フェアリーフェンサーエフ~元ドルファ四天王の旅~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きになります。

それではどうぞ。


第21話 シャイでアンチキショウな暗殺者、再び

「フューリー発見! やっぱここにあったか」

 

ビューイの谷の奥まで進んだ一行は、ようやくフューリーを発見した。

 

「……(まただ。1つは近くにいる)」

 

一方でレイルは先程の殺気が気になっていた。1つは少し遠くから、もう1つは近くから。自分達の様子を伺っているのだろうか?

 

「殺」

「……おっと」

 

そんな事を考えてた時、何者かがレイルの懐に入り込んできたが、殺気を放っていた者の1人だと初めから分かっていたレイルは、ひらりと攻撃を避け、距離を取った。

 

「殺殺殺。殺殺殺」

「……(近くにいた殺気の正体は、エフォールか)」

「兄貴、大丈夫か!? って、お前は……エフォール!」

 

レイルを襲ってきた者の正体は、暗殺者のエフォールだった。突然の襲撃者に驚くファング達。

 

「こんにちはー! エフォールのパートナー妖聖の果林です。今日もじゃんじゃん通訳していきたいと思います!」

「……(パタパタ)」

「あー、果林ちゃんだー。今日も可愛いくて絵になるねー。……って、ホロンは平常運転だね?」

「……(ドヤァ)」

「…何ドヤ顔しながら、果林ちゃんエンジェル! 果林ちゃんマジ天使!って……あのねぇ……」

「~~~~~っ!?」

 

エフォールのパートナー妖聖、果林も現れた事で、レイルの肩でホロンが果林に手を振りながら何かを訴えている。そしてそれを訳すレイル。そしてそれを聞いて顔が紅くする果林。

 

「ところでガルド。エフォールに面識あったりは?」

「知らん知らん、ワイ、こんな嬢ちゃん、知らんがな」

「だよねぇ……」

 

念の為にガルドにも訊いてみたが、彼は違うと答えた。

ソルオール村の一件でレイルが村に侵入した際に、ガルドの性格は解っているので、エフォールと手を組んだという考えは絶対にないと思ったからだ。

 

「つーかずっと俺らをつけて来たのかよ!」

 

お前はストーカーかい!と言うファング。

 

「殺殺、殺殺殺」

「エフォールはあんたらが生きてる限り、どこまでも追いかけて殺す。と、エフォールは申しております」

「相当恨まれてるようだね。一体この可憐な少女に何をしたんだい?」

「いや、俺なんもしてねえよ!」

 

事情を知らないハーラーに寧ろ俺は被害者だ!と返すファング。

 

「ねえ、あなた前にフューリーには興味ないって言ってたよね? ならどうしてあたし達を狙うの?」

 

アリンが訊く。

そういえば以前、クラヴィーセ洞窟でエフォールと遭遇した時、彼女はそう言っていた……気がする。なら何故、自分達を狙うのだろうか?

 

「殺。殺殺殺殺、殺殺」

「お前らみたいに仲間でつるんでいないと、なんも出来ない雑魚は見ててイラつくんだよ。仲良しごっこ見せつけて下らない優越感に浸ってんじゃねーよバカヤローと、エフォールは申しております」

「……寂しがり屋さんだ」

「だな……」

 

どう見ても寂しがり屋だよね?とレイルの言葉にファングもうんうんと頷く。

 

「殺殺殺。殺殺殺、殺殺」

「……エフォール、また()()()()を……エフォールはこんなに可愛い女の子なのに……」

「ちょっと、通訳止まってるけど?」

 

通訳が止まってる事を指摘するファングに果林がああ、すみませんと答える。

 

「戦いこそが目的。()()()()()()()()()()()()()。エフォールはそう申しております」

「何故そのような事を……」

「物心ついた時から機関にそう教えられたからよ」

「子供が暗殺業や兵士に駆り出される論理、みたいなものね」

 

エフォールの答えにティアラは疑問を抱く。しかし彼女の疑問を答えたのは姉のティルアだった。続けるようにシャルが答える。

 

「……(()()1()()()()()が動き出した。ゆっくりだけど、こっちに近づいてきてる)」

 

緊迫した空気の中、レイルは徐々に自分達が居る場所に近づいてくるもう1つの殺気に嫌な予感を覚えるのであった。




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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