キレやすく実力もあるシンジ君   作:覚め

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哀しきセーラームーンと、人殺し的なことをしてしまったシンジ君とみんなには引っ越ししたって伝えられてる式波。そんな複雑な三角関係を最近見始めたドラマのようだと思いつつ我関せずな綾波。
一体シンジ君の心はどうなってしまうのか!?


第10話

学校

 

シンジ「屋上で出会った胸のデカい女のことが妙に記憶に残ってる」

 

ケンスケ「…ラッキースケベが」チッ

 

トウジ「羨ましいやっちゃの〜!」

 

綾波「ラッキースケベって、何」

 

ケンスケ「その登場の仕方はやめてくれよ綾波…ビビる」

 

綾波「そう。怖かった?」

 

トウジ「あー、いや、びっくりするんや。後、ラッキースケベっちゅーのはな」

 

ケンスケ「トウジ、やめとけ」

 

ヒカリ「4人共…なんの話をしてるの?胸のデカい女とか、ラッキースケベとかって聞こえたけど」

 

トウジ「わわ、委員長!?」

 

シンジ「な、なんでもない!な、綾波!」

 

綾波「?ラッキースケ」

 

ケンスケ「ああ、綾波は知らなくてもいいことなんだ!」

 

綾波「…そう」

 

トウジ「ほっ…」

 

ヒカリ「?何でもいいけど、何か変なこと言わないでよ?」

 

ケンスケ「分かってま〜す」

 

シンジ「理解〜」

 

トウジ「せやな〜」

 

危機は去った。いや、危機はまだある。綾波という、N2爆雷を我々は抱えたのだ。この後綾波なら少し間を作って「…それで、ラッキースケベって、何」とでも言うだろう!その前に話題を遮って最近流行りの映画の話でもすりゃ終わりだ!…スタンドバイミーとか!

 

綾波「…そう。私だけ、仲間はずれなのね」

 

シンジ「!?」

 

ケンスケ「な、仲間はずれって…」

 

トウジ「ご、誤解や誤解!」

 

シンジ「映画の話さ!ほら、セカンドインパクト前に少し流行った映画の、スタンドバイミー!」

 

綾波「…でも、ラッキースケベって」

 

シンジ「!?」

 

ケンスケ「き、聞き間違いさ!」

 

綾波「スタンドバイミーとラッキースケベを?」

 

トウジ「と、とにかくや!シンジの第一印象から、そう聞き取ったかもしれん!」

 

綾波「…碇くんの…」

 

シンジ「トウジ!?」

 

トウジ「しゃ、しゃーないやろ!委員長に目をつけられたら最後やぞ!?」ヒソヒソ

 

ケンスケ「何はともあれ、聞き間違いってことさ」

 

綾波「…そう。納得できた」

 

…トウジの奴、僕のこと売りやがった…いや、綾波が変な知識付けて親父が動揺してその原因を潰しかねないからそういう意味では安心か…何とも複雑な。と言うか、綾波のがプロトタイプ、僕のが型落ち…そんであの猿が最新型。時系列的におかしいだろ

 

シンジ「とりあえず、綾波にはこの弁当」

 

綾波「ありがとう」

 

トウジ「ワイの分は!?」

 

ケンスケ「僕の分も…」

 

シンジ「期待するな。あるぞ」

 

トウジ「さすがは料理のセンセイや!」

 

ケンスケ「食ったら返すからさ!」

 

シンジ「…洗い物くらいやらんかっ」

 

綾波「私は、いつもNERVの自動設備で終わらせてるわ」

 

シンジ「お前のボロアパートどう見ても電気通ってねえだろ」

 

綾波「私が発電してるわ」

 

シンジ「嘘つきは万病の元だぞ」

 

綾波「!?」

 

いや、わかりやすっ。すまんな綾波、嘘なんだ。とてもそうは言えないくらい動揺してらっしゃる。あれ、もしかして今までの会話の中にすんごい嘘ついてたの?あのグラサン拗らせ親父になんか嘘ついたの?…いや、それはないな。

