝!どうして我を捨てた!』

 

「うるせ!紫はトラッシュ復活はノルマだから、そこでじっとしろ!」

 

これはヤバい、このデッキは転醒を前提として作ったデッキ。スピリットとマジックの転醒でカウントを貯めて、最後はキースピリットでとどめを刺すデッキ、所謂所謂「紫起幻」だが…

 

今は機能停止状態、一応戦う事が出来るが全力を出すことはできない。

 

「その顔だと、お前まさか、転醒カードをデッキに入ったか。」

 

「そうだけど?」

 

「よくある初心者ミスだ、前世と違い、この世界の転醒はとある特定の奴らしか使えない、俺たちにとってただの普通のカードだ。」

 

嘘だろおい(白目)、その特定の奴らは絶対コアの光主だろ…となるとやっぱり俺の未熟のせいでなのか…

 

『…“血と願いを満つも器は、光と共に救世主を呼び出す。”

 

あ、トラッシュに行っても普通に喋るのか。あと何それ?

 

『源実黙示録、いわゆる古代予言書。読み切れなかったが、多分この一節は君の事を言っているだろ。』

 

「一体何が言いたい?」

 

『その’てんせい’は何なのか分からないが、求めている答えはこの一節の中に居るかもしれない。何があったらまだ話す。』

 

いやバトル中で本を読むな…って本持ってるのかよ。この騎士王割とやりたい放題だな。

 

「…彼との話が終わったか? ならバトルを続けるか、それともギブアップしてデッキを調整してもいい、選べ。」

 

「このまま続行って決まっているだろォ!黄昏のキャメロット城(R)をミラージュセット!」

 

空に現れた城の幻影、あれは騎士たちの要塞で紫の大陸の首都。

 

「アタックステップ、行けラモラック(R)!この時、黄昏のキャメロット城のミラージュ効果が発動する!」

 

ラモラックは腰の辺りにいる剣を抜き、前に突っ走った。

 

「名前に「騎士」、まだ「キャメロット」の名スピリットがアタックする時、相手スピリットのコアを一つリサーフに置く!対象はソウルコアを乗っている魂鬼!」

 

そしてまるでその走りを反応するように、城の幻影から紫の霧を放ち、その霧が手と変え魂鬼の魂を奪った。

 

魂鬼 Lv1<1S>→<0>(消滅)

 

「そしてこの効果によって相手のスピリットを消滅した時1ドロー。続けてラモラックのレベル2アタック時効果、もう一体の魂鬼のコアをリサーフ!」

 

鬼と騎士、両者が接触したその一瞬、紫の一閃と共に騎士の剣が魂鬼の中心部を両断。これで邪魔者はいなくなった。

 

魂鬼 Lv1 <1>→<0>(消滅)

 

「そしてこのままメインのアタックだ!」

 

「ライフだ。」

 

佐々木【ライフ:5→4】

 

【リサーフ:3→4】

 

剣が紫色の壁とぶつけ合い、一つのライフを砕いた。

 

「ライフ減少により、バースト発動。妖華吸血爪、バースト効果で二枚ドロー。」

 

攻撃によって発動したバーストは紫では珍しいドロー魔法:妖華吸血爪。その効果で佐々木は手札を二枚増えた。

 

魂鬼を処理してドローさせないと思ったが、相手の方が一枚上手らしい。

 

「…ターンエンド。」

 

このままアタックするとコアを増やすだけ、目的を達成した以上ターンエンドした方がいい。

 

【和人の盤面】

 

ライフ:3

手札:3

盤面: ナイト・ブレイドラ Lv1<1S>

闇騎士ラモラック(R)Lv2 <3> (疲労)

カクメイミラージュ Lv1

バースト:【あり】/黄昏のキャメロット城(ミラージュ)

リザーブ:0

トラッシュ:3

 

 

佐々木【TURN 04】

 

「悪くない手だが詰めが甘い。俺のネクサスを除去できなかったことを後悔させてやる」

 

佐々木の盤面にはスピリットもバーストもいない、けどネクサスが居るおかげで軽減シンボルを確保している。

 

これによって彼はまだ動ける、確かにミスかもしれない…それはデッキによりの話だ。

 

