あと加持リョウジについてもう書くことはないだろって思ってたんだけど普通に艦長と副艦長の話に出てきてびっくりよ。
そして見てる間に気がついたけど、シンジ君が立ち直るシーンが第三村だから綾波の成長記録しかないよ。
嘘だろお前。
第三村
トウジ「車の中でいつの間にか寝てたっちゅーから、どーせ疲れとっただけやろ」
シンジ「…これは?」スッ
トウジ「ホテルニュー淡路」
シンジ「ふむ、本物か」
トウジ「なんや!?疑っとるんか!?」
シンジ「…いや、俺は実質タイムスリップだから…」
トウジ「ん、ま、まあそうか…んじゃ、説明するで。俺は鈴原トウジ!今は医者やっとる!」
シンジ「医者ねぇ」
トウジ「ま、医者と言っても医者の真似事、独学やけどな」
シンジ「縄文時代で同じこと言えんのかお前。んで、他の二人は?」
トウジ「ああ、綾波か?綾波は一緒に寝とった。今はそこにおるはずや」
シンジ「どーやらあの猿は一人起きてたらしいな」
トウジ「変わっとらんなぁ」
そういうお前もさ。その関西弁が第三東京にいてよく変わらないのはなんだよ。確か中学で関西弁使う奴ってトウジ以外いなかっただろ。んー、いたのかな。妹も関西弁だったから、関西と関東で派閥でも作られてたのか。来て1年も経たずにニアサード起こしてたしよく知らずにあの学年ともおさらばしちゃったから仕方がないな。
シンジ「それで、ここは?」
トウジ「ワイの病院や!と言っても、学校を勝手に拝借しとるだけやがな」
シンジ「そんなことも出来るんだな。ここに来るまでのサバイバルはケンスケから?」
トウジ「よー分かったな。せや、ケンスケがおらんかったら全員死んでたやろうしな」
綾波「…」
シンジ「!?」ビクッ
トウジ「おお、そっちも起きたか。村を案内するで、こっち来な」
全く、綾波の背後を取る術は心臓が凍る。後で教えてもらおうかな。そう思いながら学校を出る。ていうかトウジ、ここ本当に学校か?いや、まあニアサードで大変なことになって逃げた先に学校らしき建物があるから学校って呼んでるのか?全くわからんな。学校を出たら段々畑が目に入る。電車もだ。途中、トウジが医者だからか、妊婦とも挨拶をしていた。よく聞いてなかったが、俺たちが何かの組織から来た人間だと思われているらしい。そっちの方がいいか。
シンジ「…おー、すげえ」
綾波「ここ、不思議。人がいっぱい」
トウジ「…なぁ、綾波ってあんな感じやったか?」
シンジ「はっきり言って俺にもわからん…ただネルフでは綾波って呼ばれてた。俺の知ってる綾波ではないらしいが」
トウジ「ほーん…つまり記憶喪失っちゅーことやな」
綾波「記憶喪失…違うわ、私は」
シンジ「記憶喪失だろうとなんだろうと新しい場所であれば同じだ。さて、俺たちはどうするかね」
綾波「どうする…ここでは、何をするの?」
トウジ「せやなぁ…二人とも働いてもらうで!」
ケンスケ「碇は俺が預かろうかな」
トウジ「んー、まあワイら3人トリオの中で一番力の強いシンジが行けば力仕事も楽になるかもしれんな」
ケンスケ「さあ、こっちだぞ碇」
トウジ「…さて、ソックリさんは仕事やな!」
綾波「ソックリ?」
トウジ「おう!今日からのお前の名前や!いや、仮の名前…んー、わからんなぁ」
綾波「私は、綾波・ソックリ・レイ?」
トウジ「んなわけあるかい…」
ケンスケの家
ケンスケ「信じられるか?委員長とトウジが結婚したんだぞ?トウジももう一児の父親だ」
シンジ「信じられん…というより、ああいうのがうまくいくんだろうな」
ケンスケ「ま、ニアサードの後の苦労が二人の縁結びだったんだろうさ」
…聞けば、ヴィレのクルーは大半がニアサードを恨んでいるらしい。当然だが。しかし、ここ第三村の人間は、今の生活を生きるのを全力で、ポジティブにしているらしい。なんだかよくわからんが、ニアサードのおかげで会えた人間もいると自分なりに満足している人間とか、新天地で頑張ろうとか思ってる人間がいるらしい。そんな心意気が有ればとてもいい人間なんだろうな。例えば釣りが出来たり…
ケンスケ「…いつまで釣りの結果引き摺ってんだよ碇。お前らしくもない」
シンジ「うっせ。今を精一杯生きるのやってる奴がいる村だとその時の結果にしか目が行かないんだよ」
ケンスケ「ハハ…さて、ここが俺の家だ。トイレはそこにあるぞ。さて中に…」ガチャッ
アスカ「…何よ」
ケンスケ「シンジ、言い忘れていたな。アスカは事情があって今村に顔を出せないんだ」
シンジ「そういうもんか。事情は人それぞれだしなぁ。」
アスカ「何、私の裸を見ても赤面すらしないでその上に無視?」
シンジ「不思議だな、お前の裸は見る気がしない」