 

綾波「…私の出番がサポート役くらいしか無いわ」

 

シンジ「ねえ今それ言うことかな綾波さん?」

 

これは多分、逃げちゃダメだタイプの綾波だな。うん。ちょっとトウジ達?何グラウンド見てんの?全員が全員わたしから目を背けております。クソが

 

綾波「ごめんなさい。碇司令に『シンジの精神を徹底的に潰せ』(声真似)と言われていたから」

 

シンジ「それはそれで別に親父だなぁって感じるけど…声真似全く似てないよ綾波」

 

綾波「そう…NERVの人たちには好評だったのに」

 

シンジ「そうだったか〜」

 

綾波「冬月副司令は笑いを堪えていたわ」

 

シンジ「あの人笑うの?」

 

綾波「隅でプルプル震えていたもの」

 

ふ、冬月副司令…今まで心の中で親父専属の執事とか思っててすいません…人間味がありますね…脳の回転なら少しはウチの親父超えてそうな顔してるのに、ポーカーフェイスじゃないのか。いやそこはちょっと親父以上のポーカーフェイスであってほしかったな。

 

シンジ「…今日はちょっと疲れたかな…」

 

綾波「疲れたのなら、帰って即黙ってお風呂に入って食べて寝る。が良いわ」

 

シンジ「男は黙ってカレーメシ!」

 

綾波「碇君、滑ってる」

 

シンジ「わーってら」

 

屋上

 

シンジ「だーるーいー」

 

加持「どうしたんだいシンジ君」

 

シンジ「ちょっそれはビビるって」

 

加持「ひどいなシンジ君は〜。ま、ブルーな気分に水を刺されるのは嫌か?」

 

シンジ「…嫌というより元からブルーじゃないですよ」

 

加持「ん?葛城言い分だと…確か、『シンジ君ったら、アスカがもういないこと忘れてお弁当箱ひとつ数間違えて作るのよ〜?』とかだったんだが…」

 

シンジ「逆に聞きますけどパーを出すのが癖になってる人に対して急にジャンケンでパーを出すの禁止にしたら対応できると思います?」

 

加持「まー、無理だな。しっかしその性格は変わらないなぁ」

 

シンジ「同居人が酒を樽に入れる量くらい飲みますからね」

 

加持「葛城かぁ…」

 

ちなみにアルコールをあれだけ飲んでおいて作戦部長と言う座から降りないの、何気にすごいな。アルコールって確か保健で習ったけど脳みそを小さくしちゃうんでしょ?あれだけ飲んでもアルコール5%だから大丈夫理論なのかな…

 

加持「言っておくがなシンジ君」

 

シンジ「え?」

 

加持「葛城に常識を突っ込むなよ。常人離れってレベルじゃないからな、あいつは」

 

シンジ「そんなのあり得るんですか?」

 

加持「あり得る!あいつ自身運がいいからそれなりの身体を引き当てたのさ」

 

シンジ「じゃ、僕は当たりに見せかけたハズレですね」

 

加持「5年で空手をマスターして使徒に対する有効打とする、その点に関して言えば君の体は恵まれてる」

 

綾波「…葛城作戦部長の彼氏」

 

加持「あーやっぱり!?そう見える!?」

 

シンジ「…ずっと現れた奴にさっきの会話全て持っていかれた気がしたよ…」

 

加持「しっかし何気に、ファーストチルドレンを見るのは初じゃないのか!?」

 

シンジ「何言ってんだ加持さん…」

 

加持「あ、俺をあだ名で呼ぶときはスイカ畑って呼んでくれ!」

 

シンジ「いやなんで??」

 

 

 

 




加治さんはスイカを作っていたからね。仕方ない。
なんなら前回の予告ほとんど無視したけど、それも仕方ない。
次回予告!
最強の拒絶型、第十の使徒襲来!強大な敵を前にして、パイロット達はどのような攻撃を仕掛けるのか。
突如現れ二号機の封印を解いた少女の正体、目的とは一体なんなのか!?
初めっから初号機始動なのか!?
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