フェアリーフェンサーエフ~元ドルファ四天王の旅~ 作:ゆるポメラ
今回から地への回廊のフューリー回になります。
それではどうぞ。
「さあ、今日も頑張ってフューリー探しに行きましょうか」
「……(ティアラ、切り替え早いなあ。まあ、良い事だけど)」
その翌日。
朝からやる気なティアラを見て、レイルは元気だねーと思った。
「おう、しっかり頼むぜ」
「いや、あんたも頑張るのよ!」
ファングはファングでいつも通りだった。それが彼の良いところでもあるが。
「この時間帯って、ロロちゃんはいるのかな? 今更だけど……」
「あ、いたいた、お兄ちゃん。まいど~」
「おっと。噂をすれば……」
噂をすれば影と言えばいいのだろうか。
早い時間帯とはいえ、ロロが噴水広場に居るのかと思った矢先、件の人物が珍しい事に向日葵荘まで来てくれた。
「もしかしてわざわざ来てくれたの?」
「うん、今日はいいネタが見つかったからいつも贔屓にしてくれるお兄ちゃんに教えてあげようと思って」
「ホントに!? あんたいい子ね!」
「でしょ! だからお金ちょーだい。あと、お兄ちゃんの頭なでなでも♪」
「いや、なんでレイルに頭なでなで?」
情報料金を要求するのはともかく、ついでにレイルの頭なでなでを要求するのは、何の意味が?とアリンは思った。
「で、その情報ってのは何だ。フューリーの場所でも見つかったのか?」
「うん、地への回廊で見つかったって話だよ♪」
情報料金を払い、ファングの質問に上機嫌で答えるロロ。レイルに頭をなでられてご満悦な表情だ。
「強いモンスターがウヨウヨしてるらしいからしっかり稼いできてねー」
「ロロちゃん、情報ありがと。お仕事、無理しないように頑張ってね?」
「はーい♪」
そして上機嫌で去っていくロロ。
「地への回廊……」
「どうかなさいましたの、アリンさん」
「……え? あ、ううん。なんでもない。それじゃ、すぐに出かけようよ」
アリンの様子がおかしい気がしたが、それもそうだと思い、地への回廊へと出発しようとした時だった。
「……あれ、シャルマン様は?」
その一言にレイルも辺りを見回す。シャルマンと彼のパートナー妖聖、リュシンがいないのだ。ちなみにリュシンは白いロボット型の真面目な性格の妖聖だ。
「そういえば、今日は姿を見ていませんね。どこかにお出かけでしょうか」
「私も今朝から見てないけど……」
「……」
ソウジとシャルの言葉にレイルは情報収集に出かけてるのかと思った。
「とりあえず地への回廊へ向かおうか。大都市ゼルウィンズから東の位置にある筈だけど……ホロン?」
「……(コクコク)」
レイルの合図にホロンは、地面に降りると、懐から地図を取り出し、全員に見えるように地図を広げた。
「ねえ、この印みたいなのって何?」
「あー、これ? 僕らが行った事がある場所の目印。……と言っても、ホロンの趣味みたいなものなんだ。踏破した場所に印を付けるのが」
「つまりレイルはん達が今まで行った場所って事かいな」
「ほーう、印の数を見る限り、陛下達も相当な旅をしてたのですな」
アリンの質問に答えるレイル。ガルドとピピンも興味深そうに印を見る。
「……(テシテシ!)」
「で、ここがロロちゃんがフューリーがあるかもって言ってた地への回廊。印が半分しか付いてないから……今日で踏破できるかな? ま、行けば分かるかな」
「よし! それじゃあ早速そこに行こうぜ!」
そして一同は、地への回廊へ向かうのであった。
読んでいただきありがとうございます。
この回も2話か3話、もしくは4話くらいに分けようかなと思ってます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。