フェアリーフェンサーエフ~元ドルファ四天王の旅~ 作:ゆるポメラ
前回の続きになります。
それではどうぞ。
朝食を食べ終え出発の準備も完了したアリン達は、大都市ゼルウィンズの郊外を移動していた。
「それでホロンのフューリーが封印されてる場所って、何処にあるの?」
「前にヤタガン溶窟に寄ったでしょ? その近くにあるルドケー溶鉱炉跡っていう場所」
現在進行形で向かってる場所をアリンが訊くと、ティルアはそう答えた。これから向かう目的地は、ヤタガン溶窟の近くにあるルドケー溶鉱炉跡という場所らしい。
「聞いた事があるわ。かつて製鉄の為に使われた溶鉱炉らしいわね」
「マリアノ様、物知り~」
マリアノ曰く、その場所は大昔に製鉄をする為に使われた溶鉱炉らしい。
「……あ。そういえば、果林ちゃんって、暑い場所って苦手?」
「はい。私、氷の妖聖なので暑い場所は苦手です……」
「果林、元気出して」
今思い出したとばかりにティルアが果林に訊くと、元気のない回答が返ってきた。やはり妖聖にも体質があるようだ。
「いざという時はホロンに頼んでおんぶしてもらったら?」
「へ? お、おおおお……おんぶですか!?」
「いやいや、そんな事したらホロンが潰れちゃうじゃない……」
顔を赤くしながら動揺する果林にアリンがティルアに突っ込む。キュイやクララよりも小さな体のホロンがどうやって果林をおんぶするというのだろうか?
「ホロンちゃんが果林ちゃんをおんぶって……」
「シュールですわね……」
その絵面を想像したマリサとティアラも苦笑いを浮かべる。
「とりあえず、あの辺まで歩きましょうか。休憩を挟むにはちょうどいいし」
「そうだね。ルドケー溶鉱炉跡は距離的に、もう少し歩けば着く頃合いだし……みんなもそれでいい?」
シャルの提案にティルアも同意し、他の女性陣も異論はなかった。
◇
「この辺で休憩にしましょうか」
「……(せっせ)」
休憩ができそうな場所をシャルが決め終わると、ホロンがどこから取り出したのか、レジャーシートを広げた。
「疲れた~。やっと休める~……」
「私も少しだけ疲れましたわ……」
アリンとティアラがレジャーシートに座り込む。それに続いて他の女性陣達も各々座る。
「……(せっせ)」
女性陣が全員座るのを確認するとホロンはお茶菓子の用意し始めたのだ。朝食の準備も時も思ったが、休まないのだろうか?
「……(スッ)」
「あ。ありがと。ホロンは休まないの?」
「……(うーん)」
お茶菓子をホロンから受け取り疑問に思ったアリンが訊ねると、ホロンは軽く悩む仕草をし始めた。
「ホロンも変なところで遠慮しなくてもいいのに。そういえば、
「……(こくり)」
「みんなに見せなくていいの?
どうやら遠慮していたらしい。しかしティルアとシャルが言ってる
3人のやり取りを見てたアリン達、他の女性陣も首を傾げると、ホロンが左手を顔に翳し始めたのだ。
そしてアリン達の目の前に現れたのは、160cmの1人の美少女?だった。
「……」
「えっと……誰?」
「
「う、嘘ーーー!?」
「ええぇぇぇぇぇぇぇ!?」
「今日一番驚いたわ……」
「あらあら……」
「……びっくり」
その美少女?の言葉にアリンだけでなく、ティアラも驚きの声を上げた。マリアノとマリサも驚いており、エフォールに至っては目が点になっていた。
ホロンと呼ばれた人物は、銀色の髪をボブカットにし、黒色のリボンを付けており、眼の色は暗めの青緑色。肌は人間より白かった。
服装は白いシャツに青緑色のベストを着ており、下半身は青緑色のスカート、白靴下に黒い靴を着用。胸元には黒い蝶ネクタイを付けていた。
「あのさ、変な事を聞くけど……ホロンって……男?」
「うん。僕は性別上、れっきとした男だよ? よく女の子って間違われた事もあるけど」
「……(寧ろ、間違われない方が難しいわ)」
そして何事もなかったかのように、再びお茶菓子を用意し始めたホロン。アリンが気になった事を訊くと、彼はのほほんとした表情で答える。その回答に突っ込むアリン。
「ここ、座ってもいいかな?」
「は、はい! ど、どどど、どうぞ……」
「ど、どうぞ~……」
自分の分のお茶菓子を用意し、果林とクララの間に座るホロン。そしていつもの姿と違う……というか、完全に違う彼に動揺しまくりの果林とクララなのであった。
読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
最後にホロンの本当の姿について簡単に紹介します。
容姿イメージ:『東方Project』の魂魄妖夢
性別:男(しかし見た目と服装のせいで女の子と間違われる)
身長:160cm
年齢:19歳
一人称:僕
簡単な概要:レイルのパートナー妖聖。
こんな感じです。
次回もよろしくお願いします。