「紫一色にそれ言う? 」

 

そう、紫はスピリットの除去やドローなどを得意の色、けどネクサスなどの除去は割と不得意分野。

 

それはネクサスはスピリットと違い、レベル1の維持コストは’0’だから、紫はあのようなカード触る事が出来ない(一部除く)。

 

「だから詰めが甘いと言っている、まずは俺は鬼刃剣士ディル・ザイガーを召喚、レベル2だ。」

 

鬼刃剣士ディル・ザイガー Lv2<2+S> BP5000

 

光の扉から現れたのは赤いマフラをかぶる剣士、名前の道理、こいつはデス・ザイアの部下。

 

「更に異魔神ブレイブ、女王魔神を召喚!」

 

女王魔神 Lv1<0> BP4000

 

「異魔神ブレイブか…厄介だ。」

 

異魔神ブレイブ、ブレイブの一種で左と右で同時二体のスピリットとブレイブ出来るのブレイブカード。そしてもう一つの特徴はネクサスと同じレベル1の維持コストが0。

 

つまり、ブレイブしているかいないか関係ない、コアシュートは絶対消滅しないマンである。

 

「召喚時効果で一枚ドロー、さぁお前の運を試してやる。女王魔神、ディル・ザイガーにブレイブ!」

 

空飛ぶ紫の女王の右手から一筋の光、その光が二体の鬼の剣士に更なる力を与えた。

 

鬼刃剣士ディル・ザイガー+女王魔神(右) Lv2<2+S> BP5000→9000

 

「ダブルシンボルになったか、いや確かディル・ザイガーの効果は…」

 

「アタックだ、ブレイブスピリット!レベル2ー3のアタック時効果で、このターンの間、カード名に「鬼刃」を含むスピリットは相手のスピリット、まだはネクサスの効果を受けない。」

 

バーストケアか。だが本命はそこじゃない。

 

鬼の剣士は修羅を呼ぶ、ディル・ザイガーはアタック時で一枚ドドローしたあとで手札、まだはトラッシュにあるデス・ザイアと入り替えする事が出来る。

 

いわゆる革命チェンジみたいな能力だ。しかも勝手に回復状態で入るから、二回パンチが出来る。

 

「一枚ドロー…」

 

もしここで入り替えたらまずい、デス・ザイアは元々ダブルシンボル、ブレイブしたらトリプルになる、そして俺の残りライフは3。

 

下手したらここでゲームエンドするかもしれない、ここで運任せするしかできない。

 

 

 

「ーー大丈夫だ、自分を信じて」

 

 

 

…声?

 

「…入り替えはなし、そのままアタックだ。」

 

入り替えなし確認ーーヨシッ! (現場猫)

 

「ライフで受ける!」

 

和人【ライフ:3→1】

 

【リサーフ:0→2】

 

魔神の力により強化した剣士の一撃、さっきの魂鬼と比べ物になれないほど痛い。

 

けどもう慣れている!ここで流れを止めて見せる!

 

「ここだ、ライフが減った時バースト発動!絶甲氷盾だ!」

 

ここで開く俺のバーストは安心と信頼の絶甲氷盾先輩、どんなバトラーも使える最高の汎用札の一枚だ。

 

「バースト効果でライフ一つ回復、更にコストを支払いフラッシュ効果だ、アタックステップはここまでだ!不足コストはラモラックから確保、よってレベル1にダウン。」

 

和人【ライフ:1→2】

 

俺の胸所にあるライフカウンターの輝きが一つ戻った同時、白い吹雪と共に氷の壁が現れてアタックステップを強制終了した。

 

「…ターンエンド。」

 

【佐々木の盤面】

 

ライフ:4

手札:5

盤面:鬼刃剣士ディル・ザイガー+女王魔神(右) Lv2<2+S> BP9000

No.32 アイランドルート Lv1 <0>(x2)

バースト:【なし】

リサーフ:0

トラッシュ:4

 

 

和人【TURN 05】

 

「スタートステップ。」

 

ヤバイ、冷静になったらこの状況を見ると絶望しか感じない。

 

残り手札は二枚は役に立てない、今のカードだと相手の盤面を除去できない、文字道理デッキトップ解決を望んでいる状態。

 

