私はバブル真っ只中資金の海外逃がしをおじさんの持つ株を成長する企業を除き売却し、アメリカのコカ・コーラ、マイクロソフト社等のアメリカ企業の株を買い漁った
子育て真っ最中で私が動けないので私の株はお姉ちゃんやお父さんに指示して株の売買を頼み、私はこの星子の子育てに専念した
「この子の足はガラスの足だ……体調も近親交配の影響で弱いでしょう……それをどの様に補強するのは私の仕事かね」
この子はG1を勝てる器なのだから……いや、勝たせなければ
英才教育をしようお金は有るのだから
「あぎゃーあぎゃー」
「おーよしよしいい子ねー」
私はこの子を育てるためにとある人物にコンタクトを試みるのであった
島根県益田レース場
ローカルシリーズが開催される地方のレース場で1人の天才トレーナーが燻っていた
名を川道満
益田でトレーナーとして優秀なのは確かだったが給料が低い事、人間関係で不満を持ち、海外へと飛び出そうとしていた
そんな彼に私は星子が首が座ったのを見計らって挨拶に赴いた
「僕は忙しいんです。要件は手短にお願いします」
この頃川道は師匠やローカルシリーズを開催している上と揉めており、シンガポールへの移籍交渉中であり、忙しかった
「ご迷惑なのは重々承知です。私は貴方の腕を勝っている……シンガポールへの移籍を後押ししたい」
「ほう? 小学生にも見えるあなたに何ができる?」
「金銭的援助……それこそ1000万単位での援助をしたい」
「嬢ちゃん嘘は良くない。僕は本当に忙しいんだ。虚言はよしてくれ」
私は立ち去りそうになる川道に
「せめてこれだけでも受け取ってください」
私は紙袋を手渡した
「必ず役に立ちますから」
紙袋を受け取ると川道は部屋から出ていった
川道は性格に難があり、自己中心的な人でもある
ウマ娘の育成手腕は確かであったもののそれを知っている人物も少ない
私は前々世の記憶で似た様な人物を知っていたからたどり着く事ができたが、普通なら揉め事を起こすような人物とは関わりたくない
が、それを除いてでも川道とはコンタクトを取りたかった
私の渡した紙袋にはお菓子と手紙、私の住んでいる住所と電話番号、現金500万が入っていた
忙しくて話を切られる可能性を考慮しての行動だったが、保険が功を奏した
1990年日経平均株価暴落を開始
地価はまだ上がっているところが有ったので皆土地へ逃げる逃げる
お父さんの会社が破産してお父さんが柳田のおじさんの会社に再雇用されたりしたが私達は比較的安定した生活を続けている
「いや、まさか本当に景気が一気に後退するとはな……」
「まだまだあとこれから10年厳しいからね。事業をネットに適合していかないと」
「ネット通販だったか……本当に利益を出せるのか? パソコンなんて一般家庭で持ってるのはまだまだ珍しいんだぞ」
「いや、大丈夫だねサイトも作ったし、破産した運送会社を買収しての販売を粛々と行っているけど、波が来たら一気に爆発する! 大丈夫いけるから」
「それだけ桜が自信あるんだったらいけるな! よし景気が良かった頃に稼いだ4000億円を次世代に投資だ!!」
「ただいまー」
「ママ! ママ!!」
「星子いい子にしてた?」
「うん! おばさん! 遊んだ!」
「お姉ちゃんと遊んだの良かったねぇ」
「桜、私ベビーシッターじゃないんだから」
世間では葦毛の怪物オグリキャップが暴れており、ウマ娘業界は不景気の中第二次ウマ娘ブームで盛り上がっていた
この後葦毛のメジロマックイーンが現れ、トウカイテイオーが現れ……世代交代が行われる
トゥインクルレースからドリームレースに上がることが許されるのは実績か人気があるウマ娘のみ
ドリームレースに上がることができれば、そのウマ娘はアイドルとして地位や財産は保証される
この前ドリームレースに移籍したタマモクロスを例にあげよう
獲得賞金約5億円
この内20%はトレーナーに支払われるため役に4億円がレースで稼いだ賞金となる
それにグッズ収入、スポンサー契約をしていれば広告料、イベントによる収入、テレビやラジオ出演料等が加わりタマモクロスの場合はトゥインクルシリーズで貧乏からの脱却って本がトリプルミリオンヒットした影響もあって15億は稼いだんじゃないかな?
もう将来は安泰だね
更に夏と冬にあるドリームレースに出走できれば1000万、勝てば3億貰えるから当面お金に困ることは無い
つまり、トゥインクルシリーズで人気が出れば稼げるっていうのをわかって貰いたい
私はお金は有るから名誉が何よりも欲しい
その欲望がこの子を苦しめるとは知らずに