攫う手には見覚えあり、攫う者の声に聞き覚えあり!
その攫う者の目的とは、攫う者の正体とは!?
今更気がついたエヴァンゲリオンラストの映画どうやってしようか!
ヴンダー
シンジ「…揺れますなぁ」
サクラ「ここまで激しいとなると…ってうわぁっ!?」
シンジ「…おいおい…確か零号機はN2使って自滅したあと食われたんだろ…いや、そもそもあの猿と弍号機がある時点で何も言えんか…」
サクラ「どど、どーしましょー!?」
そんなこんなであららあららと困っているうちに声が聞こえた。なんか、綾波にすごく似た声だった。ただ、最初に『あー、あー、マイクテスト、マイクテスト』なんて言った瞬間、こいつ綾波じゃねーなと感じたのは、綾波がマイクテストやらねえだろという先入観のせいかな。
綾波?「碇君、来て」
シンジ「ちょ、サクラ少尉さん!?」
サクラ「あ、はい!?なんでしょう!」
シンジ「銃とかないの!?ここに来る過程で銃構えた奴いたよね!?」
サクラ「うぇ!?じ、銃!?え、えー…あった!」バンッ
シンジ「ヒィッ!?」
サクラ「落ち着いて…標準を合わせて…!」
シンジ「こいつガチじゃん…」
綾波?「碇君、早く」
シンジ「いや早くって言ったってどこにどうするんだって話」
綾波?「わからないなら、私が連れてく」ガシッ
シンジ「!?」
サクラ「シンジさん!?」
シンジ「ちょ、おま!ヘル、ヘルプ!!ヘルプミー!!」
サクラ「エヴァにだけは乗らんといてくださいよ!」
シンジ「やだー!ちょっとー!抵抗してんのー!だれかたすけてー!」
アスカ「その首置いてけ!」ザンッ
シンジ「うわぁっと!?ちょ、猿さん!?」
綾波?「任務完了」
…まるで誘拐された気分だ。いや、誘拐はされている。仕方ない。仕方ないとは言え、エヴァが空を飛ぶなんて聞いたことがない。あのあとよくわからん桜色のエヴァもいたし、逃げたいのに首切り落とされても多分復活する(っていうかした)ようなエヴァからどうやって逃げろと。
NERV本部
シンジ「へー、まるで遊園地に来たみたいだなー」
ゲンドウ「来たかシンジ」
シンジ「お、来たなゲンドウ。自分の父親がイタすぎる厨二病って知った時の僕の気持ちとかって想像できるかな?」
冬月「…やはり、ユイ君の子供だな」
シンジ「そしてこの目の前にある初号機によく似たパチモン…ガンダムで言うパチモンみたいなのってなに?」
ゲンドウ「が、ガンガル…シンジ、お前の目の前にあるのはエヴァ13号機。初号機をベースにした二人乗りのエヴァンゲリオンだ」
シンジ「二人乗りぃ?大抵、パーティゲームの後追いで作られるゲームってのはクソが多いのと同様に、このエヴァの性能も」
ゲンドウ「安心しろ。エヴァの操縦は一人でも出来る」
シンジ「…二人乗りって言ったけど、必ず二人?」
ゲンドウ「もちろんだ」
…相変わらずなにを考えているんだ、ウチの親父。いや、なにも考えていないが正解か、ウチの親父。そろそろ僕がお仕置きに代わって月よするぞ。このエヴァ13号機とやらを使って空を落とすぞ。いや、それはまず同乗者によるが…
ゲンドウ「シンジ、お前と共にエヴァ13号機に乗るのは彼だ」
カヲル「フフッ…久しぶりだね」バァーン
シンジ「…お前じゃねーんだな」
綾波「ええ。正直言って、羨ましいわ」
シンジ「切られても治る奴の方が良いと思うがなぁ」
綾波「最新鋭機はロマン、そう教えてもらったもの」
シンジ「…これまた変なことを言う…」
カヲル「ひどいなシンジ君。出会って早々無視かい?」
シンジ「…どーせまたやべーことがあんだろ?それじゃーさっさと現実逃避が一番よ」