素直に言うと辛い、このまま負けると紫の大陸の人達か俺のせいで犠牲になると考えと、更に辛くなっている。

 

「コアステップ。」

 

そしてあの声は一体誰…?今観戦者ゼロだぞ?一体どこからあの声を…いや、先ずはドローしないと。

 

「ドローステーーえ?」

 

デッキが段々と遠くなっていく。

 

ちゃんとあそこに居るのに、なぜか遠く見える。

 

デッキに、手が届かない…どうして?俺は…怖がっているのか?もしこのドローで何も引けなかったら負ける可能性を…恐怖が俺に支配したでも言うのか。

 

「ーー迷わないで。」

 

まだあの声が…幻覚ではなかったのか。

 

「ーーどんな辛い時でも、どんな絶望な時でも、君が信じるのバトスピを信じけ続けばいいよ。」

 

「そうするときっと、答えが見えるはず。」

 

「‘俺が信じているバトスピ’…か。」

 

不思議だ、あの声から何かの力を感じる。何かを覚えだしたような気がする。

 

「…」

 

重い、こんなに重いバトルはさすがに初めてた。

 

この世界のバトスピ、ただのホビーではなく、力の象徴で戦の道具。だからこそ辛い、俺は前世のようにただバトスピを楽しむことはできないかもしれない。

 

一回一回のバトルはそれぞれの責任と信念のぶつかり合い、負けたら何か大事な物を失う。ただの代理戦争にすぎない。

 

けど、ホントにこれでいいのか?

 

でもやっぱり俺にとってはバトスピは一緒に楽しい物、対話だ。

 

戦いの中で話し合え、それぞれの信念のぶつけ合い、それがバトスピだ。

 

この世界だと、これはただの綺麗言葉かもしれない…繋がれない手があるかもしれないが、それでも、俺は信じたい。

 

「ーードローステップ。」

 

ホントにはこれが正解なのか分からない…それでも。

 

「…ちょっと聞きたい事があるだけど、いいか?」

 

話しかけないと、変わらないと、何も始まらない。

 

「ああ、いいぜ、どうした?」

 

「君は闇の帰還者(ダーク・リターナー)の一員だよね、どうして入った?」

 

「妙な質問だな、君、新星の守護者(ノヴァ・ガーディアンズ)の一員ではないのか?」

 

「いや、友達と遊ぶ途中で突然光ってここに来た(ガチ)。」

 

実際そのまま説明すると新星の守護者(ノヴァ・ガーディアンズ)の一員なったかもしれないな、絶対オファーとかくるかもしれない。

 

…でもここで八神さんたちの事を言うなら、まさか彼らは知っているのか?こいつらの戦う理由、

 

「…だったらどうして前に出た。」

 

「え?」

 

「君も転生者なら知っているはずだ、俺たちはあいつらのように甘くはない。例え新人だとしても容赦はしない、これは戦い。前世の遊びと違い、命かけの戦いなんだ。ヒーローごっこは別の所でやれ。」

 

それは知っている、初対面でリアルスピリット召喚更に強制モンハンするのは最悪の第一印象だと思う。

 

でも、そうか、君はそうバトスピを見えるのか。

 

「ヒーローごっこなんかじゃない、俺は後悔したくないからここに来た、ただそれだけだ。」

 

「後悔?」

 

「ああ、前世(むかし)と違い、俺はもう…後悔したくない!メインステップ、マジック:イラプションドロー!」

 

赤のドローマジック:イラプションドロー。条件を達成すると三枚ドローできるが、今回はただの二枚ドロー魔法。

 

「ほう、完全に転醒デッキにようだが…メインギミックが使えないここでは、勝ち筋はあるのか?」

 

「バトスピは最後まで分からない、だろ!このドローに俺のバトスピ魂のすべてをかける!」

 

「ーー二枚ドローッ!!」

 

俺は目を閉じて、全身全霊を込めて、怖い物を全部振り切るような勢いでカードを引いた。

 

「…つながった。」

 

そして目を開いたその瞬間、俺は確信した、このバトルはまだ終わっていない。

 

「ーー俺は俺のスピリットのコアを全部リザーブへ移動!

