母親との大喧嘩は1ヶ月続き、私は柳田のおじさんのマンションの書斎の一部に家具を持ち込んで家に帰らない日々を過ごした
小学校の行事予定とか学校から渡される書類等はお姉ちゃん経由で渡してもらったりと協力してもらった
「桜、お母さんと仲直りしない? もう1ヶ月だよ」
「お母さん堕ろせって言ってくるじゃん……私は堕ろさないよ」
「桜を心配してなんだから……ね」
「やだ……」
「もう……頑固なんだから……出産するにせよ病院をどうするの? お母さんやお父さんの同意がないと若年妊娠はただでさえ危険なんだから病院側も問題視するでしょ」
「金は積むよ」
「そういう問題じゃなくてね……」
お姉ちゃんからも色々言われて私はぐずったが柳田のおじさんが来て
「いい加減にしろ! 親を困らせるんじゃない!! 親御さんに保護されていなきゃいけない年齢なんだからそこら辺はしっかり話し合ってきなさい! 部外者のおじさんから言えることはそれだけだ!」
柳田のおじさんにも怒られて、私は久しぶりに実家に戻り、話し合うことになった
「……お母さんごめんなさい」
「……はぁ……よかったよ無事で本当に」
私とお母さん、それにお父さんを交えて再び話し合った
「そもそも桜のお腹の子はお父さんの子なのか? 柳田さんじゃないのか?」
「おじさんとはそんな事をしていない。それは断言するよ」
「そうか……」
「お母さん的には今でも反対したい気持ちでいっぱいよ……それでも産むっていうんでしょ」
「うん」
「……色々な所に説明に行かないといけないよ……頑張れる?」
「うん」
「はぁ……お兄ちゃんやお姉ちゃんよりも早く孫ができると思わなかったよ全く……色々準備もしないといけないから頑張るよ」
「いいの?」
「ただし、桜の命が第一だからね、これだけは絶対に譲れないからね!!」
「うん!」
それからすぐに大学病院の産婦人科に連絡を取り、病院で見て貰うことになった
病院の先生は最初お腹の膨らんだ私を見て、年齢的に驚かれ、流す事を進められたが、産むためだったらアメリカにでも行くと言った
お母さんからもこの子の言うことを尊重して欲しいが、母体が危なくなったら仕方がない事等を話し、色々条件を付けて見て貰うことになった
経腹エコーでお腹を見て貰った感じ特徴的な耳が見えたのでお腹にいるのがウマ娘だとわかった
病院の次は学校である
小学校の担任の先生に事情を話し、妊娠の経緯は暈したが、大学病院と提携していること、子供ながらに会社の会長をしていること等を話した
「大人びている子だなとは思っていましたが……事情は把握致しました。予定日から前後3ヶ月は病気で休むことに致しましょう。約半年間勉強がストップするけど、プリントとかは1週間分を纏めて僕が帰りに渡しに行く方向にしましょう」
「先生ありがとうございます」
「いや、体に気をつけてしか僕からは言えないから桜ちゃんが元気で居てくれるのが僕ら教員の願いだからね……お母さん、色々難しいと思いますが、優しく接してあげてください。この子は強く、何でも抱え込んでしまうところがあるので、実家でゆっくりとさせてあげるのが一番だと思います。会社での仕事量等は調節してゆとりをもって行動してください……あと、この事は校長と教頭、学年主任には話させて貰います。よろしいですね」
「はい、桜をどうかよろしくお願いします」
病院、学校の次は柳田のおじさんと話し合いだが、おじさんは休め、俺でもやれるからと社長として留守中もしっかり会社を成長させるからと頼りになる事を言ってくれた
私は久しぶりの実家でゆっくり寛ぐ生活に入る
6ヶ月半の3月半ば
その日の夜一際大きな流れ星が夜空を彩った
まるで産まれてくるこの子を祝福しているかのように
私は安産で直ぐに産まれてきたこの子を星子と名付けた
星の祝福を受けこの子は大輪の花を咲かせて欲しいと
この子が13の時はちょうど2001年
強豪犇めく01世代
この子のステータスを見てみよう
調子 普通
スピード 70
スタミナ 80(MAX)
パワー A
勝負根性A
瞬発力 A
柔軟性 S
賢さ S
健康 D
子だし 9
つ、強い
タイミングが合えばこの子ならG1を勝ってくれるのではないか!?
「星子……私は貴方を一流にして見せるからね」
私はそう誓うのだった