カヲル「そうかい…君がそれで幸せなら、それで良いんじゃなぎっ」バギィッ
シンジ「君がそれで幸せなら…?嫌味ったらしく言うんじゃねえぞオラァ!」ゲシィッ
ゲンドウ「…勝ったな」
冬月「ああ。下顎を狙った正拳突き、そして不意を食らったゼーレの少年が体を丸めた瞬間の顔面に蹴り。碇…お前が預けた場所には随分と野蛮な武道場があったものだな」
ゲンドウ「…実を言うと私は全く知らない」
冬月「はぁ…」
上二人がなんか話してたが知らん!と言う勢いで殴ってたらいつのまにか前歯へし折れてた。笑った。それに対して流石にこいつも思うところがあったのか、それとも対等な立ち位置であると示したかったのか、殴りかかってきた。しかしまぁ遅い。カウンターを食らわせようとしたら腹に硬い何かを入れたのか、拳でぶん殴った結果、僕の拳が大惨事に。
シンジ「ぁあ!てめぇ!」
カヲル「これで対等な関係だろ?シンジ君。折角同じエヴァに乗るんだ、対等に、仲良くして行かないと」
シンジ「なんだと…!」
カヲル「君がこれを今までつけていたように、今度は僕がつける番だ」カチッ
シンジ「…?」
カヲル「その首輪は、元々僕を恐れたリリンが作ったものだからね」カチッ
シンジ「すまんな、なに言ってるかよくわからんが、俺はお前の名前を知らんから対等じゃねえ!」
カヲル「!!そ、そうだった…!最も原始的で、リリンとして大切なところを見落としていたよ、シンジ君…僕は渚カヲル。カヲルって呼んでくれ」
シンジ「俺は碇シンジ。あのクソ親父の息子だ」
カヲル「…容赦ないね」
さて、自己紹介が終わったところで、なにをしようか。このまま13号機の試運転といってもいいし、綾波をまたいじるのも良い。しかし、その綾波はどう見ても綾波っぽいであり、っぽい部分が外見と声くらいなので、さてまた悩むのだ。
シンジ「…お前って綾波なのか?」
綾波「そう。私は綾波レイ」
シンジ「…なんだかよくわからんが、綾波レイっぽくないんだが」
綾波「貴方を前にして、本物の綾波レイならばどうするの?」
シンジ「やっぱ偽物かよ。綾波はな〜?ここでこう言うんだ。『エヴァと碇君を繋ぐものは何?』ってな!」
綾波「そう、なの?」
シンジ「嘘だ」
ゲンドウ「待てシンジそれ貴重な」
冬月「またんかぁ!」ゲシィッ
ゲンドウ「ごふっ!?」
冬月「なんでもないよ、第三の少年。好きにしたら良い」
シンジ「…!?」
綾波「冬月副司令は昔柔道三段、剣道5段を持っていたそうよ。空手も習っていたらしいけど、それも師範をやれるほどらしいわ」
シンジ「…おかしいだろ!?」
綾波「でも、40までの話よ。40からは教授として働き始めて、今では気絶させるのにも一苦労だ、って言ってたわ」
シンジ「…あれ多分人間の域じゃねーぞ」
カヲル「イテテ…僕もここに来てから初めて彼の蹴りを見たけど、速いね…」
新劇でも一人で3機のヴンダーっぽいのを操作する副司令はやはりバケモンだった!
次回予告!
満を辞して登場するエヴァ13号機。
そのエヴァ13号機によって完遂されるゲンドウの計画を止めようと奮起するミサト達(一応カヲル君も)
しかし、事態は予想外の方向へと進んで行く。
ゲンドウの計画とは一体なんなのか。それを止める者達の足掻きは、一体。
次回、エヴァ13号機が動き出す。
ちなみに、さようなら、全てのエヴァンゲリオンとかやるのはエヴァのDVDがレンタルできるようになったら(だと思う)
もう出てるかもしれないけど、来週あたりで止まるかもってことで、よろしくお願いします