フェアリーフェンサーエフ~元ドルファ四天王の旅~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きになります。

それではどうぞ。


第2話 大都市ゼルウィンズ

「と、とりあえず、ここまで来れば大丈夫でしょ。追っ手も来なかったし」

「……(コクコク)」

『ところで、逃げてこれたのはいいけど……ここって何処?』

『ええ。私も初めて見るけど……なんていうか大きな都市ね』

「……あらら。大都市ゼルウィンズまで来ちゃったか」

 

地下牢から何とか脱出し追っ手も撒き、気付けば大都市ゼルウィンズまで辿り着いていた。

ゼルウィンズ地方の名前を冠した都市が、この大都市ゼルウィンズである。企業『ドルファ』を中心に経済で栄えた、企業城下町だ。

 

街の中心にはドルファのビルが悠々と立ち、その発展ぶりを物語っており、レイルが知る限り総人口は140万人だった筈……

 

邪神と女神の伝承が言い伝えられており、フューリーの噂も他の地方より多い。あんまり興味はないけど。

 

「……はぁ、まさか()()()()()()()()()()()に来る事になるなんて。アポロの件もそうだけど」

「……(コクコク)」

『それってさっき地下牢の出口にいた人の事?』

「うん。ファング達が脱出できるように、バレない程度の殺気を出したつもりだったんだけどなぁ……」

 

シャルの疑問に答えるレイル。

地下牢の出口でファングと交戦していた男、アポローネスを思い出すレイル。まさか元仕事仲間に出くわすとは思わなかったのだ……

 

「……(そもそもアポロは何しにあんな辺境の地下牢まで来てたんだろ?)」

 

まぁ、あの職場が今どういう方針で行ってるのか知らないが、元仕事仲間の顔を見れただけ良しとしよう。

 

……次もしも会った時は、勝負を挑まれるかもしれないが。

 

「今後の拠点どうしよう……? 正直、大都市ゼルウィンズに身を置くのは気まずいのが本音なんだよね」

『えっ? どうして?』

「前の職場の人達にうっかり遭遇するのが嫌だから」

『あー……』

 

それを聞いたティルアは納得した。シャルもレイルが何を言いたいか分かってるのか、苦笑いしている。

 

「とりあえず、僕が昔行きつけだった酒場に行こう。そこのマスターは物知りだから」

 

レイルの一言で4人は彼の行きつけだった酒場に向かう事に。

 

 

 

 

「いらっしゃいませ。おや……これはこれは。レイルさん、お久しぶりです」

「久しぶり、マスター。相変わらず繁盛してるね?」

 

酒場『桜花亭』に入ったレイル。この酒場の店主であるマスターはレイルの姿を見ると嬉しそうな表情で挨拶をした。

 

「今日は何かお飲みになりますか?」

「また来た時にいただくよ。今日はマスターに訊きたい事があって来たんだ」

「それはそれは。私の方でよろしければ」

 

そういう訳でレイルは早速、マスターにいくつか訊く。

 

「このスケッチブックに書いてある茶髪の男の人と紅い髪のツインテールをした女の子の妖聖を捜してるんだけど……」

「ああ。このお二人なら、いらっしゃいましたよ。ソーヨル草原に向かうとおっしゃってましたね」

 

スケッチブックに描いたファングとアリンの絵をマスター見せ、2人がどこにいるかを尋ねるレイル。するとマスターの口から、ソーヨル草原に向かったとの情報が。

 

「ソーヨル草原か……とりあえず、行ってみるよ」

「でしたら盗賊に気をつけてください。最近、旅人を狙う盗賊や多いと聞きます」

「うん、分かった」

 

情報を提供してくれたマスターに感謝しつつ、レイルは酒場を後にした。

 

「……という訳で、マスターから聞いた情報とこれからの事を纏めた結果、今からソーヨル草原に向かおうと思う」

『そこって確か、シュケスーの塔の近くにある草原だよね?』

『そうね。でもマスターは盗賊も出ると仰ってたわね。何かあったのかしら?』

 

次の目的地を聞かされたティルアとシャルは首を傾げる。

 

「せっかくだから、ピクニック感覚で行こうよ。マスターおすすめのお弁当もさっき買ったからさ」

「……(コクコク)」

『わーい♪ みんなでピクニックー♪』

『それなら近くのお店で、お菓子や紅茶の茶葉も買って行きましょう? そろそろ蓄えが切れてた筈だから』

 

ソーヨル草原に向かう前に、お菓子等を買う事にした4人であった。




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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