どす黒いウマ娘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ガイアラビット

 天皇賞(春)を目指してトレーニングをしているとお母さんが妹のガイアラビットを連れて学園に来ていた

 

 何でも新しい目標である逃げの完成を目指していることを椎名トレーナーがお母さんに伝えたらしい

 

 そしたらお母さんがラビットにその逃げを見せてあげてほしいとのこと……

 

 ラビットも首から仮入園カードをぶら下げて始めて入るトレセンに興奮気味

 

 なんだかんだラビットと走るのは2年ぶりである

 

 14歳の私と9歳になったラビット……普通ならラビットが勝てるハズ無いのだが、私はラビットにこれまで1度も勝てていない

 

 まぁ鍛えてきた2年間で私はラビットを越えていると思うが……

 

 とにかく併走をしよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コースに移動してみると大阪杯で圧勝した影響か私の事を偵察しようとウマ娘やトレーナー達が多数眺めていた

 

 中にはドリームリーグに移籍している先輩方もチラホラ見ている

 

「……姉」

 

「ん? なに? ラビット」

 

「タイムオーバーにはならないでよ」

 

「言うじゃんラビット……今日は勝つからね」

 

 距離は2000メートルバ場は稍重

 

 スターターは椎名トレーナー、ゴールは近くに居たウマ娘を1人拉致ってきて付いてもらった

 

 いよいよ始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これはどういった催しかな? ガイア理事」

 

「生徒会長のテイエムオペラオーか……なに、ファーストとラビットの併走だよ」

 

「正直誉められた物じゃないね、9歳の少女を現役バリバリ、G1を2勝しているウマ娘のファースト君と併せなんて虐殺もいいところじゃないか」

 

「ふむ、まぁレースを見ていてくださいよ。これは御披露目でもあるんですよ。あなたの持つG1 7勝の壁を越える少女のね」

 

「それはどういう意味かい?」

 

「始まる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私は逃げたスタートはラビットも上手だ

 

 伊達に川道コーチに鍛えられてないな

 

 スタートが同じであればポジション争いとなる

 

 私が前でラビットは私の後ろを選択した

 

 正直ここから差を広げてセーフティリードでゴールしたいが、ラビットは許してくれない

 

 さぁどうするか……

 

 

 

 

 

「ガイアファーストが差を……広げない?」

 

「どういう事だ? スローペースで逃げるつもりか?」

 

「……!? トレーナー! スローペースじゃない! 1000メートル57秒の超ハイペース!!」

 

「なに!」

 

 観客席がざわつきだす

 

「おいおいガイアファーストの妹って9歳の少女だろ!? 何で着いていける!?」

 

「最終コーナーを回った! どうなる! ガイアファーストが負けるのか!? 嘘だろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 私は本気で走ると視界が白黒の世界になる

 

 お母さんからそれは領域と教わった

 

 口下手な私はそれを妹達やガイア姉に教えることができなかった

 

 まぁムーンは独力で入ったぽいけど……

 

 私が領域に入れる距離は決まってる……1800から2600までだ

 

 それ以上だと脳がショートする

 

 以下だと領域に入りきれずにゴールしてしまう

 

 で、私は他のウマ娘より頑丈らしい

 

 ぐにゃぐにゃの柔軟が有るわけでもないので骨と筋肉が異常に頑丈なんだろう

 

 お母さんに連れられて精密検査したら骨密度が普通のウマ娘の5倍有るって言われるぐらい異常に頑丈だった

 

 だから……私は頑丈に産んでくれたお母さんにダービーと凱旋門をプレゼントしようと思う

 

 その為にはここに居る姉であるガイアファーストを倒して誰がガイアの中で最高傑作であるか証明する必要がある

 

 全盛期のファースト姉を倒すことで

 

 ……入ろう領域へ……領域のその先へ

 

 バチン

 

 バチン

 

 

 

 

 

 

 バチン

 

 

 

 

 

 

 その日人々は才能がいかに残酷であるかを理解した

 

 努力では埋めることのできない圧倒的な差を

 

 2000メートル非公式タイム1分55秒1

 

 上がり3ハロン32.1

 

 人々は語る

 

 あれは光であったと

 

 圧倒的な逃げに覚醒し始めていたガイアファーストが一気に霞む閃光の末脚

 

 ガイアファーストはペースメーカーでしかなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 調子 好調

 

 スピード 82

 

 スタミナ 70

 

 パワー SS

 

 勝負根性A

 

 瞬発力 SS

 

 柔軟性 A

 

 賢さ  S

 

 健康  SS

 

 子だし 5

 

 スキル

 固有スキル 地母神の兎 

(残り400メートルで神から与えられし力でスピードが凄く上がり加速する)

 コンセントレーション

 ロケットスタート

 魔王(圧倒的威圧感でブロックできなくする 差し)

 天バ【馬】(バ場の影響を受けない)

 閃光戦(最終コーナーでワープを開始する)

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