さて、パーペキな敵の艦にやられっぱなしのヴンダーだが、今度は敵艦が戦線を離脱していく。これ幸いにと突っ込むミサト。お前本当に大丈夫かと見つめるリツコ。
そして、アスカが使う新2のA.T.フィールドを破る奥の手とは。
黒き月周辺
北上「あ、変です!ネルフ戦艦が戦線を離脱、降下していきます」
ネルフ戦艦達『キュー…』
ミサト「呪われたセカンドインパクトの爆心地、カルヴァリーベースか…地獄の門が再び開いている?まさか!」
リツコ「…ミサト」
ミサト「光の翼?セカンドインパクトと同じ方術でフォースを起こすつもりなの?」
リツコ「いえ、ガフの守り人として建造された船をトリガーにはできないはず。それに、黒き月を取り巻く事象が計画とは違う。これはゼーレのシナリオにない、私たちの知らない儀式よ」
ミサト「全くの予想外、アナザーインパクトというわけか。状況はどうあれ、ネルフの計画は全て叩き潰す!」
北上「なんか黒き月が変わってません?」
高雄「知るかよ」
ミサト「主砲発射準備!3番艦から先に沈める!」
日向「使用可能な全ての砲門を3番艦に向けろ!」
北上「いつも思うんだけど、光の点滅で目とかやられないわけ?日向さん」
長良「今はどうでも良いでしょう」
ミサト「私語は慎め。超電磁直撃弾装填。方位盤、連動不要!各砲準備でき次第発射開始!」
リツコ「しかし建造計画では4番艦まで」
ミサト「撃てぇ!」
リツコ「(そんなんだから人にセリフ遮られるのよ)」
4番艦『ぬぉぉぉぉっ…』
北上「下から!?」
ミサト「状況は!?」
多摩「直撃です!何かに両舷の第2船体を貫通されました!」
日向「艦首損傷!主砲塔システムダウン!」
リツコ「4番艦ゲベート!罠にハマったわね、私たち」
その頃シンジ君
シンジ「うおっ!?おっ!?おおっ!?…地震か!?いや、空飛んでるから地震はないか…」
ないな、うん。流石に地震はない。俺がいた時代には空飛ぶ船なんかなかったしな。うん。言い訳だけど、地震もそんなになかったから、言い訳にもできないしな。うん。さて、えーと、うん。間違いなく俺これ状況把握できてないからな。ビデオ通信とかでなんか出してろよ。いや、出したらダメか。精神的動揺的なアレか。全くリツコ様は面倒だねぇ。
次にネルフ本部
アスカ「仕上げのインパクトにはどのみちこいつが必要になる、だから、確実に今始末しておくしかない!」
マリ『まだ〜!?ちょっと少しかなりキツイにゃ!?』
アスカ「獲物が目の前にいてままならない上に限界が来るなんてストレス!!最後の手段ね。ごめん、新2!また無理をさせるわ。全リミッターを解除!裏CODE999!」
マリ『裏コードスリーナイン!?…銀河鉄道かにゃ?』
アスカ「んっ…んぐ…!!この!!」ブンッ
青葉『パターン青!ネルフ本部内に第9使徒の反応あり!」
マリ『ほらっそらっ!!姫、使徒の力を使う気!?』
アスカ「さあ…行くわよ…!!エンジェルブラッド…全量注入!」
新2『ゴキュゴキュギィッ…グワァァァァァァ!!!!』(使徒化)
アスカ「んがぁぁぁぁぁあぁ!!!」ドンッッ
マリ「姫、人を捨てる気!?」
アスカ「新2のA.T.フィールドを…私のA.T.フィールドで中和する!!」ブチィッ
マリ「やめろ姫!!」
アスカ「うらぁぁぁぁぁ!!」ズバァンッ
ミサト『使徒の十字架!』
アスカ「あぐっ…ぎゃぁぁぁあ!!…が…!シングルエントリーじゃ…なかったの!?」
第13号機『ズキュッ』
マリ「そうか!ゲンドウ君の狙いは使徒化した姫!!ってえぇ!?」ドーンッ
アスカ「!?…式波タイプ、私のオリジナル…かしら?」
オリジナルアスカ「フフ…最後のエヴァは神と同じ姿。あなたも愛とともに私を受け入れるだけ」
アスカ「お生憎さま!」
オリジナルアスカ「フッ…無駄よ、お馬鹿さん」
アスカ「な、何繧キ繝ウ」
マリ「アスカぁ!!」
ヴンダー
青葉「新2号機、全ての信号をロスト!パイロットの状況不明!」
ミサト「エヴァの心配はできないわよ…」
多摩「補機N2機関大破!」
日向「くそ!今度はなんだ!?」
北上「エヴァっぽい何かに取り憑かれました!」
リツコ「パターン青、エヴァオップファータイプね」
ミサト「パイロットごとマーク9を新造したのか」
北上「パイロットごと!?」
高雄「綾波レイがクローン体だ。パイロットごと作れるだろうよ」
マーク9『ドロォ…』
多摩「やばいです!艦内が物理的に侵食されていきます!」
リツコ「排除、急いで!」
サクラ『やっていますが侵入速度が速すぎて対処が追いつきません!』
その頃シンジ君
シンジ「ひゃあっ!?…えっ…と…?これは、一体…?」