アスカ「なんですって…いや、いいや…」
ケンスケ「凄いな碇…」
アスカ「それで?食料を集めて贖罪のつもり?」
ケンスケ「ちょっ」
シンジ「ケンスケ。止めるなよ」
ケンスケ「ああ、もう、2号機が日本に来た時以来じゃないか…!」
その頃第三村
綾波・ソックリ・レイ(仮称)「私、綾波・ソックリ・レイ。よろしく」
おばちゃんA「長い名前だねぇ…んー、綾波じゃダメなのかい?」
綾波「私もいいと思う。けど、私以外に綾波がいる」
おばちゃんB「何言ってんの、私なんか苗字が鈴木でこの村だと12人くらい被ってるわよ」
綾波「…苗字は被ってもいいものなの?」
おばちゃんA「親からもらった名前と苗字なんだから、変えられっこないよ」
おばあちゃんB「さて、綾波さん。仕事、してもらうよ!」
綾波「仕事…仕事って、何?」
おばあちゃんA「そう来るかい…そうね、皆んなで汗水垂らして動きましょうってことかね」
綾波「汗水…」
一方その頃ケンスケ宅
シンジ「どぅりゃあ!」ブンッ
ケンスケ「で、出た!!使徒に通用するシンジの巴投げ!!」
アスカ「そんな古臭い技、通用しないわよ!」ブンッ
ケンスケ「回し蹴りだぁぁ!!」
…ケンスケ、お前意外とそういうところにも知識使ってるんだな。驚きよりも何よりもちょっと怖いわ。それ以上に巴投げは使徒の触手を使った遠心力で投げただけだからな。勘違いするなよ。しかし、エヴァじゃないと結構疲れるな…14年間眠ってたからかな。あれ、下手したら死ぬの俺じゃね?
アスカ「ふんっ!」シャッ
シンジ「ジャブか!だが無駄だ!」グゴッ
ケンスケ「骨に入った!!しかも下顎!!」
アスカ「ぐっ…」フラ
ケンスケ「って、違う!ストーップ!!もう勝負はついただろ!?」
シンジ「チッ!」
アスカ「ほんっと…サイッテー…クズが…」
シンジ「…ザコが」
ケンスケ「ハハ…そうだ、碇。綾波の様子も見てきてくれないか?ここに住むんだったら仕事内容もある程度覚えておかなきゃいけないぞ」
シンジ「それもそうだな。ったく、石で頭ぶっ叩きやがって…」
ケンスケ「…あれは流石に度を超えた喧嘩だよ…」
アスカ「ケンケンも十分楽しんでたじゃない?」
ケンスケ「うぐっ」
第三村
シンジ「綾波〜」
綾波「碇君」
おばちゃんA「何よ、綾波さんで合ってるじゃないの」
綾波「そうらしいわ。それで、何?」
シンジ「俺も仕事覚えてこいってケンスケから言われてな」
おばちゃんB「それじゃあ、この野菜を洗ってもらおうかな」
シンジ「…折らないように気をつけとこ…」
その後、俺は、まあ。なんと言うか。爪を切って手を洗い、野菜を洗った。田植えもやった。こればっかりはネルフで年に一度あるって言う謎の行事でやった田植えの経験が活かせた。あの時の天然酒樽は確か、『麦ビールが増えるわぁ!』とか言ってたな。その時はうっかり田んぼに沈めるところだったけど、今だったら完全に沈めてるな。うん。
シンジ「…3本掴んで…真っ直ぐ…」
おばちゃんA「どっかでやってたのかい?」
シンジ「最近、一回。父親の付き添いで」
おばあちゃんB「お父さん?どこかにいるのかい?」
シンジ「…いえ、父親との関わりはあんまりなくて…家庭内別居したまま母親が死んでまして」
おばちゃんA「ああ、そうかい。すまないね、そう言うこと聞いちゃって」
おばちゃんB「まあ、ここはそう言う人が多いからねぇ。今更不思議がらんよ」
綾波「シンジ君のお父さん、死んだの?」
おばちゃんA「ちょっと、そう言うこと聞いちゃ」
シンジ「綾波、お前は知ってるだろ…」
綾波「…?」
おばちゃんB「それじゃあ天然かしら?可愛くて天然だなんて、羨ましいわぁ」
…そいつ、結構やばいですよ。そう言わない俺は、優しい。優しい…はずだ。多分な。そう思いながらケンスケの家に行き、綾波の様子を伝え、寝る。さて、ヴィレは一体いつ来るだろうか。そこら辺分かりたいが、あいにく赤毛サルとは険悪な仲。無理だな。
翌朝 ケンスケ宅
アスカ「…チッ。寝たふりも飽きて来るわね…」
シンジ「ふっ!ふっ!」ブンッブンッ
アスカ「アンタのせいよ!!」
シンジ「あ!?」
ケンスケ「二人ともうるさいよ…」
さて、仕事を覚え、自分の名前を最初から綾波・ソックリ・レイにしてしまった綾波レイ(仮称)!そのレイに対し、式波・アスカ・ラングレーはシンジに対する好意は仕組まれたものだと説明する。
それに対して綾波はどう返答するのか。前回の綾波のそこには行けないの意味とは。
恐らく次回、ニアサードインパクトとその続きを起こした碇シンジがヴィレへ戻る予定!
零号機(レイ)にたぶらかされてササッと戻ってきたシンジに対する鈴原サクラの気持ちとは!!