 

「ッ!?」

 

ここに来てまさかの行動、俺はナイト・ブレイドラとラモラックのコアを全部抜き、そのまま消滅させてしまった。

 

これで俺の盤面ががら空き、スピリットとバーストなしで、あるのは一枚のネクサスのみ。

 

「…悪いな、お前たちの力を無駄にはしない。ターンエンドだ、さぁどこからでもかかって来い!」

 

【和人の盤面】

 

ライフ:3

手札:4

盤面: 

カクメイミラージュ Lv1

バースト:【なし】/黄昏のキャメロット城(ミラージュ)

リサーフ:6+

トラッシュ:3

 

 

佐々木【TURN 06】

 

「何を考えるか知らないが、このターンで終わりだ。メインステップ、ブレイブスピリットをレベル1にダウン、そしてデスツインズと鎧闘鬼ラショウを召喚。コストはソウルコアを使用。」

 

デスツインズ Lv1<1> BP1000

 

鎧闘鬼ラショウ Lv2<3> BP4000

 

場に現れたのは二体目の剣士と力士のような鬼、見た目は強くないかもしれないが、その効果は強力。

 

「召喚時効果、デッキトップから4枚トラッシュすることで、俺はカードを二枚ドロー。」

 

効果その1、デッキトップ4枚を削る事でカードを二枚引く効果、他の色だとアド損になるが、紫はトラッシュを活用する色で実質アド。

 

そしてこの効果のおかげで、彼のキースピリットはトラッシュに落ちた。

 

「落ちたか、さすがに来ると思った。」

 

「これで君にもあとがない、ラショウのレベル2ー3の効果、トラッシュにソウルコアが居る間、相手ネクサスすべてのLvコストを+2する!よってカクメイミラージュを消滅!」

 

鬼力士の四股によりカクメイミラージュは力を失い、消滅した。

 

それがラショウの一番ヤバイ能力、紫なのにネクサスを触る事が出来る…なんど見てもヤバイカードだな。

 

「行け、左側のブレイブスピリット!アタック時効果、一枚ドローそして…修羅の刃よ、我が敵を切り裂け!鬼刃皇デス・ザイア、戦の時間だ!」

 

走る鬼の剣士の前に現れた巨大の手、普通だと躱すはずだが、彼はあえで手の中へ飛び込む。

 

手がそのまま剣士を握ぎ潰し、剣の修羅が今、蘇った。

 

『さぁ…殺し合おうぜ!』

 

鬼刃皇デス・ザイア+女王魔神(左) Lv1<1>BP9000+4000=13000

 

「入り替えしたデス・ザイアは攻撃を引き続き、これで終わりだ!」

 

『その命、頂戴する!』

 

俺に襲い掛かる修羅の刃、このままだと俺の負けになるが…ここで終わるわけはいかない!

 

「フラッシュタイミング、白晶防壁を使用!コストにはソウルコアを支払う!」

 

【リサーフ:6+→3】

 

【トラッシュ:0→3+

 

「その効果でラショウを手札に、そしてソウルコアを支払ったより俺はこのターンライフ1しか減らない!」

 

「さっきのドローで防御魔法を引いたか、ただしそれは延命にすぎない。」

 

「いや…これでいい!さぁ来い、ライフで受ける!」

 

和人【ライフ:2→1】

 

残りライフ1、あとに戻れない状況に突入した俺だが…これでいい。

 

これが俺が望んでいるシチュエーションだ!

 

「ここまま攻めても無意味、ターンエンーー「何勘違いしているんだ、このアタックステップはまだ終わってねぇ!」…何?」

 

この時、不思議な事が起こった。

 

「何、あの光は!?」

 

 

 

◇◆◇

 

バトルが白熱化して終盤、一方…トラッシュにあるソーディアス・ドラグーンは…

 

『まさかこのような状況になるとは…』

 

彼は言った道理、源実黙示録の調査をしているが。本を開けるとまさかの事態に。

 

『ない、ない、ない、字がない!なぜだ、外だとまだ字があるのに、バトルフィールドに入ったら字が全部無くなった…』

 