何、この青いの。何、この。これ。これ!!いやー待てよ。確かどっかで見たことあるぞ。そうだな。新しい零号機っぽい羽生やすあいつが最後ヴンダーに出してたな。アレか。全く、パターン青と言いこの青と言い、青は俺たちになんか恨みでもあるのか。青色は一体的なのか?いや、そう考えるとあれだぞ。青と並べて語られる赤は味方になるぞ。この場合2号機が当てはまるな。赤と青を混ぜた紫色してる初号機もまさか…いや、まさか…
戻ってヴンダー
青葉「マーク9、VD防壁を突破!」
多摩「ダメです!コントロールが全部乗っ取られました!」
北上「ってことは!」
長良「落ちますね」ヒューゴン
高雄「こいつは、やられたな」
リツコ「さすがは冬月副指令。見事だわ」
ミサト「後は見るしかできないってわけね…」
冬月『人工的なリリスの再現。そして黒き月の槍への強制流用。舞台は整えた。あとの大詰めはどう演じる。碇』
青葉「艦首甲板上に侵入者を確認!」
ミサト「碇指令…!?」
その頃ネルフ本部上
マリ「ごめん姫。まさに懺悔の極み。この場は、一時後退しかなさそうねってデカっ!」
艦首甲板上
ミサト「ご無沙汰です、碇指令。」
ゲンドウ「これまでご苦労だった。葛城大佐。この船は予定どおり私たちが使わせてもら」シュッカンッ
リツコ「…」
ゲンドウ「君か。問答無用とは、あいかわらず目的遂行に関し躊躇がないな」
リツコ「ええ。あなたに教わったことです」バンッバンッバンッ
ゲンドウ「…神に障壁はない。来るものを全て受け入れるだけだ」
ミサト「碇ゲンドウ。ネブカドネザルの鍵を使い望んで人を捨てたかっ。」
ゲンドウ「この世の理を超えた情報を、自分の体に書き加えただけだ。問題はない。この後に2号機が飛んでくるが、それも問題はない」ドンッ
ミサト「!」
ゲンドウ「私が神を殺し、神と人類を紡ぎ…使徒の贄をもって人類の神化と補完を完遂させる。」
ミサト「そのためにアスカを使い捨てるか、碇ゲンドウ!」
ゲンドウ「綾波と式波型パイロットは元よりこのために用意されていたのだ。問題ない」
リツコ「第13号機が!」
シンジ「問題大有りだぜおっさん!」ゲシィッ
ゲンドウ「!?」バァンッ
さて、飛び出して来たのは良いものの、どうすれば良いんだおい。とりあえず、銃で撃たれても死なねえやつに俺の空手は通用しなさそうだよな。とにかく焦りすぎてヤクザキックで吹っ飛ばしちまったけど、これ俺どうすれば良い!?どうすれば正しくあいつを殺せる!?いや、殺すはダメか。うん。じゃあ、どうすれば良い!?とりあえず13号機は白くなりやがったし!変な槍が変な穴に入って紫色のデカい変なの出してたし!
リツコ「これが人類…いえ、この星の古の生命のコモディティ化!」
ミサト「全ての魂をコアに変え、エヴァインフィニティと同化させる…フォースインパクトの始まりか!」
ゲンドウ「っ…そうだ。セカンドインパクトによる海の浄化。サードによる大地の浄化。そしてフォースによる魂の浄化。エヴァインフィニティを形作るコアとは、魂の物質化人類という種を捨て、その集合知を汚れなき楽園へといざなう最後の儀式だ。セカンドインパクトと引き換えに自らの仮説を実証した君の父上。葛城博士の提案した人類補完計画だよ」
シンジ「なげえわ!」ゴキィッ
リツコ「腕挫十字固!」
ミサト「…父の世迷言は必ず止めてみせます」
ゲンドウ「知恵の実を食した人類に、神が与えた運命は二つ。生命の実を与えられた使徒に滅ぼされるか、使徒を殲滅し、その地位を奪い、知恵を失い、永遠に存在し続ける神の子と化すか。我々はどちらかを選ぶしかない。ネルフの人類補完計画は後者を選んだゼーレのアダムスを利用した、神へのはかないレジスタンスだが果たすだけの価値のあるものだ」
リツコ「私たちは神に屈した補完計画による絶望のリセットではなく、希望のコンテニューを選びます」
ミサト「私は神の力を持ち克服する人間の知恵と意志を信じます」
ゲンドウ「真理に対する捉え方の違いだ。葛城大佐には世界が。赤木君には幸せの形が見えていない。人の思いっは何も変わらんよ。
シンジ「知るかボケっ!!」ゲシィッ
ゲンドウ「フンッ…これで全てのホースマンは揃った。」
ミサト「シンジ君危ない!」
ゲンドウ「」カッ
シンジ「ぬぉあ!?」ドカァンッ
ゲンドウ「では、預けていたエヴァ初号機を返してもらう」
シンジ「待てやクソ親父!」
ゲンドウ「親父?」
シンジ「浮くなおいコミュ障!!」
ゲンドウ「…」
シンジ「おい!!!」
ゲンドウがコミュ障のままどこかへと飛び去っていった回(????)
次回予告。碇ゲンドウはヴンダーの手出しできないマイナス宇宙へと向かった。そこに入るためには一体どうすれば良いのか。
そして、入ったとしても一体どう戦えば良いのか。シンジが意を決してエヴァに乗ろうとした時、北上ミドリの怒りが炸裂する。