フェアリーフェンサーエフ~元ドルファ四天王の旅~ 作:ゆるポメラ
前回の続きになります。
それではどうぞ。
「フューリー発見! やっぱここにあったか」
ビューイの谷の奥まで進んだ一行は、ようやくフューリーを発見した。
「……(まただ。1つは近くにいる)」
一方でレイルは先程の殺気が気になっていた。1つは少し遠くから、もう1つは近くから。自分達の様子を伺っているのだろうか?
「殺」
「……おっと」
そんな事を考えてた時、何者かがレイルの懐に入り込んできたが、殺気を放っていた者の1人だと初めから分かっていたレイルは、ひらりと攻撃を避け、距離を取った。
「殺殺殺。殺殺殺」
「……(近くにいた殺気の正体は、エフォールか)」
「兄貴、大丈夫か!? って、お前は……エフォール!」
レイルを襲ってきた者の正体は、暗殺者のエフォールだった。突然の襲撃者に驚くファング達。
「こんにちはー! エフォールのパートナー妖聖の果林です。今日もじゃんじゃん通訳していきたいと思います!」
「……(パタパタ)」
「あー、果林ちゃんだー。今日も可愛いくて絵になるねー。……って、ホロンは平常運転だね?」
「……(ドヤァ)」
「…何ドヤ顔しながら、果林ちゃんエンジェル! 果林ちゃんマジ天使!って……あのねぇ……」
「~~~~~っ!?」
エフォールのパートナー妖聖、果林も現れた事で、レイルの肩でホロンが果林に手を振りながら何かを訴えている。そしてそれを訳すレイル。そしてそれを聞いて顔が紅くする果林。
「ところでガルド。エフォールに面識あったりは?」
「知らん知らん、ワイ、こんな嬢ちゃん、知らんがな」
「だよねぇ……」
念の為にガルドにも訊いてみたが、彼は違うと答えた。
ソルオール村の一件でレイルが村に侵入した際に、ガルドの性格は解っているので、エフォールと手を組んだという考えは絶対にないと思ったからだ。
「つーかずっと俺らをつけて来たのかよ!」
お前はストーカーかい!と言うファング。
「殺殺、殺殺殺」
「エフォールはあんたらが生きてる限り、どこまでも追いかけて殺す。と、エフォールは申しております」
「相当恨まれてるようだね。一体この可憐な少女に何をしたんだい?」
「いや、俺なんもしてねえよ!」
事情を知らないハーラーに寧ろ俺は被害者だ!と返すファング。
「ねえ、あなた前にフューリーには興味ないって言ってたよね? ならどうしてあたし達を狙うの?」
アリンが訊く。
そういえば以前、クラヴィーセ洞窟でエフォールと遭遇した時、彼女はそう言っていた……気がする。なら何故、自分達を狙うのだろうか?
「殺。殺殺殺殺、殺殺」
「お前らみたいに仲間でつるんでいないと、なんも出来ない雑魚は見ててイラつくんだよ。仲良しごっこ見せつけて下らない優越感に浸ってんじゃねーよバカヤローと、エフォールは申しております」
「……寂しがり屋さんだ」
「だな……」
どう見ても寂しがり屋だよね?とレイルの言葉にファングもうんうんと頷く。
「殺殺殺。殺殺殺、殺殺」
「……エフォール、また
「ちょっと、通訳止まってるけど?」
通訳が止まってる事を指摘するファングに果林がああ、すみませんと答える。
「戦いこそが目的。
「何故そのような事を……」
「物心ついた時から機関にそう教えられたからよ」
「子供が暗殺業や兵士に駆り出される論理、みたいなものね」
エフォールの答えにティアラは疑問を抱く。しかし彼女の疑問を答えたのは姉のティルアだった。続けるようにシャルが答える。
「……(
緊迫した空気の中、レイルは徐々に自分達が居る場所に近づいてくるもう1つの殺気に嫌な予感を覚えるのであった。
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