そう、文字がない、どこでも一つの文字すらなく、完全に白紙状態。

 

バトルフィールド入る前で読んだので、最初はこの状態じゃなかったのは確か、けどこれが現状。

 

『ダメだな、このままだと彼が負ける、どうすれば…うん?』

 

この時、まるで和人のあの光と共鳴するように、ドラグーンの手の中にいる本が光始めて、自ら開いた。

 

『本が…!』

 

 

 

“血と願いを満つも器は、光と共に救世主を呼び出す。”

 

“だがその輝きは磨いていない宝石のごとく、あまりにも未熟。”

 

“戦いの中で現実をしり、忘れた物を取り戻す、その時。”

 

“色を目覚め、その信じだ道へ進め”

 

“コアの光と共に”

 

——————源実黙示録、始まりの光、第二章 第一節:転醒の印

 

 

『字が戻った! ーーって、俺も?!何か…力を感じる!』

 

『一体、バトルフィールドに何かが起こった?』

 

◇◆◇

 

 

 

「暖かい…」

 

俺の体から放出している紫のオーラ、そして胸所に輝いてる紫シンボル。

 

裏の世界と来る時とほぼ一緒だが、今なら感じる。まるでエンジンがトップギアに入ったような感じ、俺の中に眠っている力が今、解き放たれた。

 

そして俺だけじゃない、カードたちにも影響を与えた…

 

(カードのテキストは元に戻っている…これなら行ける!)

 

「あのシンボル…お前、コアの光主だったのか!?」

 

「そうらしい、未熟者ものだけどね。さぁ…ここからは本番だ。俺のライフ減少時がカードの発動するトリガーだ。」

 

「ッ!手札誘発か!」

 

「そういう事だ、俺が発動するのはこのカード、キャバルリースラッシュ!【覇導】発揮!」

 

【覇導】、それは条件が満足したとき手札に発動できる効果。いわゆる他のゲームでよくはる手札誘発の枠の一つ。

 

そして俺が発動したキャバルリースラッシュ、その効果は…

 

「相手スピリット、まだアルティメットのコア3つをリザーフに置く、対象はデス・ザイア!」

 

鬼刃皇デス・ザイア+女王魔神(左) Lv1<1>→<0>(消滅)

 

『悪くない…一撃じゃねか…』

 

紫の斬撃と共にデス・ザイアのコアは全部リザーフへ送って、地に落ちた。

 

「この効果で相手のスピリットのコアが0になった時、2コストを支払う事で転醒する!現れろ、ソーディアス・アーサー・オリジン!」

 

ソーディアス・アーサー・オリジン Lv1<1> BP10000

 

テーブルの上にあるキャバルリースラッシュが突如紫の光を纏い、その真の力を解き放つ。

 

「転醒したによりカウントが増え、そして転醒時効果だ!竜騎士ソーディアス・ドラグーン!トラッシュから甦れ!」

 

【カウント:0→1】

 

竜騎士ソーディアス・ドラグーン Lv1<1> BP5000

 

『我は二代目騎士王、竜騎士ソーディアス・ドラグーン、カクメイの龍騎士団の団長で、紫の大陸を守るものなり!』

 

「ドラグーン、力を貸してくれ。」

 

『最初からそのつもりだ。騎士王の名に懸けて、絶対勝つ!』

 

「ああ、ソーディアス・ドラグーンの召喚により、キャメロット・クイーンはトラッシュから蘇生!コアはアーサー・オリジンから確保。」

 

キャメロット・クイーン Lv1<1> BP4000

 

ソーディアス・アーサー・オリジン Lv1<1>→<0>(消滅)

 

「覚醒したか…バトルの途中で、ターンエンドだ。」

 

【佐々木の盤面】

 

ライフ:4

手札:8

盤面:女王魔神 Lv1<0>

デスツインズ Lv1<1>

No.32 アイランドルート Lv1 <0>(x2)

バースト:【なし】

リサーフ:5

トラッシュ:1+

 

 

 

和人【TURN 07】

 

「メインステップ、ソーディアス・ドラグーンをレベル3に、キャメロットクイーンをレベル2にアップ!」

 

竜騎士ソーディアス・ドラグーン Lv1<1>→Lv3<4+> BP5000→BP12000

 

