フェアリーフェンサーエフ~元ドルファ四天王の旅~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回はビューイの谷のイベント前に発生する会話イベント等が主になります。
最初は昼食編です。少しオリジナルも入ってます。
楽しんでいただけると幸いです。

それではどうぞ。


第18話 昼食にて

次の日のお昼時。向日葵荘の食堂にて。

 

「まあ、食え食え。俺の奢りだ。遠慮すんな、じゃんじゃん食え!」

「あんたの奢りって何よ? バハスとレイルが作ってくれたんじゃない」

 

ファングの言葉にアリンが突っ込む。

 

「残すなよ、お前ら」

「…お残しは許しません……なんて、言ってみたり……」

「おう、分かっとるがな。飯は一粒も残さへんって」

「まあいい子ね、ガルドちゃんたら。でも、いつも言ってるでしょ?」

 

その様子を見たマリサが言う。

 

「ご飯は農家のおじちゃんに感謝しながらしっかり噛んで食べなきゃ」

 

ファングちゃんも噛まずに飲み込んだら、めーっよ? と言う姿のマリサは正に母親のソレである。

 

「「……ごっくん! ぷっはーっ!! おかわり!!!」」

「ドンとこい、ドンと食え」

「「…………」」

 

ファングとガルドの食いっぷりに唖然とするアリンとティアラ。

 

「……真昼間(まっぴるま)からよくそんなに食べれるね。君達2人の胃袋は私達の英知の及ばない高次元にでも繋がっているのかな」

「ファングとガルドも育ち盛りなんだよ……多分」

 

作ってる身としてはありがたいけどね?とハーラーに付け足すレイル。

 

「ティアラはん、食わへんのか? 要らんなら、ワイが貰うで! ティアラはんのエビフライ、もーらい!」

「あ、あげませんわよ!」

 

そう言って自分のエビフライを守るティアラ。

 

「アリンのエビフライを俺にくれ。俺んとこの、とろとろのタルタルソースもいいんだが、お前のウスターソースがけのエビちゃんも捨てがたい」

「あんたにもやんないわよ! この男どもは全くもー、油断も隙もあったもんじゃない!! あたしの食べ物はお米一粒、砂糖ひとさじだって、あたしの胃袋のもの、絶対ぜーったい、不可侵領域っ! べーっだ!!」

 

こっちもこっちだった。この場合はアリンの方が正しいが。

 

「レイ~、まだ~?」

「ティルア……レイを急かさないの」

「はいはい、もう少しだけ待っててよ。……それにしてもエビフライ、もう少し多めに作れば良かったね」

「……(コクコク)」

 

ティルアを宥めるシャル。

そんな彼女の為に()()()()()()を作ってるレイル。対してホロンは出来立ての玉蜀黍(とうもろこし)の唐揚げが盛り付けられた皿をテーブルまで持っていき、皿を置いた。

 

「冷めないうちにホロンが作った玉蜀黍の唐揚げでも食べてて。今ちょっと別なの作ってるから」

「この料理、あんさんが作ったんか!?」

「……(コクコク)」

 

まさかのレイルではなく、彼のパートナー妖聖であるホロンが作った事に驚くガルド。キュイよりも小さな体で皿をこぼさずに持ってきた事にも驚いたが。

 

「……(スッ)」

「キュイ?」

「……(コクコク)」

「キューイ♪」

 

するとホロンは玉蜀黍の唐揚げを数個ほど取った後、小さい小皿に分けてキュイに渡す。そして美味しそうに食べるキュイ。

 

「はい。ティルア、できたよ」

「わーい♪」

 

そう言ってレイルがティルアに料理を運んできた。ティルアの前に置かれたのは『唐揚げのようなナニカ』だった。

 

「な、何だこれ……?」

「か、唐揚げ……?」

「しかし唐揚げの割には、ちょっと違和感があるな」

 

これにはファングやアリン、料理を作ったバハスでさえ、レイルがティルアに作った料理を凝視する。

 

「ほんとにティルアは、その料理が好きね?」

「だってレイが作ってくれる料理、どれも美味しいんだもん♪ シャルだってそうでしょ?」

「それは否定しないけど、その料理が好きな人は半々だと思うわよ?」

「そうかい? 私も昔、レイル君にその料理を作ってもらった事が何度かあるけど、個人的に好きだよ? やっぱり美味しいね。コレ」

 

シャルの言葉に美味しそうに料理を食べるティルア。ちゃっかりハーラーも食べている。彼女もこの謎の料理を食べた事があるのかティルアと同じ意見だった。

 

「あの、お義兄様? お姉様が食べている料理は何ですの?」

「ん? プリンの唐揚げだよ」

「「「「「「プリンの唐揚げ!?」」」」」」

 

ティアラの質問に答えるレイル。それを聞いたシャルとハーラー以外は驚きの声を上げた。

 

「プリンって……あのプリンか?」

「はい。バハスさんのご想像通り、お菓子のプリンです」

「……試食してもいいか?」

「少し多めに作ってあるので、持ってきますね?」

 

そう言ってレイルは皿に盛り付けて持ってきた。早速バハスが1つ食べる。

 

「どれどれ……っ! こりゃ美味いな。初めて食べたが、俺でも食べれるぞ。味付けとか調整してるのか?」

「ティルアやハーラーちゃんが好きそうな味付けなんで、その辺は色々と。使うプリンによって味付けが毎回変わるんです」

「なるほどな。今度この料理のレシピを教えてくれねえか?」

「あ、もちろんです。みんなも食べてよ。次いつ作れるか分からないから」

 

レイルがそう言うとファング達も食べ始めた。反応は良い意味で様々だった。

ちなみにレイルの創作料理『プリンの唐揚げ』はファング達にも好評で、特に女性陣からは大好評だった。




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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