キャメロット・クイーン Lv1<1>→Lv2<3> BP4000→BP8000

 

「マジック、シーズグローリーを使用!女王魔神のBPをマイナス7000,破壊する!」

 

女王魔神 Lv1<0> BP4000-7000=-3000(破壊)

 

シーズグローリーより放たれた黄色の光が女王魔神に直撃、爆発を起こした。

 

「処理されたか…いや、光主として覚醒した今、本命はーー!!」

 

「この効果でスピリットを破壊したとき、シーズグローリーは転醒する!その手で勝利を掴め!天醒槍ロンゴ・ミニアス!ソーディアス・ドラグーンとダイレクトブレイブだ!」

 

空から落ちる黄色の雷がドラグーンの剣に当たれ、剣が虹に輝く槍へと変形。二代目騎士王の力を更に高まった。

 

『栄光を我が手に!』

 

【カウント:1→2】

 

竜騎士ソーディアス・ドラグーン+ 天醒槍ロンゴ・ミニアス→Lv3<4+> BP12000+5000→17000

 

「バーストセット、アタックステップ開始時、ミラージュがセットしているよりキャメロット・クイーンのレベル2の効果発動、二枚ドロー。アタックだ、ブレイブスピリット!」

 

『この新しい力、試してやる!』

 

「アタック時効果、カウント2以上の時、相手のスピリットのコアを2個をトラッシュに送る!」

 

デスツインズ Lv1<1>→<0>(消滅)

 

「更にッ!この効果で相手のスピリットを消滅した時、ライフを一個をトラッシュに!」

 

天醒槍の先から放つ一筋の光がデスツインズと佐々木のライフを貫通、これで相手の残りライフは3。

 

「クゥー!こうして来たか、だがこれだと俺のライフを削り切れない!」

 

「いや、本番はここからだ。キャメロット・クイーンの効果により、ソーディアス・ドラグーンの転醒条件はアタック時に変更!よって転醒する!」

 

(この感じは…一体…?)

 

この感じはさっきの二回の転醒と違う、何かを感じる。

 

心の奥から湧き出すこの感情と思い…そしてソーディアス・ドラグーンの力、そのすべてを感じる。

 

「輝けーーー」

 

感じる…!そして分かる!これでいい!

 

「もっと!もっと輝け!!」

 

俺の胸所にいる紫シンボルの光と共に、ドラグーンの周りに紫のオーラが集まり始め、俺たちの輝きはどんどん増えている。

 

紫のオーラの輝きがその最高潮に到達したこの瞬間、オーラ爆発し、光の柱へ変化。眩しい光と共に世界が変わった

 

「目覚めよ、紫の力!竜騎士王ソーディアス・ドラグーン・ケーニヒ!」

 

光が消え、フィールドが一瞬、白と黒が塗り潰した同時に、ソーディアス・ドラグーンの姿が大きく変わった。

 

紫の鎧と巨大な飛竜、盾がなくなり代わりに現れた紫の槍、二本の槍を持つ竜騎士王の姿、そこに居る。

 

『これが…我の真の力…!!』

 

【カウント:2→3】

 

竜騎士王ソーディアス・ドラグーン・ケーニヒ+天醒槍ロンゴ・ミニアス→Lv3<4+> BP22000

 

「シンボルが増えた…!?」

 

「それだけじゃない、転醒時効果で自身を回復、更にトラッシュから闇騎士ラモラック(R)を蘇生。そして現在のカウントは3、ロンゴミニアスの効果より神シンボルを追加!」

 

「クアドラプルシンボル、だと…!?」

 

「これで終わりだ、行け!!」

 

二本の槍を持つ竜騎士王、その進撃は誰でも止められない。

 

「今回は君たちの勝だ…残ったライフ、全部くれてやる!!」

 

『転醒した我の一撃、受けてみよ!』

 

佐々木【ライフ:3→0】

 

 

砕くライフの音、そして消える佐々木の姿。

 

ギリギリだった、最後の最後までギリギリのバトルだった、けど俺は勝った。

 

「…よかった。」

 

今度の俺は、ちゃんとその手を届いたかな?

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